名古屋市緑区東部に位置する地下鉄桜通線の始発「徳重駅」。2011年に市営地下鉄桜通線が延伸した際に開業し、周辺の開発がいっきに進んだエリアです。

名古屋市内の中でも緑区はファミリー向きで、周辺の開発が進む徳重駅は特に人気が高まっています。駅周辺には大型のスーパー、ホームセンターから保育園・幼稚園、図書館までが揃い、子育て世代に安心です。

今後ますます人気が出ることが予想される「徳重」の街を歩いてきました。

【徳重の基本情報】

駅名:名古屋市営地下鉄桜通線 「徳重」駅
ランドマーク:名古屋市徳重図書館、緑文化小劇場、要池公園

■通勤・通学に便利な始発駅、かつ網の目のようなバス路線

徳重駅は、地下鉄桜通線の駅です。始発駅のため、座って通勤できるのが便利。名古屋駅へは35分、久屋大通駅までは30分で、いずれも乗り換え不要です。

▲たくさんの路線が発着するバスターミナルは屋根付きで雨の日も快適

▲市バスだけでもこれだけのエリアをカバー

駅の開業に合わせて整備されたバスターミナルからは多数のバス系統が広がっており、天白区方面や豊明市だけでなく、東京への長距離バスも発着しています。

また、徳重駅は天白区や豊明市、東郷町に囲まれた場所に位置しており、車があればお出かけの選択肢や生活圏がぐっと広がります。

▲「ららぽーと愛知東郷」には親子で楽しめるテナントや遊び場が充実

2020年9月にオープンしたばかりの「ららぽーと愛知東郷」へも車なら10分程度。これからは名古屋市街地まで出ずとも楽しめそう!

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■徒歩圏内に日々の買い物や外食スポットが充実

日常のお買い物に便利なのが、駅直結の「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」。1階にスーパーのピアゴが入っているほか、西松屋など子育てファミリー向けのテナントが充実しています。

2階のレストランエリアの奥は屋外広場になっていて、テイクアウトした食べ物を食べることもできます。広すぎない規模感が小さな子どもとのお出かけにちょうど良く、筆者も子どもたちが赤ちゃんのときによく利用していました。

ヒルズウォーク以外にも、駅周辺は暮らしに便利なお店がたくさん。

▲ホームセンターまでは駅から歩いて10分ほど

▲ドラッグストアや小児科も徒歩圏内

東海通沿いにはファミレスやスーパー、ホームセンター、薬局、小児科などファミリー世帯の暮らしを支えてくれるお店や施設が並びます。

車があれば、少し離れた温泉施設「天然温泉みどり楽の湯」や大きな公園も生活圏内。週末のお出かけの選択肢が広がりそう。

■ママたちの強い味方。区役所や保健所の分室機能が便利

緑区は名古屋市の中で最も人口が多く、幼稚園は4つ、小学校は28校と最も多い地域(※)。そのため徳重駅周辺にも、子ども向けの塾や幼児教室などが多く、習い事に不自由しない環境です。
(※)名古屋市教育委員会「教育調査統計」(令和2年)より
(http://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000062/62372/0831kyouikuchosatoukei.pdf)

▲「ユメリア徳重」内には区役所の支所と保健センターの分室がある

▲こちらも「ユメリア徳重」内にある徳重図書館

ママたちに評判なのが、駅直結の新しい図書館や区役所・保健所の支所の存在。子連れで遠くの区役所まで行くのは大変なので、たいていの手続きが徳重駅直結の施設「ユメリア徳重」で済むのは便利です。

大小様々な公園があるのも魅力。駅の目の前に広がる「要池公園」は、池の周りを囲む遊歩道で散歩も楽しめます。

駅前の歩道は歩行者用レーンと自転車レーンが分かれています。お子さんが自転車に乗るときや、ベビーカーを押しながら通行する際にも安心です。

実際に街歩きをしてみて、様々な面で子育て世代にやさしい環境であると実感することができました。

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■駅から少し離れ、緑いっぱいの空間で味わう贅沢ランチ

徳重駅の周辺には、ランチが人気のお店もたくさん。今回は駅から車で5分ほどの場所にある行列が絶えないカフェ「cafe Clap(カフェクラップ)」に行ってきました。

