改札を出ると笑顔で駆け出す子どもたちと、それを笑顔で追いかける大人たち。
待ち合わせ場所で巡り合うと、手を取って映画館に向かうカップル。

まるでテーマパークを訪れたかのように老若男女がはしゃぐこの街は「港北ニュータウン」。

「でっかい……」
「広い……」
「すごい……」

私も今回初めてこの街を歩きながら、終始驚きの言葉が止まりませんでした。
しかし、徐々に違った街の魅力を知ることに。

港北ニュータウンの基本情報

駅名:横浜市営地下鉄「センター北」
ランドマーク:モザイクモール港北

生活も娯楽も、すべてが揃う買い物天国

港北ニュータウンは、横浜市の急激な人口増加に伴って開発されたエリア。長期にわたる開発期間を経て、1996年に最後の区画整理が完了しました。

横浜市営地下鉄のセンター北駅を降りるといきなり視界に飛び込んでくるのは、大観覧車が回る「モザイクモール港北」。

他にも「プレミアヨコハマ」や「ショッピングタウンあいたい」、「ノースポート・モール」など、大型のショッピング施設がたくさんあり、まさに買い物天国。

▲プレミアヨコハマ。近代的な佇まいが印象的で、入口前の広場ではたくさんの人がおもいおもいの時を過ごします
▲センター北駅から直結の「ショッピングタウンあいたい」。コンビニやカフェ、居酒屋や学習塾など、バラエティ豊富な店舗が入っています
▲「ノースポート・モール」。巨大な施設内には映画館も
▲ヨツバコ。「SLOW LIVING」をテーマに小さな子どもも楽しめる快適な空間が演出されています

個性溢れる施設に個性的な店舗が集まり、どの施設も駅から歩ける好立地。
港北ニュータウンは、さながら横浜の街をギュッとコンパクトにしたような街です。

▲車道と歩道が分離され、ウインドウショッピングも安心・安全

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整然としたうつくしい未来都市

商業施設の奥に目をやると、その先にたくさんの高層マンションが見えます。商業施設と高層マンションが駅周辺に密集しているため、通勤・通学・買い物の負担が最小限です。生活にストレスを感じない、利便性の高さがこの街の魅力。

▲港北センタープレイス。広大な敷地にA棟からG棟まで7つの建物が建ち並ぶ、総戸数728戸のビッグコミュニティ
▲駅前のロータリー。交番があり、ロータリーには常にタクシーが待機しています

整然としたうつくしい町並みはまさに未来都市。
夕方になると買い物袋をさげた親子が家路を急ぎます。

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未来都市に遺跡。新しさも古さも、両方を肯定する街

駅周辺を離れて北の方に歩くと、雰囲気が少しずつ変わり、太い道路に面して戸建ての住宅地が広がります。

住宅地周辺には公園も豊富で、子どもを遊ばせる場所には事欠きません。
中でも「牛久保東さくらんぼ公園」「徳生公園」の2つは、周辺住民の憩いの場になっています。

▲「牛久保東さくらんぼ公園」。遊具も揃い、週末の日中は親子連れがいっぱい
▲「徳生公園」。園内から伸びる緑道を歩けば風の音と鳥のさえずりに癒やされます

また街のあちこちには、牧歌的な癒やしを感じさせる畑や純和風の住宅といったスポットが。

▲立派な畑や手入れの行き届いた和風の庭なども意外と多い
▲歴史を感じさせる純和風の住宅

港北ニュータウン随一の歴史スポット「大塚・歳勝土遺跡公園」があるのもこの辺り。
弥生時代の暮らしを体感できる他、敷地が広く、子どもたちの遊び場としても住民に愛されています。

▲復元された竪穴住居・高床式倉庫など当時の生活を垣間見られる

弥生時代の遺跡から、駅周辺のノースポート・モールの景観を眺めるのは、過去と現在を行き交うような、なんとも不思議な体験。新しいものと古いものを両方肯定する、この街の魅力を垣間見た気がしました。

「緑も多いし、道も広いし、町並みも綺麗だし。とにかく住むにはもってこいの環境です」

たくさん歩いた後は、駅から徒歩5分足らずの場所にある「カフェサロンソンジン」で休憩。

▲カフェサロンソンジンはセンター北ミレナリオビルの1階にあります
▲白と黒を基調にした店内はモダンなオブジェがセンス良く飾られた大人な空間

今回はお店自慢のコーヒーとホットケーキをいただきながら店主の松井さんにお話をお聞きしました。(※以下、「」内は松井さんのセリフです)

▲店主の松井さん。街のことだけでなく、飲食店経営に対する姿勢など、素敵なお話をたくさん聞けました

――松井さんはどのような経緯でこちらでお店を始めたんですか?

「この店はうちの親父が16年前に勤めていた会社を早期退職して始めました。以前は実家があざみ野の方にありましたが、店を出すのと同じくらいのタイミングで実家も住み変えをして、今は店の近所にあります。」

――以前と今とでこの辺りはどんな風に変わりましたか?

「店を出した当時、駅前には『モザイクモール』と『ショッピングタウンあいたい』くらいしかなかったと思います。今ほど人は多くなかったので、お客さんも少なくて『大丈夫か……?』という感じでした。今ではおかげさまでお客様も増えて、客層も若い方が増えたと思います。」

▲一杯一杯ハンドドリップで淹れられるコーヒー。カップとソーサーをお湯で温めてから提供するなど、こだわりが行き届いています。ポットでタップリ2杯分楽しめるのも嬉しい

――港北ニュータウンの魅力ってどんなところでしょうか?

「買い物には困らないし、緑も多いし、道も広いし、町並みも綺麗だし。とにかく住むにはもってこいの環境だと思います。比較的新しい街なので、これから家族で住み替えを考えている人たちにはオススメです。」

▲コーヒーとともにいただいた大人気のホットケーキ(生クリーム添え)。分厚いフワフワのホットケーキにメイプルシロップと溶かしバター、生クリームをタップリ乗せて口に運ぶ……幸せ過ぎる美味しさでした

「刺激」も「便利」も「癒やし」も、すべてをあきらめられない人に

駅に降り立った瞬間、思わずはしゃいでしまうほどワクワクする未来都市「港北ニュータウン」。

1日町を歩いてみて気づいたことは、「駅周辺の利便性が生活に潤いを与え、センスの良い個人店が心に潤いを与えてくれる街」だということ。また、公園・遺跡・自然といった、癒やしスポットが豊富なことも暮らしに彩りを与えるはずです。

「ワクワクするような刺激」と「利便性や癒やしといった住みやすさ」、その両方をあきらめられないというあなたは、ぜひ一度この街を訪れてみてはいかがでしょうか。

下條信吾

長野県安曇野出身、東京在住のフリーライター・カメラマン。レゲエベーシストとしてKaRaLi、Tropicos、The Kingstompersなどで活躍中。
趣味は地図なしの東京街歩き。
八王子から立川まで2時間半、下北沢から仙川まで4時間、お台場から笹塚まで6時間かかりました。
Instagram:https://www.instagram.com/bassieshimo/