Column / 2019 11,15

【登戸】新宿・川崎直通の便利な立地にありながら、豊かな自然とアクティビティを楽しめる街

宮島麻衣

雑誌出版社に勤務したのち、ふらりとタイのバンコクに数年暮らし最近帰国。人生において「自分で住む場所を決められる」自由をすごく大切に思っていて、いつも次の理想の住みかを探しながら歩いています。
Twitter:https://twitter.com/miyajimai517

川のある街が好きです。
「ぼーっと川を眺めながら、思い思いに過ごせる場所があるっていいな、次引っ越すなら川のある街に住みたいな」そんな思いをずっと抱いていました。

登戸は悠々と流れる多摩川沿いにある街。
新宿駅から小田急線でわずか16分という便利な場所ながら、多摩川の自然とアクティビティを楽しむことができます。

この街なら私が追い求める生活に近づけるかもしれない。
夏の終わりも近づいた晴れの日、この街を散歩してみることにしました。

【登戸の基本情報】

駅名:JR南武線、小田急小田原線「登戸」
ランドマーク:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

■新宿駅まで16分。JRと小田急線が交差する、通勤に便利な駅

JR南武線と小田急小田原線の2路線が乗り入れる登戸駅。
南武線は快速、小田急線なら急行・快速急行が停車するため、通勤アクセスはとても良好。
新宿まで小田急小田原線快速急行で約16分、南武線快速で川崎まで約20分、いずれも乗り換えなしで行くことができます。

JR南武線を降りると、ホームに鳴り響くのは「ドラえもん」のメロディー。
ホームによって、それぞれ違うメロディーが流れるそう。藤子・F・不二雄ミュージアムがある駅らしい粋なはからいに心が躍ります。

JR線と小田急線は屋根付きの連絡通路でつながっており、雨の日も安心です。

小田急線側の階段を下りた側が駅のメインロータリー。
駅前のバス停から出る川崎市バスは、本数が多いため通勤や通学にも重宝しそう。他にも、高台にある長尾台住宅地行きのコミュニティバス「あじさい号」が運行しています。

さらに、ドラえもんの絵柄がラッピングされたバスも発見しました。
駅前から藤子・F・不二雄ミュージアムまでを行き来するこのバス。土日は観光客でにぎわうのだとか。

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■生活必需品が駅前で揃うのどかな街並み

登戸周辺は、昔ながらの地主が多く落ち着いた雰囲気が漂う街。
川崎市というと工業都市のイメージもありますが、そのような雰囲気はまったくなく、のんびりとした空気が流れています。

駅まわりにスーパーや商業施設が充実しているのも特徴。
まず、JR南武線の改札を出るとすぐ目の前にあるスーパー「味の食彩館 のぼりと」

小田急線側に見えるのは駅ビル「小田急マルシェ登戸」。コンビニやカフェなどの飲食店が営業しています。駅の近くで手軽に小腹を満たせるのが嬉しい。

駅のメインロータリーのそばにある「Fresco VengaVenga (フレスコ ベンガベンガ)」は、品揃えのよい路面型の大きなスーパー。深夜0時まで営業しているので、帰宅が遅いビジネスマンでも活用できそう。

登戸駅を降りて向ヶ丘遊園側に歩いていくと飲食店が並んでいます。学校が多いエリアなのでチェーン店や良心的な価格のお店が中心。道が平坦なので、自転車やベビーカーでスムーズに移動ができます。

また、JR多摩川口方面に出ると、線路沿いに総合病院の「川崎市立多摩病院」があります。
暮らしに必要なお店や施設が駅周辺に集まっているので、日常生活には困らなさそうですね。

■昔ながらの老舗飲食店が繁盛しています

数年前から再開発が始まった登戸駅の近辺では、工事中の建物もチラホラ。
ですが、駅前すぐの区画には昭和の香り漂う飲食店も営まれています。
街に根付いた古くからの老舗がしっかり残っているのもこの街の魅力です。

お昼ご飯は、近所の子ども連れ家族が集まる、白い一軒家レストラン「ヒッコリーファーム登戸」でいただくことにしました。店に入る前から子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

ドアの向こうは、木のあたたかみが感じられるログハウスのような雰囲気。今年で創業41年を迎える「ヒッコリーファーム登戸」は、地元の人に愛され続けてきたイタリアンレストランです。

店内の奥には、すべり台や、絵本、おもちゃが置かれたスペースが設けられていました。
他にも、キッズチェアー・おむつ替え台・子ども専用のトイレまで、とことんキッズフレンドリーなお店です。

家族でにぎやかにテーブルを囲んでほしいという思いから、メニューはピザやグラタンなどをみんなで取り分けて食べるセットメニューがメイン。
みんなが同じものを食べて感想を語り合ってほしいという理由で、キッズメニューなどは用意していないそうです。
地元のご家族に愛されるのも納得の、あたたかいコンセプトですね。

とはいえ、もちろんおひとり様での来店もOKです。
この日はサラダとラザニア、ドリンクのセット(1,130円)をいただきました。チーズがたっぷりかかったラザニアはできたてアツアツ!