平日の14時頃でも常にお客さんが待っている状態。ランチのピークタイムを過ぎても客足が途切れないのは、実力店の証拠。広い駐車場があるので、車で集まる場合でも困りません。

この日は名物「ロティサリーチキン」入りのスープカレーのランチを注文。ロティサリーチキンは、日本に2台しかないフランス直輸入の機械を使ってじっくりと回転させながら焼き上げます。外はカリッと、中はジューシー。

▲ランチプレートに付く、層が美しい「デコデリ」。ホールケーキのようなサラダをカットします

▲ランチプレート「ロティサリーチキンと揚げ野菜のスープカレー(ドリンク付)」(税込1,400円)

スパイシーなスープに、なす、ズッキーニなど数種の揚げ野菜が入っています。自慢のロティサリーチキンはゴロッとボリューム満点。スープの中でも皮の香ばしさが感じられます。ホロホロ系ではなくしっかり食べごたえを残しつつも、しっとりやわらかな食感。美味しくてあっという間に完食です!

デザートには、期間限定で復活していた「秋の味覚パフェ」をいただきました。

▲秋の味覚パフェ(税込1,020円)

蒸し栗、サツマイモ、かぼちゃプリンなどが贅沢に入ったパフェ。最下部のココアクッキーとチョコスポンジも相まって最後まで色々な風味と食感を楽しめます。

たくさんのグリーンに囲まれた癒やしの時間。遠くから訪れる人が居るのも納得の素敵なお店でした。

■「子どもが楽しそうなら、きっとそこは“いい街”」

最後に、緑区にお住まいのママお二人に街の魅力を伺いました。

▲山田みかさん(左)は幼稚園児と小学生のママ、大崎由紀(右・おおさきゆき)さんは小学生のママ

(以下、インタビュー。「 」内は大崎さん/山田さん)

――今の住まいを選んだ理由を教えて下さい
山田さん「スーパーなどお店が豊富で不自由しないながら、住宅街は静か。高速の入り口が近いのも便利です。世代交代が起こっているエリアなので土地も見つけやすかったです」

――徳重駅含め、このエリアの気に入っている点は?
大崎さん「家を建てた時は徳重駅はありませんでしたが、予想以上に開発が進み、今はますます選んで良かったと思います。距離的には徳重が最寄りではないですが、夫は『始発駅で座れるから』と徳重から地下鉄に乗って通勤しています」

山田さん「本好きの夫は駅直結の図書館をよく利用しています。娘を連れて行ってくれることもあります。買い物する場所の多さも魅力です。名古屋市街地に行くことが少なくなりました」

――子育てのしやすさはどうでしょう?
大崎さん「子どもが高学年で親から離れて行動することが多いので、友だち同士やひとりで出歩かせても安心なのは良いですね。大小たくさんの公園があり、公園をはしごしているようです。学童や習い事も充実しています」

山田さん「ストライダー(小型自転車)の練習などで公園はよく行きます。緑区の区役所が遠いので、駅に支所があるのが助かります。乳児健診も駅直結の保健センター分室で済みました」

――お気に入りスポットを教えて下さい
大崎さん「散歩には『勅使水辺公園』がおすすめ。バードウォッチングをしている人もいます。春は扇川沿いの桜もきれいです。食料品はナチュラルフォードストア『旬楽膳 滝ノ水店』の利用が多いです」

山田さん「子ども用品を買う時は、徳重駅のヒルズウォークによく行きます。また、最近ハマっているのは農場直売のお店『ヤマギシファーム名古屋店』のソフトクリーム。駅周りにも最近またパン屋さんやモーニングが美味しいお店ができたので気になっています」

■市街地とは違う、便利さと穏やかさが両立する街

駅直結の施設が多く、とにかく便利な徳重駅。しかし決して忙しないわけではなく、流れる空気がゆったりしているのが印象的でした。

夕暮れどき、何度もすれ違ったママたちも「子どもを育てるならここ」と思いながら暮らしているのかなと思いを巡らせたのでした。

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松下沙彩

広告会社の企画職を経てフリーランスのライターへ。マーケティング関連からママ向けネタ、おでかけネタなど幅広く執筆中。日本茶ブランドの運営も行う日本茶好きライター。二児の母。
Instagram:https://www.instagram.com/saaya_matsushita/