Column / 2021 06,21

【外苑前】おしゃれな表通りのそばで叶えるヘルシーで上質な暮らし

野崎さおり

編集プロダクション勤務、メーカーでの非正規社員などを経てライター。都内をバスか徒歩で移動するのが好き。転勤族育ちの引っ越し魔で、引っ越し歴は20回以上。現在は神奈川県川崎市に在住。

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日本を代表する企業のビルがそびえるオフィス街、そして秩父宮ラグビー場や明治神宮野球場など、スポーツ施設への玄関口としての顔をもつ外苑前。この数年で再開発が進み、新しいビルや高層マンションが複数できたエリアでもあります。

一方で、賑やかな青山通りから少し路地を歩くと、戸建てや低層マンションが並ぶ暮らしやすい落ち着いた一角があることはあまり知られていません。

お出かけ先やオフィス街としてのイメージがある外苑前の、暮らす街としての魅力を探してみました。

【外苑前の基本情報】

駅名:東京メトロ銀座線「外苑前」駅
ランドマーク:明治神宮野球場、the ARGYLE aoyama(ジ アーガイル アオヤマ)

■赤坂や原宿は徒歩圏内。地下鉄にプラスしてミニバスで小回り抜群

東京メトロ銀座線の駅である外苑前駅。地下鉄の駅としては1路線のみですが、お隣の表参道駅と青山一丁目駅も徒歩圏内。表参道駅では千代田線と半蔵門線、逆方向の青山一丁目駅では半蔵門線に加えて大江戸線にも乗り換えられます。

都営バスは千駄ヶ谷から広尾、目黒を結ぶ路線が外苑西通りを走っています。六本木ヒルズや赤坂方面を巡回する港区の「ちいバス」、恵比寿や代官山方面を巡回する渋谷区の「ハチ公バス」の乗り場も付近にあり、ちょっとした移動にも便利です。

原宿や赤坂へは徒歩で20分から30分ほど。毎日通っても飽きることのない表通りはもちろん、裏通りでは季節感のある静かな街並みも楽しめます。

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■DIY用品も手に入る! 品質重視の生活を支えるスーパーやホームセンター

便利なのは交通だけではありません。食品や生活用品のお店も充実しています。

青山通り沿いには「成城石井 南青山店」、キラー通りとも言われる外苑西通りには「ビオセボン 外苑西通り店」とセレクトショップタイプのスーパーが点在。

手頃な値段の生鮮食品や惣菜、日用品も並ぶ「ヴィルマルシェ青山店」も青山通りに面しています。住民の方によると、徒歩で15分ほどの「オーケー 千駄ヶ谷店」「ライフ 渋谷東店」といった大型スーパーでまとめ買いすることもあるとか。

日用雑貨類は、ホームセンターの「オリンピック青山店」が便利。ちょっとした家電からペット用品・DIY用品・自転車まで取り扱い豊富で、外苑前の地でこんなものまで買えるのかと思うほどです。

表通りを一歩入ると、暮らしの目線で街を見なければ気付かないような老舗の商店もあります。創業1950年の老舗鮮魚店「魚仙」は新鮮な魚やお刺身が並び、地元の人々が厚い信頼を寄せています。

日本各地の貴重な日本酒もずらりと並ぶ酒店「新川屋田島酒店」も古くからあるお店。お酒の好みを話すと相談にのってくれる頼れるお店です。

駅周辺にはファーストフードやコーヒーショップなど、ちょっとした休憩や食事に利用できるお店も充実。しかもどのお店も清潔感があり安心して利用できるのも外苑前の特徴かもしれません。

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■忙しい日常もヘルシーでセンスよく。スポーツジムやインテリアショップが充実

外苑前といえば「明治神宮野球場」「秩父宮ラクビー場」が有名で、スポーツ観戦が好きな人が集まります。そんなスポーツ愛好者や健康志向の人にうれしいのが、近隣のスポーツジムの充実ぶりです。

秩父宮ラグビー場のそばには、25mプールやサウナも備えた本格的なフィットネスクラブ「東急スポーツオアシス青山」があります。また人気のパーソナルトレーニングに対応した小規模なスタジオもあちこちに。

「明治神宮外苑」は、バッティングドームやゴルフ練習場、テニスクラブがあり、ウォーキングやランニング、犬の散歩などを楽しむ人も多く行き交う場所です。通勤などの移動に使う時間が短い分、自分にあった体力づくり、好きなスポーツを無理なく日課とするアクティブで健康的な暮らしが実現できそうです。

