Column / 2021 12,14

【高幡不動】利便性も十分!歴史と自然が残る街で風情ある暮らし

大瀧 亜友美(おおたき あゆみ)

山形出身で、東京在住歴は約10年。未だにお上りさんのようにあちこちの観光地を訪ねては、素敵な町探しにいそしんでいます。好きな街は、落ち着いた雰囲気のあるローカルな町。
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関東三大不動のひとつ「高幡不動尊金剛寺」で有名な高幡不動。駅からお寺までの道のりには参道通り商店街があり、縁起物や名物がたくさん! グルメが楽しめる観光地としても知られている街です。

お出かけスポットとしてのイメージが強い街だったのですが、高幡不動駅に降り立ってみて最初に感じたのは利便性の高さ。新宿駅から35分という好立地にあるだけでなく、駅には多様な専門店が入ったショッピングセンターが入っています。

穏やかな街の雰囲気も印象的で、駅から少し歩くと自然豊かな風景が広がります。あじさいまつりや紅葉まつりなど季節ごとのイベントに恵まれているようで、ここなら四季の移ろいを感じながら生活できそうです。

歴史に自然、そして住みやすさがうまい具合に調和した街・高幡不動。実際に街を歩いて、その暮らしを体感してみました。

【高幡不動の基本情報】

駅名:京王線・京王動物園線・多摩モノレール「高幡不動」駅
ランドマーク:高幡不動尊金剛寺

■都内へも好アクセス!八王子へも出やすいエリア。

新宿駅までは準特急を使えば乗り換えなしで35分。区間急行・急行・準特急・特急・京王ライナーまで多くの電車が停まるため、使い勝手のよい駅と言えるでしょう。

さらに巨大複合施設が充実している京王八王子駅にも20分ほどで行けるので、日用品以外の買い物にも困りません。

京王線高幡不動駅の最寄りには、多摩モノレール高幡不動駅があります。多摩モノレールからも「多摩動物公園」へアクセスでき、乗車時間はわずか4分ほど。休日になるとご家族連れでにぎわう駅です。

そのほか駅南口には大きなバスロータリーがあり、京王バスや市内を走る日野市ミニバスが利用できます。京王バスで20分ほど揺られれば、「イオンスタイル豊田」がある豊田駅へも簡単に移動が可能です。

■老舗からチェーン店まで揃う、にぎやかな街並み

高幡不動駅の近くには、買い物できる場所が複数あります。

駅直結の「京王高幡ショッピングセンター」は、スーパーをはじめ、雑貨店・衣料品店・本屋などバラエティーに富んだ専門店が充実しています。

仕事帰りにも立ち寄りやすいので、頻繁に利用することになりそうな商業施設です。

南口から徒歩5分の位置にはスーパーマーケット「食品の店おおた」があります。お手頃価格のスーパーで、普段使いにはぴったり。

「高幡不動尊金剛寺」に行く道には「参道通り商店街」が。昔ながらのお店が数多く残っていて情緒ある雰囲気が素敵な通りです。

「開運そば」が有名な蕎麦屋さんや「縁起甘栗」が名物の甘栗屋さんなど、ご利益がありそうなお店があちこちに。さすが観光地と言わんばかりの見どころいっぱいの商店街です。

線路沿いには「若宮通り商店街」があり、個人経営の個性的な飲食店が並んでいます。駅まわりはチェーン店も多いですが、せっかくなのでランチは高幡不動ならではのお店に入ってみることに。

「Cafe しろくま」は、その名の通りシロクマがテーマのお店。店内のいたるところにシロクマの置物があって癒やされる空間です。

この日は「チーズバーガー(税抜900円)」に、食後のコーヒーとして「高幡ブレンド(税抜500円)」をセットに。お食事とドリンクを一緒に頼むと100円引きしてくれるのはうれしいところ。

チーズバーガーはかなりのサイズ感で、ボリューム満点! カリっとした食感が楽しいバンズに、ジューシーなパテのコンビが最高です。たっぷりのチーズがとろけて、見た目も味も満足度が高いランチでした。

