Column / 2021 03,08

【春日部】藤が咲き誇る、ファミリーの幸せを描ける街

稲垣恵美(いながき えみ)

北海道で出版社に勤務したあと上京。まずは錦糸町というなかなかディープな街に住み、現在は埼玉県に居住。好きな街は、下町の人情があるところと、憩いの場所があるところ。素敵な街をみなさんに共有したいお散歩ライター。

Twitter:https://twitter.com/emily83601992

埼玉県の東部に位置する春日部市。

春日部といえば、人気アニメ『クレヨンしんちゃん』の舞台として有名で、ファミリーで暮らしやすいイメージがある街です。

現に、平成21年度からしんちゃん家族をイメージキャラクターに「日本一子育てしやすいまち」づくりへの取り組みを行うなど、市をあげて子育て世帯の支援に力を入れています。また、市内各地で、藤の花を楽しめるのも特色です。

名前は知っているものの、実際には訪れたことがなかった春日部。街歩きをしながら、その魅力を探ることにしました。

【春日部の基本情報】

駅名:東武伊勢崎・大師線、東武野田線「春日部」駅
ランドマーク:ふじ通り

■北千住駅まで約20分。有名レジャースポットにも直通

春日部駅は、東武伊勢崎線、東武野田線が交差するターミナル駅です。急行列車などすべての電車が停車します。

伊勢崎線では約20分で北千住駅へ出ることができ、そこから東京メトロ日比谷線や常磐線、千代田線に乗り換えれば、都内の各地へアクセスが可能。日比谷駅、銀座駅へは約1時間と十分通勤圏内です。

また、「東武動物公園」「東京スカイツリー」にも直通しているため、休日は家族そろってレジャーを楽しめるのも魅力的。

駅の西口・東口からは、市内を走るバスが運行するほか、街のイメージキャラクター『クレヨンしんちゃん』のデザインが施されたコミュニティバス「春バス」も走行し、街の景色を彩っています。ノンステップバスで、子どもからお年寄りまで利用しやすい日常の足です。

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■駅前には買い物から映画まで楽しめる大型ショッピングモール

駅西口には、アパレルから日用雑貨、飲食店まで数多くの店舗が集う大型のショッピングモール「ララガーデン春日部」や、スーパー「イトーヨーカドー 春日部店」があり、住民の暮らしを支えています。

また、東口すぐの場所には生鮮食品を販売する「富士ガーデン 春日部店」も。仕事帰りに、必要な食材をさっと手に入れられるのは嬉しいですね。

さらに、駅から徒歩10分以内の場所には「春日部市役所」があり、各種手続きが手軽に済ませられます。

市役所の近くには、創業1984年の老舗パン屋さん「ロビンフッド中央店」も。すべてのパンが海洋酵母菌を利用していて、ミネラルが豊富なんだとか。パン好きの方はチェックしておきたい一軒です。

その近くには、市の中核的医療機関であり、30以上もの診療科を持つ「春日部市立医療センター」があり、医療面でも安心感があります。

このように生活を支える買い物スポットや公共施設、病院などが駅まわりにコンパクトに集まっているのは、生活するうえで時間を有効に活用できるので便利ですね。

■「ふじ通り」、「古利根川親水テラス」で花と水に親しむ

続いては、街の2大憩いスポット「ふじ通り」「古利根川親水テラス」へ向かうことに。

散策の前に、駅から徒歩7分ほどの場所にある、和×イタリアンをテーマにした「イタリア食堂 テラマーテル」で腹ごしらえ。

ランチメニューにあった日替わりパスタを注文。この日のパスタは「しらすとフレッシュトマトのペペロンチーノ(980円)」。大葉としらす、トマトの組み合わせが爽やかでした。

▲「ふじ通り」の歩道は歩行者と自転車で分かれています

お腹を満たし、散策再開。街の象徴になっている「ふじ通り」を歩きました。しばらく歩いていると、道の途中に藤棚が出現!

「ふじ通り」では、毎年春になると咲き誇る藤の下で「春日部藤まつり」が開催されます。このシーズンは商店街が一体となって祭りを盛り上げ、市内・外問わず多くの方が春日部に集まり賑わうそうです。このアーチをくぐるお散歩は気持ちがよさそう。桜とはまた違った風情がありますね!

ほかにも通りには、お茶やソフトクリーム、和菓子など幅広い和の商品を扱う「おづつみ園 西口ふじ通り店」の姿も。お店の前のベンチで休憩する人が多く見られました。春日部に暮らすなら、ぜひ一度立ち寄りたい名店です。

次は、西口から駅の東口側に移動して「公園橋通り」を進み、古利根川方面へと向かいます。

公園橋通りの途中には、市内の情報を発信する「ぷらっとかすかべ」がありました。この施設は、外出中に子どものおむつ替えや授乳が必要になったとき立ち寄れる場所として、市内各所に設置された「赤ちゃんの駅」のひとつだそう。

およそ10分ほど歩いて、「古利根川親水テラス」へ到着しました。川沿いの遊歩道では、散歩やジョギングが楽しめるほか、テラスではイベントも実施されているそうです。この日も広場に設置されたベンチで休憩する人の姿が見え、住民の憩いスポットなのだと実感しました。

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■「鉄道高架化でより住みやすくなるのではと思います」

最後に、春日部に30年ほど暮らし、2016年から駅西口のすぐそばで花屋を営む「リトルガーディアン」の店主・小山内なお子(おさない なおこ)さんにお話を聞き、春日部の現在とこれからについて教えてもらいました。

(以下インタビュー。「 」内は小山内さんのコメント)

――お店を営まれる中で、春日部はどのような方が住んでいる印象ですか?
「お店に来られるお客さんは、幅広い年齢の方がいらっしゃいますね。この街に長く住まれているご年配の方が特に多いですが、若い男性がプロポーズのためにお花を買いに来る、なんてこともありますよ」

――春日部の住み心地はどうでしょうか?
「駅周辺に大きなスーパーがあるのが便利です。駐車場もあるので、車を持つ方にも住みよいのではないでしょうか。街中では自転車で往来している方もよく見かけますね。あとは、今まさに春日部駅の高架化が本格的に始動したところなので、これからさらに住みやすくなると思います」

▲今は駅の反対側に出るのに地下道を使わなくてはならない

――それは期待できそうですね!
「現状では駅の西口と東口の行き来の仕方が少しわかりづらく、春日部に初めて来られた方に『駅の反対側にはどうやって行くんですか?』と聞かれることもあるんですが、高架化が進むことでそういったことも解消されるんじゃないかな。子ども向けの英語教室やダンススクールも増えているようなので、これから色々動き出すのではないでしょうか」

■のどかな風景はそのままに、発展が楽しみな街

春日部を歩いてみると、”初めて来たのにどこか懐かしさがある”のどかな空気を感じました。その一方で、都内への移動のしやすさや豊富なショッピング施設など、利便性もしっかりと兼ね備えています。

▲駅ロータリーにある藤棚

駅の高架化が進んでさらに開発が進むことで、一気に人気が出そうな春日部。ファミリーで住み始めるなら、今が狙い目なのかもしれません。

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