自宅で過ごす時間を豊かにするのに欠かせないインテリア雑貨のお店が充実しているのも外苑前らしさ。その中のひとつが、キラー通り沿いにある「sarasa design lab」。4階建ての店内には日常生活に取り入れやすいデザインの小物や生活雑貨、観葉植物や生花までが揃います。

タオルや食器、ステーショナリーなど、センスの良い品を取り揃えられていて、暮らしを充実させてくれます。

散策の途中でランチに寄ったのは、ベジタリアン料理がいただける「CITRON(シトロン)」。感度の高い人が多い外苑前らしいお店です。

フランス人オーナーが営むこちらのお店は、外国人のお客さんも多くカジュアルな雰囲気。お店に入るとショーケース内にグラタンやキッシュ、そしてサラダの材料が並んでいて、おいしそう。

サラダやサンドイッチなど4種類のランチセットから「キッシュセット(1,160円税別)」をいただきました。キッシュとスープはそれぞれ2種類から選べます。温かいキッシュはパイ生地がサクサク。かぼちゃのスープもたっぷり入っていて大満足でした。

■老舗店主が感じる街の変化。新しい住民も増えてきた外苑前

外苑前は東京オリンピックに向けた再開発で大きく街並みが変わったエリアでもあります。古くから外苑前を見つめてきた明治27年創業の豆菓子のお店、「青山胆馬屋」の太田垣宏司(おおたがき ひろし)さんにお話を聞きました。

(以下、インタビュー。「 」内は太田垣さん)

――青山但馬屋さんは、明治27年の創業とのことですが、太田垣さんは何代目ですか?
「今は兄と私、2人でやっていて5代目になります。私は昭和39年の生まれで、生まれてからずっとこの場所に住んでいます。小学校は青山小学校、中学校は青山中学校に通いました。小学校のころは、時代もおおらかだったので、秩父宮ラグビー場のなかに入り込んで遊んでいましたよ」

――長く外苑前の街の変化を見てこられましたね。
「長く街のシンボルのひとつだった『青山ベルコモンズ』の跡地に2020年『青山グランドホテル』が入っている『the ARGYLE aoyama』ができたのも大きな街並みの変化ですね。スーパーもここ数年で『成城石井南青山店』に続いて『ヴィルマルシェ青山店』もできました。食品の買い物は生協と組み合わせていることもあって、あまり不便は感じていません。

最近は、新しく建ったマンションに引越してきたのか、若いファミリーのお客さんが増えてきた印象です。以前、週末は夕方5時を過ぎると人通りがぱったりなくなったものですが、最近は休日の夕暮れどきに家族で買い物に来てくれる人が増えてきました。住人が増えてきた証拠だと思います。近所に住んでいるらしい外国人の方もちらほら買い物に来てくれます」

▲お店の人気商品「ピーナッツペースト」。千葉県産の落花生を使った濃厚な味わい。加糖と無糖、粒入り、粒なしがあり、一番人気は”加糖・粒入り”。ピーナッツペーストのサンドイッチも売り切れてしまうことが多いとか。

――改めて外苑前は、歩きやすくてきれいな街だと気づきました。
「そうでしょう。外苑の銀杏並木の美しさは格別ですね。都会であんなにも緑がきれいな場所は珍しいのではないでしょうか。秋が深まると紅葉もとてもきれいです。毎年たくさんの方が見にきて、うちのお店ではピーナッツペーストを使った『青山焼き』を食べながら歩く方も多いです。銀杏並木は外苑前に住む人だけでなく、たくさんの人にとってオアシスのような存在だと思います」

■住めば自然と上質な暮らしをおくれそうな街

今回、これまで通ったことがなかった脇道を歩いてみて気付いたのは、外苑前が静かできれいなことです。

低層マンションや戸建て住宅、小さな事務所や店が並び、住民の皆さんの心がけなのか、整然としている街並みに安心感があって、新しい住人が増えているというのも納得します。

国道246・青山通り、外苑西通りのような表通りの裏側には都心の日常という言葉から浮かぶイメージとは対極にある静かさやヘルシーで質のいい毎日がある外苑前。住む街として捉えてみると、新しい暮らし方が見えてきそうです。

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