Column / 2019 10,07

【甲子園】“野球”をくつがえす“暮らし”の魅力。静かな住宅街、買い物も便利でゆったり過ごせる街

平田提

秋田県生まれ。兵庫県在住。
クリエイターへのインタビュー、Webサイト構築などをしています。
趣味は映画、漫画、Netflixの動画鑑賞、バードウォッチング、お茶、瞑想。
Webサイト:https://tog-gle.com/

今回取材で訪れた街は「甲子園駅」

甲子園……(遠い目)。
実は中学まで野球部だった私。松坂世代の激闘を見て甲子園にも熱狂していました。今でも高校野球のテレビ中継を見るたびに感動しています。

野球の印象が強いけど、甲子園周辺ってどんな街なんだろう。試合があるときって人が多かったりしないんだろうか。ただ子育て支援に力を入れている西宮市だし、ショッピングモール「ららぽーと」もあるので、暮らしやすいという噂は聞いたことがある。

もしかしたら私にベストな街かもしれない。
そんな期待に胸を膨らませながら、甲子園に行ってきました。

【甲子園の基本情報】

駅名:阪神電鉄「甲子園」
ランドマーク:甲子園球場

■梅田にも三宮にもアクセス良好

阪神梅田駅まで13分、阪神神戸三宮駅まで19分。
甲子園は両方に近くて、便利な駅です。

駅舎がきれいだなと思ったら、2011年から2017年に大幅リニューアルされたそう。この街のランドマークはやはり阪神甲子園球場。取材時は「第101回全国高校野球選手権大会」が始まってすぐのタイミング。平日ながら応援のお客さんが多くおられました。

▲駅の南側徒歩5分程度にある阪神甲子園球場。2019年時点で高校野球選手権大会は101回、甲子園球場自体は95周年。

駅の西口を出てすぐ右手にあるのが「Corowa(コロワ)甲子園」
アパレルショップ、飲食店も充実。西松屋などベビー用品や大型室内公園「ピュアハートキッズランド」があって、子育て世代にも優しい。カフェ・レストランとスーパーは22時まで営業しているので、遅くなった帰りの夕食や買い物にも便利そう。

▲元々はイオン。現在イオンは食料品スーパーのテナントとして入居

駅の北側を1分程度歩くと、「いかりスーパー」が。甲子園駅には他にイトーヨーカドー、ライフなどもあります。他のスーパーと使い分けもできそう。ファミリーでも、一人暮らしでも、駅前の買い物の選択肢が多いのは嬉しいですね。

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■公園も多く、南に行くと海が

こちらは、甲子園球場方面を左手に西に5分、少し南下したところにある「月見里公園」。滑り台や砂場、ブランコなどの遊具の他に、フェンスの中にSL機関車が。

▲SL機関車「C11-311号機」。

園内には、ちょっとした休憩のときに便利なベンチも豊富。ベンチの隣にはグラウンドもあって、遊具も多いので子供を遊ばせるのに良さそうです。取材当日も男の子と女の子が元気に走り回っていました。

月見里公園の他にも、「甲子園公園」「網引公園」など、住宅街の中に公園が多くあるのが印象的でした。また、甲子園は駅から車で約9分、徒歩だと約30分で行ける範囲に海があります。

海沿いには「甲子園浜海浜公園」があり、バーベキューなどのアウトドアも楽しめるそう。近くに海があるとレジャーもできるしリフレッシュできて嬉しいですね。

■駅から少し離れると静かな住宅街

月見里公園の近くは閑静な住宅街。道が広くて、街路樹がずっと植えられているのが印象的。街全体で景観や安全に配慮した街づくりに取り組んでいるように思えました。

住宅街の周辺には、カフェや観葉植物のお店もありました。フラワーショップ「Abeille(アベイユ)」では、アレンジメントのスクールも行っているそう。隣の「ヘンゼルカフェ」はハンバーグ御膳が有名な洋食喫茶。駅前に出ずとも、住宅街に息抜きできるスペースがあるのは嬉しいところ。

▲手前がフラワーショップ「Abeille(アベイユ)」奥が喫茶・洋食の「ヘンゼルカフェ」

今度は駅に戻って、北口に来てみました。こちらはずっと北の方のJR甲子園口駅方面まで住宅街が続いています。

とにかく道が広く作られているのと、歩道の中で歩行者と自転車が走る部分が分けられているので、子供と歩いていても安心。甲子園球場・ららぽーと・海浜公園などのスポットが充実しているだけでなく、住民の安全が守られているような街並みが印象的。

南口側の住宅街から感じた「景観や安全に配慮した街づくり」を北口側の住宅街からも垣間見ることができました。

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■活気をもたらす甲子園球場とその周辺

甲子園駅といえばなんといっても「甲子園球場」。球場付近は、野球観戦だけでなく買い物やレジャーも楽しめるスポット。例えば球場の前にある「ららぽーと甲子園」。幅広いジャンルのお店が入っているので、車で来るお客さんも多いようです。

