五反田・実は住みやすい、意外な魅力の街

五反田といえば、駅の西側は大手企業が点在するオフィス街、東側は飲食街やネオン街というイメージが一般的ではないでしょうか?今回は、そんな五反田の意外な魅力や暮らしやすさについての最新情報をご紹介します。

目次
  1. 五反田の基本情報
  2. 五反田グルメを独自調査!
  3. 五反田の治安はどう?
  4. 暮らす人の声を聞いてみた!
  5. 進化する個性と魅力に注目!
記事カテゴリ 首都圏 東京23区
2023.07.21

東京都品川区に位置する五反田は、多くのオフィスや飲食店が立ち並ぶエリア。活気があり利便性も高い一方、「暮らす」というイメージは持ちにくい方が多いのではないでしょうか?しかし、街をじっくり歩いてみると、一般的なイメージとは異なる魅力が見えてきます。今回は、五反田という街の特徴や治安について、実際に暮らしている方の声も交えながらご紹介します。

■五反田の基本情報

駅名:JR山手線・東急池上線・都営地下鉄浅草線「五反田」
ランドマーク:五反田東急スクエア(旧・レミィ五反田)

東京の都市である五反田駅の風景

JR山手線・都営地下鉄浅草線・東急池上線の3つの路線が乗り入れる五反田駅。3駅隣の渋谷駅には、およそ7分で到着します。西馬込駅から押上駅を結ぶ都営地下鉄浅草線は、日本橋方面への移動に便利。東急池上線は、東急多摩川線と直通運行されているため、多摩方面へ向かう際にも重宝します。また、駅周辺にはホテルも充実しており、アクセスのよさからビジネスや観光の拠点になっていることがうかがえます。

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五反田駅のバス

五反田駅には、東急バスと都営バスも通っています。東急バスは川崎方面、都営バスは赤羽や六本木方面への移動に利用できそうです。

五反田駅前の風景

駅直結の「五反田東急スクエア」は、2020年4月に「レミィ五反田」から生まれ変わったばかりの大型ショッピングセンターです。B1・1Fには生鮮食品が揃う「東急ストア」が深夜24時まで営業しています。どうしても帰宅時間が遅くなってしまう社会人にとって、なんとも嬉しい営業時間。

五反田駅前

五反田は、駅を挟んで西側と東側に分けられます。西側は有名企業のビルが点在するオフィス街、東側は飲食店のほか、深夜営業しているネオン街もあります。エリアによってさまざまな個性がある街ですが、近年では、ベンチャー企業やIT企業が多く集まることから「五反田バレー」と呼ばれたり、また再開発計画も進められたりと、より魅力的で安全な街へと変わりつつあります。

■五反田グルメを独自調査!

五反田の魅力といえば、気軽に入れるカフェやラーメン店、夜は居酒屋からバーまで美味しいお店が豊富にそろっていることでしょう。なかでも、目黒川に架かる大崎橋から始まる「五反田商店街」は、近隣に勤める人や地元の人たちで常ににぎわう注目のグルメスポットです。そんな五反田商店街のなかから、選りすぐりのおすすめ店をご紹介します。

五反田のグルメ店

味のあるスナックや渋めの大衆食堂、おしゃれなイタリアンレストランなどが建ち並ぶ五反田商店街。少し横道に入ると目に飛び込んでくるのが、こちらの洋食店「バルセロナ」です。

「バルセロナ」の店内

日中はパエリアやタンシチューなどの人気ランチを提供し、夜はスナックバーとして営業しているこちらのお店。物腰柔らかなご主人と優雅なご夫人が店を切り盛りしています。ご夫婦から五反田の歴史を聞きながらランチを楽しめるのも魅力のひとつです。

そんなバルセロナのご主人曰く、「五反田には多くの肉料理専門店が点在する」のだそう。その理由は、2駅隣の品川に食肉の卸市場があるからなんだとか。

ミート矢澤の外観

こだわりの黒毛和牛を使用したステーキ・ハンバーグが人気の「ミート矢澤」。サラリーマンがズラリと列をなしています。ランチだけでなくディナーも楽しめるほか、テイクアウトのお弁当も人気だそう。

■五反田の治安はどう?