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■歴史あるスポットや自然、イベントが充実

南口周辺をひと通り歩いたところで、「高幡不動尊金剛寺」を訪れました。

「高幡不動尊金剛寺」は、関東三大不動のひとつとして数えられている寺院。国定公園・都立自然公園のひとつである「多摩丘陵自然公園」のなかにあります。

ここは新選組の副総長・土方歳三の菩提寺としても有名。境内では土方歳三の銅像や、位牌などを見ることができます。重要文化財や重要美術品などの指定文化財も多く、歴史を深く感じられる場所です。

裏山には山内八十八ケ所巡拝路があり、散策できるようになっています。

あじさいまつりや紅葉まつりなどのイベントの際は、その季節ならではの風景を堪能できるそうです。この日は天気もよく、清々しい気分で森林浴を楽しめました。

次に、駅反対側の北口にも足を延ばしてみました。

駅前は落ち着いた雰囲気で住宅街が広がっています。駅近くには敷地の広い小学校がありました。

小学校の裏には「向島用水親水路」と呼ばれる水路があり、ちょっとした散歩道になっています。今でも実際に使用されることのある水車は街のシンボル的存在。

時間の流れをゆっくりと感じさせてくれる、のどかな水の音が聞こえてきます。

さらに北へ足を進めると、「浅川」にたどり着きました。浅川土手はウォーキングコースになっており、ランニングや散歩などをしている人たちが。

夏になれば水遊びもできる、住人にとっては憩いの場所と言えそうです。

ほかにも、「大木島自然公園」「ねんも公園」など自然にあふれた公園が随所にあり、このあたりは本当に自然に恵まれている街だと思いました。

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■歴史・文化・自然・農業などあらゆる顔を持つ街

最後に、大正7年創業の和菓子店「高幡まんじゅう松盛堂」3代目の峯岸弘行(みねぎし ひろゆき)さんに、高幡不動の魅力についてお伺いしました。

(以下インタビュー。「 」内は峯岸さんのコメント)

——高幡不動の特徴は?
「高幡不動といえば、やっぱり日野市出身の土方歳三は外せません。土方歳三と同じ空気を吸ってみたいと引っ越してくる新選組ファンの方がいるくらいです。

それだけでなく、環境のよさに惹かれて移り住んでくる人も多いと聞きます。日野市は『緑と清流の街』と言われ、山と川、そして緑の多い地域。空気もおいしく川もキレイで、私もこの街が大好きですね」

——昔と今の変化は?
「多摩モノレールができたことから南北への移動がしやすくなり、町田や埼玉県から訪れる人が増えたように思います。あとはベッドタウンとして開発が進み、分譲マンションが増えましたね。

とはいえ変わらない部分も多く、自然はほどよく残っています。都市農業が盛んで、農業体験ができる場所も多いんです。小学校の給食では材料の31.8%を日野産の野菜を使用し、おいしいと評判ですよ。

さらに日野市では被災地の防災対策を地元に取り入れ、防災減災に努めています。より住みやすい街へと変化しているのでぜひ注目してみてください」

——高幡不動はどんな人におすすめ?
「特にお子さんのいるご家庭におすすめですね。すべての小学校に学童クラブがあったり、待機児童がゼロに近づいてきたりなど、子育てしやすい環境が整いつつあります。

また、高幡不動は毎月のようにお祭りがあるので、子どもも楽しく過ごせると思います。駅前の商店街が協力して行なう『たかはたもみじ灯路』は約3000個の灯ろうがとても幻想的です。

当店も街を盛り上げるべく、代表銘菓の『高幡まんじゅう』の味を守りながら地元に根づいたお菓子も開発しています。歴史と文化、農業や観光も盛んな魅力的な街なのでぜひ高幡不動に興味を持っていただけたら嬉しいですね」

■ファミリー層に必要な条件が揃った、子育てしやすい街

実際に歩いてみて、高幡不動は観光地としてだけでなく住みやすさの魅力があふれている街だと思いました。

ほどよく発展した駅前と、自然が豊かな街並みは穏やかな暮らしを求める人にはぴったり。さらに食育に力を入れているという情報もあり、子育て世代にもおすすめできそうです。

魅力的な個人店もまだまだたくさんあり、遊びに訪れるだけでは物足りない探索しがいのある街でした。

自然や歴史、利便性などあらゆる魅力が交差する高幡不動なら、快適な暮らしを手に入れられそうですね。

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