Column / 2021 04,16

【所沢】大きな航空機が佇む公園がシンボル。都会と自然が隣り合う街

稲垣恵美(いながき えみ)

北海道で出版社に勤務したあと上京。まずは錦糸町というなかなかディープな街に住み、現在は埼玉県に居住。好きな街は、下町の人情があるところと、憩いの場所があるところ。素敵な街をみなさんに共有したいお散歩ライター。

Twitter:https://twitter.com/emily83601992

東京都に隣接する埼玉県所沢市は、明治44年に日本で初めて飛行場がつくられた「航空発祥の地」として知られています。

私は以前、所沢を代表するスポット「所沢航空記念公園」に足を運んだことがあり、大きな飛行機と緑が生い茂る広い公園が印象に残っていました。

所沢は自然豊かな街なのですが、実は人口34万人を超える埼玉県南西部の中心都市という側面も持っています。今回は、所沢の街の一部を歩いてみながら魅力をさらに深掘りしてみました。

【所沢の基本情報】

駅名:西武池袋線・豊島線、西武新宿線「所沢」駅
ランドマーク:グランエミオ所沢、所沢航空記念公園

■通勤急行も利用でき、都心へのアクセス抜群!

西武池袋線・新宿線の2路線が通る所沢駅は、池袋まで直通で約22分。西武新宿駅やJR山手線が通る高田馬場にも乗り換え不要と、ダイレクトに都心に出られるのが大きな特徴です。さらに通勤時間帯には通勤急行や通勤準急が利用できるなど、都内通勤にはもってこいの環境。

駅の東口・西口前には西武バスのロータリーがあります。新幹線が通る埼玉のターミナル駅である大宮行きや東武東上線・志木駅行きなど他路線へのアクセスも可能。そのほか大阪・京都方面への長距離バスや羽田・成田空港への直通バスも運行しており、旅行や出張に便利です。

所沢市内の移動は循環バス「ところバス」におまかせ。6路線運行しており、駅と公園・市役所などをぐるりと結んでいます。車がなくても日常の足となってくれそうです。

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■ショッピング施設やスーパーが充実。お買い物は駅前で完結

所沢駅の周辺にはお買い物スポットが充実しています。たとえば駅直通の「グランエミオ所沢」は、お惣菜ショップやカフェ・レストラン、生活雑貨からファッションまでがずらりと揃っています。2020年9月にはさらに店舗が増加予定とのことで、ますます便利になりそう!

駅には、大型デパートの「西武所沢S.C.」も隣接。2019年にリニューアルされたばかりで、ロフトやビックカメラ、無印良品など生活を豊かにしてくれるショップが大幅に増えました。

また、「西友所沢駅前店」「業務スーパー 所沢ファルマン通り店」などの大手スーパーもあり、生活用品はほぼすべてが駅まわりで揃います。

■にぎわいのある商店街と、広大な自然の「所沢航空記念公園」

続いて、駅の近くにある「所沢プロぺ商店街」から、街のシンボルでもある「所沢航空記念公園」までを散策してみます。

「プロペ商店街」とは、日本の航空発祥の地ということで“躍進・推進”を意味する「プロぺル」にちなんで名付けられたそうです。

商店街には、家族揃ってのご飯に便利な「ガスト所沢店」や、100円ショップの「ザ・ダイソー 所沢プロペ通店」、ドラッグストアの「マツモトキヨシ 所沢プロペ通り店」などの大手チェーン店や各種コンビニなど、毎日の味方になってくれるお店が立ち並んでいます。

また、脇の通りに入ると、地域に愛されるお弁当屋さん「マイ・キッチン所沢日吉町店」も。ボリューム満点のお弁当をお手頃価格で手に入れることができるので、忙しいときや献立に困ったときに、頼りたくなるお店です。

ランチは、商店街の中にあるイタリアンのお店「CANTINA(キャンティーナ)」へ。駅徒歩1分という好立地にあるので、立ち寄りやすいのが魅力。

バーカウンター風の席をはじめ、個室や貸し切り可能なフロアを完備し、一人での食事から会食やママ会など、幅広いシーンに利用できそう。

ランチは「本日のAパスタ」(790円)を注文してみました。この日は海老やアサリを使ったトマトソースパスタ。トマトの酸味と魚介の旨味が絶妙に絡んでいました!

ランチを食べたあとは、所沢駅から徒歩約15分の場所にある「所沢航空記念公園」へ。

日本で初めて飛行場ができた場所として、航空機の展示や「所沢航空発祥記念館」があり、所沢の歴史を学べます。この大きな航空機の展示は子どもが喜びそう!

園内には広々とした「子ども広場」「むさしの川」などがあり、子どもが自然の中で思いっきり遊ぶのにぴったりです。

敷地内には「所沢市立所沢図書館」もあり、自然豊かな環境で読書や勉強に励むことができます。外で遊んだり、本を読んだり。大人も子どもものびのび過ごせる良い環境ですね。

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■「便利な街なのに、自然が多いところが気に入っています」

最後に、所沢にゆかりのある人にインタビュー。多種類のスパイスやハーブをブレンドした配合香辛調味料“シーズニング”の専門店「スパイスキッチン ハーヴィーズ」で働く、柱谷美穂(はしらたに みほ)さんにお話を聞きました。所沢に住んで1年半の柱谷さんですが、この街が大好きだと言います。

▲「お店にも遊びに来てください!」と柱谷さん

(以下インタビュー。「 」内は柱谷さんのコメント)

———柱谷さんが所沢に住んだきっかけはなんですか?
「結婚を機に住み始めました。結婚前にも何度か遊びに来ていたんですが、そのときから“良い街だな”という印象がありました」

———実際に住んでみて、イメージは変わりましたか?
「駅周辺は栄えていますが、駅からちょっと離れるだけで小さな公園や静かな場所がたくさんあることに気づきました。休みの日は、読書や散歩をするために『所沢航空記念公園』によく行っています。また、住む前はもう少し都内に出るだろうと思っていたんですが、日常の買い物をはじめ大体の用事は市内で済んでいますね」

▲ショップでは約35種類のシーズニングを販売

———所沢にはどのような人が住んでいますか?
「ハーヴィーズのスタッフもそうなんですが、温かい方が多いと思います。お団子屋さんやカフェ、ラーメン屋さんなど、昔から経営している個人店も多く、どのお店に入っても人の温かみを感じられます。いろんなお店があるので、街を散策するのも楽しいですよ」

———所沢の魅力に感じるところはどこですか?
「都会と自然の両方を味わえるのが魅力です。所沢で子育てをしている友人は、公園などが多いから『子育てしやすい』と言っていました。最近だと、東京で流行っているお店も進出してきていて、所沢だと東京より並ばずに入れるのもちょっとお得に感じます(笑)。また『グランエミオ所沢』も店舗が増えるので、ますます便利になりそうで楽しみです!」

▲カフェスペースは、地域の人の憩いの場になっている

■地方出身者も安心できる、自然と温かみのある街

「駅前は洗練されているのに、街中を歩いているとなんだか落ち着く」

所沢を歩いてそう感じた理由は、すぐそばにある自然と、昔ながらの温かい個人店が残っているから。

今回お話を伺った柱谷さんも長野の自然豊かな街で育ったそうで、自然と隣り合わせの所沢に住み心地の良さを感じたそうです。

▲所沢のイメージマスコット「トコろん」

東京からは離れたくないけれど、都内に住むのはちょっと落ち着かない。そう感じている地方出身の人も、所沢は優しく包み込んでくれるような気がしました。

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