五反田は交通アクセスがよく、商業施設も充実していて利便性が高い一方で、住むには治安が心配と考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、先ほども述べたように五反田では再開発計画が進行中です。

現在、五反田駅と大崎駅の中間エリアでは「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」として、目黒川の水辺を生かしたオープンスペースや市街地などが整備される予定です。また、五反田駅と目黒駅の中間エリアでも、賃貸住宅・分譲住宅・オフィスビルの3棟による複合型の街づくりプロジェクト「MEGURO MARC(西五反田三丁目プロジェクト)」が進められています。これらの開発によって、五反田の街は大きく発展していく可能性があるでしょう。

ほか、五反田には昔から「城南五山」として知られる高級住宅街もあります。城南五山とは、城南地区(港区・品川区・目黒区・大田区の4区)の高台にある、島津山、池田山、御殿山、花房山、八ツ山の5つの高級住宅街の総称です。五反田にはそのうちの島津山と池田山があり、にぎやかな駅前とは異なる、閑静なエリアとなっています。

旧島津公爵邸

東五反田1・3丁目付近の高台「島津山」。清泉女子大学があり、学内にはルネサンス様式の洋館「旧島津家本邸(重要文化財)」が保存されています。

ねむの木の庭

東五反田4・5丁目付近の高台「池田山」には、上皇后陛下の旧正田邸跡地を整備した公園「ねむの木の庭」があり、上皇后様が詠まれた歌が草花と一緒に展示されています。

池田山公園の門

さらに目黒方面に3分ほど歩くと「池田山公園」の正門が見えてきます。隣の小学校から下校した子どもたちが、緩やかな坂を登り園内に歩いていきます。

池田山公園

池田山公園の池泉

公園の中心には池泉(ちせん)があり、回遊式庭園の造りになっています。種類豊富な植物も見どころで、春には梅、秋には紅葉など四季折々の景色を楽しめますよ。

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■暮らす人の声を聞いてみた!

今回は五反田の魅力を、五反田にオフィスを構えるアクトインディ株式会社に勤める天野珠代さんに語っていただきました。実は天野さん、この街に住みながら子育てをする一児の母でもあります。多面的に五反田に関わる天野さんが見てきた、五反田の「表情」とは?

(※取材は2019年に行いました)

五反田に暮らす天野さん

――五反田に住み始めたきっかけは?
「夫の祖父が起業した飲食店に嫁いだのがきっかけです。創業約60年の『辰巳家』という中華料理店で、最初は五反田の駅前に店を構えていました。その後、移転して今は大崎広小路寄りのエリアで店を営んでいます」

――五反田の住み心地は?
「うちのように『地域密着型の店』や『老舗の名店』など、ホッとするお店が多いところでしょうか。ほかにも、目黒通り沿いの緑道や公園など、世間のイメージより穏やかな印象のスポットが多くあります(笑)。また電車が3分に1回ほどのペースで来るので、近所に出かける感覚で隣駅に買い物に出られるのも住み心地がいいポイントのひとつかも。たとえば山手線に乗って品川駅のクイーンズ伊勢丹に出かけたり、池上線に乗って戸越銀座駅の商店街に行ってみたり」

――フットワーク軽く、便利に生活できる街なんですね。
「五反田駅前にはキャンドゥや無印良品などがそろい(現・五反田東急スクエア内)、五反田TOCビルにはダイソーやユニクロなどの大型店舗も入っています。目黒川沿いにはタワーマンションが増えた影響か、小さな公園や保育園も増えました。保活と入園のために引越してきたご家庭の話も聞きます。街並みもきれいになっていて、最近では『電線地中化』で山手通りが美しく変化しました」

――五反田は暮らしやすいですか?
「そうですね。実は五反田って、池田山や御殿山方面など閑静な地域もあるし、駅周辺にはIT企業のオフィスや大学のキャンパスもある。繁華街だけでなく、高級住宅街・オフィス街・学生街などさまざまな表情があるんです。休日は地元民ばかりになるので、道もゆったり歩きやすくなりますよ。我が家には1歳の息子がいるのですが、意外にも子育てがしやすい街だなと感じています」

■進化する個性と魅力に注目!

かつては、ソニー本社の最寄駅でもあることから「ソニー村の玄関口」としても知られた五反田。
今では多くのベンチャー企業のオフィスや、タワーマンションも建ち、新たな住民が増えています。

また、再開発が進む一方で、長く営まれている飲食店などの下町の趣が残っているのも五反田の個性。改めて五反田を俯瞰してみると、漠然としたイメージよりもずっと魅力的な街の素顔が見えてくるかもしれません。

この記事で五反田での暮らしに興味を持たれた方は、ぜひ三井のリハウス五反田センターにお立ち寄りください!豊富な物件情報をそろえてお待ちしております。