安さとデザインで最近人気の「ワークマン」も入っていて、ここには関西初の形態「ワークマン プラス」が。イトーヨーカドーで生鮮食品も買えるし、ここだけで土日の買い物は済ませられそう。

▲広い入り口周辺では、子供たちが集まって遊ぶスペースも。
▲「キッザニア」があるのは日本では東京・豊洲と甲子園だけ(2019年現在)。

ららぽーとには、子供が楽しみながら職業体験できる「キッザニア」も入ってます。甲子園駅周辺の西宮市は子育て支援に力を入れていることもありますし、子育てには良い環境ですね。また、飲食店も豊富なので、買い物ついでにランチやディナーを楽しめます。

そしてこちらがメインとなる球場。
全国高校野球選手権大会の開幕前と開幕後に行ってみましたが、確かに球場周辺は人が多いです。ただ、地元の方にもお話を聞いてみると、この球場を本拠地とする阪神タイガースの試合後もファンの方はマナーを守って帰られるそうなので、そこまで音などは気にならないとのこと。

甲子園球場そばには「素盞嗚(すさのお)神社」がありました。
スサノヲノミコトを祀るこの神社は甲子園球場よりも昔からあったそう。球場ができてからは野球の神様としても参拝する人が増えたそうで、この日も球児がお参りに来てました。

▲野球のボールやベース型のお守りを買い求める人が多い。

甲子園駅周辺のローソンは全国唯一のタイガース仕様。中ではタイガース関連のグッズも売ってます。

■緑が多く静かで、優しい人たちに支えられる街

甲子園駅の野球以外の魅力も知ることができたところで、ここで生活する人にもお話を聞いてみることに。
今回、この街についてお話をお聞きしたのは、駅北側徒歩10分ほどにあるカフェ「Yun Tan cafe」店主の知平(ともひら)さんです。

▲開店から4年。店名の由来は沖縄の方言「ユンタン(ゆっくりわいわいする)」と「貯蔵(タンク)」をつなげたもの。 
▲「Yun Tan cafe」店主の 知平由佳さん。お母さんと二人で営業されているそう。

――知平さんは甲子園のご出身なんですか?
「はい、小・中・高と甲子園で育ちました。沖縄が好きで5年ほどいたんですが、こちらに戻ってきました」

――お店を開いた経緯は?
「管理栄養士として病院で働いていたとき患者さんに『外でも栄養バランスの良い食事が食べたい』と言われ、自分でもやってみたいと思ったのがきっかけです」

――甲子園で出店しようと思われたのはなぜなんですか?
「やっぱりこの辺の雰囲気は自分にも合うし、あったかい人たちがいることが分かっていたのが大きいですね」

――お客さんはどんな方が来られるんですか?
「平日のお昼や土日はママさんたちが多いですね。幼稚園の送り迎えの後などにいらっしゃいます。平日の夜は単身赴任の男性が一人で来られて定食とビールを頼まれることが多いです。毎日メインと副菜が違うんですよ。毎日来るお客さんでも飽きないようにしています。」

▲メインに副菜4種類、雑穀米や汁物がつくランチ。

――甲子園は住みやすい街ですか?
「住みやすいと思います。マナーが良くて優しい人柄の人が多いですし。仲良くなって、作ったお皿をお店に提供してくれたお客さんもいます。この辺は静かで緑が多いし、単身赴任で来られてる方も『ずっと住みたい』って言われるんですよね。『この店無くなったらもうこの街にいられない』って言ってくれる方もいて」

▲インテリアは知平さんのお姉さんのセレクトとのこと。

――街にしっかりとお店が根付いたんですね。
「街の憩いの場になれているなら嬉しいです。阪神ファンのお客さんももちろん多くて、いろいろ教えてくれて楽しいですが、そういう人ばかりでもない。いろんな人がいるけど、みんな優しい。甲子園はゆったり暮らせる街だと思います」

■道も人の心も広い街でゆったりした暮らしを実現

甲子園は、野球が好きだったら阪神甲子園球場で楽しめるし(漏れ聞こえる高校野球の歓声にワクワクしました)、そうじゃなくても静かにゆったり暮らせる街。

取材を通して、「野球」だけでなく「暮らし」にとっても魅力な要素が豊富な街だと分かりました。また、この街で1日を過ごして、一番印象に残ったのは道の広さと緑の多さ。それに商業施設やスーパーも大きく、のんびりできるカフェなど、ゆったりした時間が流れる場所が実は多いことに気づきました。

知平さんによると、甲子園周辺の学校は住宅街の中にあるので大きな通りを挟まないから、安全とのこと。子供から高齢者まで、住む人のことを考えて設計されている街だなとも思いました。

便利でゆったりと暮らせる場所を探している方は、一度甲子園駅を訪れてみてはいかがでしょうか?

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