Column / 2019 03,01

【中目黒】桜並木だけじゃない。住んだらもっと好きになる、気取らないナカメの暮らし

田中春香

東京の下町出身。昭和の最後生まれ。実家の近くにオシャレなカフェがボコボコ出来て戸惑い中。芸能事務所で8年間マネージャーを務めたのち「別の仕事もしてみたい」を理由に退社。現在肩書きなし。趣味は三脚を使用しない自撮り。
Instagram:https://www.instagram.com/crazyselfietanaka/

東京出身、女性の一人暮らし歴6年。
思えばいろんな街に住んできました。
そんな私がたどり着いたのは、東京随一のオシャレタウン中目黒。

「ナカメに住んでるんですか? オシャレですね!」
「やっぱカフェとか好きなんすか?」

そんな質問を受けるとき、私は答えに窮する。

「当時片思いしてた男の人が住んでたから、越してきただけです」

あまりにも残念なこの理由は、そう簡単に他人に告白できない。でも、そんな理由で中目黒と、ご縁が生まれてしまいました。

私も引っ越す前は御多分に洩れず
「さぞかしオシャレなだけの街なのでしょうよ」
「住みやすさは諦めよう」
「買い物には不便なんだろうな」
など、わりかしネガティブな印象を頭の片隅に持ちながら、この街にやって来ました。

しかし、実際に住んでみると“とんでもない”。
この街は駅周辺を起点に、行き尽くせないほどの飲食店や生活を手助けしてくれるお店があります。そして何よりアクセスが最高!

中目黒は“住む場所”としても、強い魅力のある町なんです。

【中目黒の基本情報】

駅名:東急東横線「中目黒」駅
乗換えできる路線:東京メトロ日比谷線「中目黒」駅
ランドマーク:中目黒高架下

渋谷・恵比寿・六本木・原宿(明治神宮前)・新宿(新宿三丁目)・池袋まで一本。駅という駅に、とにかくアクセスしやすい最強ステーション!

副都心線に直通している東急東横線と、東京メトロ日比谷線の2つの線が乗り入れている中目黒駅は、主要都心駅へのアクセスは抜群。東急東横線の急行も停車するため、横浜駅までも27分と、利便性は抜群です。

また、駅前を走るバスは池尻大橋駅方面、目黒駅方面へも細かく停留し、本数も多いため多少駅から離れた場所に住んでも不便さは感じません。

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▲駅前のバスロータリー

なんと言っても目黒川の桜並木

目黒川の桜並木は、中目黒を語るうえで外せないスポットです。「花見の季節にしか中目黒に行かない」という人も多いかもしれません。
この桜並木は春の美しさはもちろん、冬はイルミネーションで華麗に彩られます。この桜並木に四季を感じながら優雅に暮らせるのは、中目黒住民の特権でしょう。

なお、大通りから逸れた目黒川沿いの道は静かで、散歩にもぴったり。都会にいながら緑に恵まれた環境で暮らしたい人に、目黒川周辺の住居はとてもおすすめです。

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駅チカには、綺麗な銭湯や大きな病院も

駅から徒歩約3分の好立地に位置する銭湯「光明泉」は、テレビでもよく紹介される綺麗で居心地の良い温浴施設です。

▲女性にも人気があります。すれ違う人はスタイルが良くて綺麗な方ばかり…!

同じく目黒川沿いには「東京共済病院」などの医療施設も整っています。駅からすぐのため通いやすく、住む場所としての安心感もバッチリです。

そしてやっぱり、中目黒高架下!働く人々の味方です

中目黒駅の線路の下には、センスのいいお店の数々がずらりと並びます。
朝7時から夜24時まで営業しているスターバックスをはじめ、待ち合わせやちょっとしたギフト選びにも便利な蔦屋書店など、個性的な飲食店が軒を連ねています。深夜まで営業するカフェは、遅くまでパソコン作業をするノマドワーカーの駆け込み寺としても大活躍。

夜遅い時間帯でも駅周りを中心に人通りも多く、街全体が明るいので、女性の一人暮らしでも安心です。

ここまではみなさんのイメージする中目黒と大きな違いはなかったかもしれません。

「じゃあ、暮らしてみたら、どうなんだ?」
そんな疑問にお答えすべく、実際に住んでみた私が感じた「飾らない、居心地の良い中目黒」を紹介していきたいと思います。

スーパーに昔ながらの商店街、さらにこだわりの八百屋まで

中目黒は意外と生活用品を購入する施設が充実しており、例えば先ほどご紹介した中目黒高架下の横には大きなスーパーがあります。

▲駅前のTokyuストアは24時まで営業。中目黒住人の台所となっています。

また、駅近辺には「ニトリ」やご存知「ドン・キホーテ」もあり、日用品から家電や家具まで買い物には困りません。

リーズナブルにお買い物をしたいときは、目黒銀座商店街へ。味のあるお店が軒を連ねる通りは温かい風情が残っており、「スタイリッシュな中目黒」とは少し違った趣も。

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▲中目黒小学校が110周年を迎えた時の商店街アーケード。

▲レトロなお店が立ち並びます
▲コンビニに隣接した屋外スペースでお手頃価格の野菜を購入できるなんて!

