学生時代を千葉の船橋で過ごした筆者。

「ららぽ行く?」と友人と示し合わせては、休日のたびに南船橋の「ららぽーとTOKYO-BAY」に通っていました。

ショッピングからプリクラ、映画、カフェまであらゆる娯楽スポットと、学生の頃の思い出がつまった「ららぽ」。

門限が近づくと、「南船橋に住んだらきっと楽しんだろうな」とまだ帰りたくない気持ちになったのを覚えています。

それから月日は流れ、南船橋の駅前には大きな「IKEA」や他の商業施設も建設された様子。

学生時代を思い出しながら、あの頃憧れた南船橋の暮らしを覗きに行きました。

【南船橋の基本情報】

駅名:JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅
ランドマーク:ららぽーとTOKYO-BAY

■東京駅まで25分。千葉だけでなく都内にもアクセスしやすい立地

JR京葉線・武蔵野線が通る南船橋駅。

京葉線の快速線に乗れば、乗り継ぎせず東京駅まで約25分、東京ディズニーランドのある舞浜駅には約10分で行くことができます。

武蔵野線は隣駅の西船橋を分岐点として、それぞれ東京方面・府中本町方面へ走ります。

府中方面は、新松戸や東松戸を経て、南越谷や大宮を通り府中に出るため、千葉・埼玉・東京と県をまたいで移動するのが特徴です。

隣駅の西船橋駅はJR京葉線・武蔵野線以外にも、JR総武線・東京メトロ東西線が通ります。

西船橋で乗り換えれば、千葉の船橋や津田沼、東京の新宿や日本橋まで一本で移動することが可能です。

■用途に分けて使い分けできるスーパーやディスカウントショップ

駅から少し歩くと食品を扱うスーパーも充実しています。

駅から徒歩約5分のところにあるのは24時間営業の「アコレ 船橋若松2丁目店」

スーパーと100円ショップが併設しているのが特徴です。同じレジで会計できるのが便利。

駅から徒歩約10分のところには商業施設の「ビビット南船橋」があります。

「ニトリ」「ジュンク堂書店」のほか、1階には「スーパーバリュー」が営業。手頃な価格で旬の野菜や鮮魚が手に入ります。

駅から徒歩約15分歩くと見えてくるのが大型ディスカウントストアの「オーケー 船橋競馬場店」

2階建ての広々とした店内には品数豊富な食料品が取り揃えられています。

267台収容できる駐車場もあるのでまとめ買いにも重宝しそうです。

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■買い物・教育・スポーツ。あらゆる角度から子育てを応援

南船橋には子どもと過ごしやすいショッピングモールや子育てを応援する施設が多いのも魅力の一つ。

駅から徒歩約3分の「IKEA Tokyo-Bay(イケアトーキョーベイ)」では、子どもの無料預かりサービスを対応。

「スモーランド」では4歳〜10歳までの子どもを60分まで無料で預かってくれるので、子連れでも落ち着いて買い物することができます。

南船橋駅のある船橋市では子育ての支援制度も充実。

0歳から中学3年生までなら、通院一回300円、入院一日300円のみの負担で医療を受けることができます。

親子で遊べる施設として開放されている「若松児童ホーム」では、乳幼児・幼児と保護者を対象としたイベントや相談会も開催。

保護者同士の親交を深める場としても活用できそうです。

駅から「IKEA Tokyo-Bay(イケア トーキョー ベイ)」「船橋若松郵便局」のある通りを10分ほど歩き「若松公園」までやってきました。

L字型につくられた公園は長さ約3キロ、面積約12,160平方メートルと広々。木々に囲まれた芝生広場を抜けると、すべり台やうんてい、アスレチック遊具があります。

園内にはバスケットゴールのある広場や野球場、テニスコートも。幼稚園児から中学生くらいまでの幅広い年齢の子ども達に出会うことができました。

さまざまな球技が楽しめる「若松公園」は、部活の練習の場としても活躍しそうです。

■約450店舗が営業。見どころ盛りだくさんの「ららぽーとTOKYO-BAY」

南船橋のランドマークでもある大型商業施設の「ららぽーとTOKYO-BAY」

駅から徒歩約10分のところにあり、駅前からは無料送迎バスも出ています。

「ららぽーと」第一号店の「ららぽーとTOKYO-BAY」は、敷地面積約17万平方メートルを誇る最大の店舗。

北館・南館・西館とある館内には、アパレルショップやインテリアショップ、生活雑貨店に食料品売り場など、あらゆるジャンルの店が約450店舗営業しています。

西館の3階にあるのは「TOHOシネマズ ららぽーと船橋」

館内には10ものスクリーンがあり、千葉県最大規模を誇るシネコンです。休日の娯楽だけでなく、仕事終わりのリフレッシュにも役立ちそう。