「子連れだと入れる飲食店が少なくて困る」という声をよく友人から聞きますが、こうしてウェルカムな姿勢を示してくれるお店が近くにあるのは、お母さんにとっても心強いはずです。

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■ジョギングにバーベキューも。みんなの憩いの場、多摩川沿い

さて、お腹もいっぱいになったところで、いよいよ多摩川沿いを歩いてみることに。
通勤の便利さもさることながら、登戸に住む魅力はなんといっても自然豊かで美しい「多摩川」の風景が間近にあることだと思うんです。

駅改札を出て約5分で出会える多摩川の河川敷。
高い空に、どこまでも続いていきそうな多摩川をずっと眺めていたい気持ちになります。

河川敷には所どころ広場があり、スポーツや釣りを楽しんだり、散歩をしたりと、地域の人が思い思いに時間を過ごしています。

そして、春から夏にかけては「稲田多摩川公園」近くにある「登戸河川敷バーベキュー広場」がおすすめ。家族でバーベキューも楽しめます。

夏の「狛江・多摩川花火」は登戸駅の対岸にある「多摩川緑地グラウンド」で打ち上げられ、多くの人でにぎわいます。

四季の移ろいを日々感じながら、季節ならではのイベントが楽しめる多摩川の河川敷。日常にハリがでて、リフレッシュできそうですね。

■変わらない景色と、変わっていく街並みと

昔から変わらずにある多摩川の景色と、今まさに変わろうとしている駅前エリア。新旧が溶け合うこの街をもっと深く知るには、昔から登戸を見てきた人にお話を伺うのが一番。

そこで、駅前にある創業65年の「手打ちそば更科」の3代目ご主人・手塚晶之(てづか・まさゆき)さんに、この街について聞きました。晶之さんは、生まれも育ちも登戸というチャキチャキの地元っ子です。

(以下インタビュー。「 」内は手塚さん)

――登戸はどんな方が多く住んでいる街ですか?
「地主さんが多い街ですね。最近は、ファミリーが増えてきているように感じます。単身者よりご家族で住んでいる方が多い印象です」

――手塚さんの子どもの頃と比べて登戸の街はどう変化していますか?
「だいぶ変わりましたよ。昔はすごく原風景というか、下町の田舎らしい風景が残ってましたから。2011年に藤子・F・不二雄ミュージアムができて、人の流れが変わったことが一番大きい変化かなぁ。駅もすっかり大きく綺麗になって、観光客の方も増えましたね

――手塚さんにとってこの街の魅力ってなんですか?
「そりゃあ、おいしい手打ちそばが食べられること!(笑)というのは冗談として、本当に住みやすい街ですよ。治安もいいし、都心にもすぐ出られるし。それに、うちの店がある近くの商店街では夏祭りをやったりと、地域のふれあいも残っています

――これからさらに登戸の街は変わるんでしょうか?
「現在進行形で区画整理をやっているので、どんどん変わっていくでしょうね。寂しい気持ちもあるけれど、変化はいい面もあります。新しいお客さんに来てもらえますからね。僕も先代から店を引き継いで、完全に店のスタイルをガラリと変えました。もとはうどんや出前もやっていたけど、完全に手打ちそば1本に絞ったんです。こうして、昔からの店も時代に合わせて変化している。これから登戸に訪れる人にも、この手打ちそばを食べて行ってほしいですね

「更科」自慢のもりそば(700円・税込)は、顔を近づけると濃厚な蕎麦の香りが鼻に抜けます。ひと口食べてみるとしっかりとコシのある奥深い味わい。1枚で大満足の二八蕎麦です。

ごちそうさまでした。
これから登戸が新しい街に生まれ変わっても、愛される老舗でいてくださいね。

■都心から帰ってきて、ホッとひと息つける街

通勤に便利な立地ながら、多摩川の大自然も楽しめる登戸の街は、「ぼーっと川を眺めながら、思い思いの時間を過ごせる」理想的なロケーション。

もしここに住んだなら、仕事に打ち込む平日とのんびりリフレッシュする休日とのメリハリをつけられそうだな、充実した毎日が過ごせるのだろうな、と感じました。

再開発によってこれから街がどう変わっていっても、多摩川のあの景色は変わることなくそこにある。
そんな「変わらない場所」がある街はやっぱり素敵だと思うのです。

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