また、こだわりの野菜を取り揃えた「旬八青果店」に出向けば、安全で新鮮な野菜を手に入れることができます。

朝活にせんべろ⁉︎どんなライフスタイルでも楽しく

また、中目黒の魅力は様々な職業・生活習慣の人でも便利に暮らせる多様性かもしれません。例えば忙しい朝にホッとできる朝食がとりたい」という方には「Onigily Cafe」がおすすめ。

▲朝88から営業。モーニングはセレクト自由なおにぎり2個に、お味噌汁と小鉢と飲物がついてワンコインの500円(税別)と素すばらしいスパ。爽やかな白壁の落ち着いた店内は仕事前にふらっと立ち寄るには絶好の場所、朝から元気をもらえます。
▲手前が梅、奥がツナと塩昆布。甘辛いツナに塩っ気のある昆布が絶妙!

仕事終わりに中目黒で一杯したい方は、大衆酒場藤八で「せんべろ」しちゃいましょう。中目黒は財布に厳しい高級店ばかりと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
中目黒「藤八」は種類豊富でオリジナリティ溢れるおつまみと豪快で温かい接客で一見さんでも楽しいお店です。

▲店舗は2階に。味のある外観が特徴。

歩いて見つける、あなただけの「中目黒」

数多くのお店がひしめく中目黒。派手で賑やかな印象を持っている人も多いかもしれませんが、その中でも少し変わったほっこりムードを提供してくれる隠れ家のようなお店が「のひのひ」。山手通りを一本入った路地にあるこのお店は、2009年のオープン以来、多くの常連さんに愛されるご飯屋さんです。

▲一見さんには少し勇気のいる!?急な階段を昇上ったには……
▲どこか懐かしい空間が広がっていました。取材をした1月は、毎年恒例というお客さんによる「書き初め」が壁に展示されていたり、季節ごとに、お餅つきなど個性的なイベントを行うったりするともあるそうです。

店主のやまさきさんに、中目黒でお店を出したきっかけや街の魅力について伺ってきました。

(以下、インタビュー。「」内はやまさきさん)

▲お客さんから「さきっちょ」の愛称で親しまれるやまさきさん。写真から伝わる優しい雰囲気がそのまま料理になったような献立の数々は、日替わりでその時々に揃っている美味しい食材で決めているとのこと。

ーー中目黒でお店を出そうと思ったきっかけを教えてください
「お店を出す前に勤めていた飲食店が代官山にあり、そのときのお客さんにも来ていただけたらと思って中目黒を選びました。中目黒は観光客の方も多く行列店もたくさんありますが、山手通りから少し外れたり、駅からちょっと歩いてみると意外にも落ち着いたりしていて、地元の人しか知らないようなコーヒー屋さんやこぢんまりとした雑貨屋さんもあるんです。観光エリアと住んでる方々のエリアがちゃんと区別されているところも気に入っています

ーーお客さんはどんな方が多いですか?
「近隣にお住まいの人をはじめ、編集やデザイン・広告など、ものづくり関係の会社が近くに多いので、そういった職場にお勤めの方もたくさんいらっしゃいます。お客さんがお客さんを呼んでくださる形で、似たような空気の方々が自然と集うようになっているのかもしれません。
お一人でいらっしゃっておつまみで一杯、という方もいれば、ひとくちにぎりとメインのおかずを夕飯で召し上がっていく方もいます。カウンターでお客さん同士が、お気に入りのお店を情報交換していて、それぞれに自分のリラックスできる穴場を見つけているみたいです。
私もそういった雰囲気のお店にしたいと思っていたので、お客さんから『誰でも彼でもじゃなく、とっておきの人を連れて来たい』と言っていただいた時、とても嬉しかったです」

▲くるま麩と小松菜のうま煮と、ひとくちおにぎり(シソと梅)。肉厚のくるま麩はたっぷりと味が染み込んでおり、食べやすい一ひとくちにぎりがすすみます。

ーー中目黒の魅力を教えてください
駅周りをはじめとした賑やかでオシャレな部分と、通りを一本入ると残っている昔ながらの家々から漂う地元っぽさ、どちらも持ち合わせているところです。だからこそ中目黒は、他の都心の街とは少し違う独特の味わいがあるのかなと思っています。どちらの面もあるから出会えたんだろうなぁと思うお客さんがいる、この街が好きです」

中目黒は「遊びに行くところ」じゃなくて「住むところ」

東京の中心らしいアーバンな気分を楽しみながら、ときおり覗かせる気さくな一面に癒される。様々な表情を見せる街・中目黒。遊びに行くのもいいけれど、住んだらもっとお面白い「中目黒、気取らない派閥」がもっと増えたらいいのにと、仲間を増やせないか画策中です。