西館中央にはフリースペース「子供の広場」があります。

黄色いマットが敷かれたスペースを囲むようにして、保護者が座って見守れるチェアが設置されています。

買い物に飽きてしまった子どもを遊ばせながら、休憩できるスポットとしても活用できるかもしれません。

南館1階には、約420席ある広々としたフードコート「Harbor Dining(ハーバーダイニング)」があります。

フロア内には8店舗もの飲食店が軒を連ね、洋食から和食までバラエティも豊富。

賑やかな雰囲気でキッズスペースもあるので子ども連れでも安心です。

腹ごしらえに北館1階にある「Himalaya Curry(ヒマラヤカリー)ららぽーとTOKYO-BAY店」にやってきました。

本格インドカレーを味わえる館内の穴場スポットです。

▲温かみのある店内は落ち着いて飲食ができる雰囲気

この日はカレーが一種類選べる「チーズナンセット(1,450円)」をセレクト。

チキンカレーは、さらっとした口当たりにココナッツの風味がほのかに香ります。もちもち食感の生地にチーズがたっぷり入った、ボリューミーなチーズナンは食べ応え満点でした。

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■「終電が終わっても街は明るく人通りも多いので安心」

南船橋での暮らしを更に深く知るため、南船橋に住む中村 幸江(なかむら ゆきえ)さんを尋ねました。10年以上を南船橋で過ごしてきた中村さん。街の変化を含め、住人から見た南船橋についてお話を伺います。

(※以下、「」内は中村さんのセリフです)

――南船橋に住み始めたきっかけは何だったのでしょう?
「南船橋にはマンションの住み替えで13年ほど前に越してきました。今、私たちの住んでいるマンションができてから地域の子どもたちが一気に増え、1クラスだけだった小学校も6〜7クラスまで増えましたね。以前までは昔から住んでいる方が多い地域でしたが、今では初めてマイハウスを持つ30代前半のご家族が多い印象です。近隣にはペットを飼っている方も多く、犬の散歩をしていると数十匹の犬に出会えます(笑)。挨拶をきっかけに親交が深まることもありますね」

――長年住んでみて、街の変化を感じることはありますか?
「どんどん変化していますね。それに『船橋オートレース場』がなくなって、その跡地に新しい物流施設『MFLP船橋』ができたりもしました。駅から『ららぽーとTOKYO-BAY』に行くまでの高架下の道にオートウォークがついたり。それまでは300メートルほど距離がありましたが、その半分の距離がオートウォークになったので『ららぽーとTOKYO-BAY』へはだいぶ行きやすくなりましたね」

▲「ららぽーとTOKYO-BAY」西館1階にある「ロピア」

――近所に住んでいるとやはり「ららぽーとTOKYO-BAY」へ行くことも多いのですか?
「食料品の買い物は『ららぽーとTOKYO-BAY』内にある、『ロピア』によく行きますね。家族とは館内の『Monsoon Cafe(モンスーンカフェ)』でお酒と料理を楽しむことが多いです。『ららぽーとTOKYO-BAY』には、さまざまなジャンルの飲食店が集結しているので、友だちが来たときも店選びに困ることはないですね」

――南船橋では外食や娯楽に困ることはなさそうですね。
「そうですね。それに南船橋は商業施設が多いので、終電が終わっても街は明るく人通りも多いので安心、という一面もあります。商業施設の話でいうと、2011年の震災後に『IKEA Tokyo-Bay』のスタッフの方々が、現地でボランティアをしたそうなんです。掛け布団やタオル、懐中電灯も支援していたそうで。そういう企業が近所にある、というのも暮らしているうえでひとつの安心材料になりますね」

■一度の訪問では知り尽くせない魅力がつまった南船橋

生活用品を揃えるにしても、娯楽を楽しむにしても、十分すぎるほどに選択肢のある南船橋。

それだけでなく、子育て支援施設やショッピングセンターまで、南船橋はあらゆる角度から子育てを応援している街だということがわかりました。

それは中村さんが話していたように、地域に子どもが増え、親子で暮らしやすいように街が進化し続けた結果なのかもしれません。

一度、訪れただけではその魅力を味わい尽くせない街、南船橋。

住みよい環境を求めているご家族はぜひ何度かに分けて南船橋を訪れてみてください。

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いちじく舞(いちじく まい)

フリーライター・編集者。千葉の住宅街で生まれ育ち、包容力のある中央線沿いの街で暮らす。古着と焼き鳥が好き。

Twitter:https://twitter.com/ichijiku_mai