Column / 2022 02,07

【池袋】娯楽の街から“暮らす”へ。遊び・自然・芸術を欲張りに楽しめる街

稲垣恵美(いながき えみ)

北海道で出版社に勤務したあと上京。まずは錦糸町というなかなかディープな街に住み、現在は埼玉県に居住。好きな街は、下町の人情があるところと、憩いの場所があるところ。素敵な街をみなさんに共有したいお散歩ライター。
Twitter:https://twitter.com/emily83601992

23区のターミナル駅のひとつ、東京都豊島区にある「池袋」。
ショッピング施設やレジャースポットが立ち並び“娯楽”のイメージが大きい街ですが、実はここ数年、さまざまな企業が調査している「住みたい街ランキング」の常連となっています。

どうして池袋は住みたい街として注目を集めるようになったのでしょうか? その理由を探るために、暮らしの目線で街を歩いてみることにしました。

【池袋の基本情報】

駅名:JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線、西武池袋線、東武東上線「池袋」駅ランドマーク:サンシャインシティ

■新宿まで5分。8路線が通る都心のターミナル駅

池袋駅は、JRや東京メトロ各線・西武線・東武線など、全部で8つもの路線が乗り入れる都内の主要な巨大ターミナル駅。JR線の1日の平均乗車人数は、新宿に次いで2番目(※)です。

JR埼京線を利用すれば、新宿駅まで1駅5分。さらに東京メトロ丸ノ内線なら始発で東京駅まで16分と、主要駅へのアクセスは抜群。また、西武線・東武線やJR埼京線・湘南新宿ライン・東京メトロ有楽町線を使えば埼玉方面へ、またみなとみらい線に直通している副都心線を使えば神奈川方面への直通アクセスが叶います。

※JR東日本「各駅の乗車人数2020年度」より

電車だけではなく、東口・西口の両方にバスターミナルがあり、新宿・渋谷・上野など各方面へのアクセスも便利です。また、街の主要スポットを巡る周遊バス「イケバス」は、日常使いにはもちろん、遊びに来てくれた家族や友人を案内するときにも重宝しそう。

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■駅周辺は日常を彩るデパートや家電量販店、スーパーが豊富

駅の周辺には、商業施設やスーパー・娯楽施設など、日々を充実させてくれるスポットがたくさん。街を代表的する老舗百貨店の「西武池袋本店」「東武池袋百貨店」「池袋パルコ」が駅に直結しています。

東口を出て目の前にあるのは、種類豊富な日用品を販売するディスカウントストア「ドン・キホーテ 池袋東口駅前店」。探し物があるときは、まず立ち寄りたいお店です。

駅前にはほかにも、家電から子ども用のおもちゃまで幅広く揃う「ビックカメラ池袋本店」「ヤマダデンキ LABI1 日本総本店池袋」などが立ち並び、暮らしを豊かにしてくれます。

また、駅周辺から少し足を延ばすと、日常使いに便利なスーパーもあります。東口から徒歩約15分の場所にあるのは「業務スーパー 上池袋店」。夜遅くまで営業しているので、仕事帰りにも立ち寄れます。

西口方面には、肉を中心に野菜や果物などがお手頃価格で手に入る「業務用スーパー塩田屋 池袋西口店」があります。こちらは帰宅が遅い人にもうれしい24時間営業です。

池袋を代表する商業施設「サンシャインシティ」の向かいのビルには、1、2階の2フロアにわたって食料品を販売する「サンシャイン西友」も。こちらも便利な24時間営業、さらに年中無休です。都心のイメージとは裏腹に、駅周辺にはお買い物がしやすいスーパーが充実しているんですね。

■レジャー施設や自然、芸術文化を感じられるスポットも

次は街中を散策してみます。駅の東口から大通を進んで行くと、レジャー施設や映画館、アニメショップなどが立ち並ぶ「サンシャイン通り」へと続いています。

街のシンボルとなっている大型商業施設「サンシャインシティ」には、水族館や展望台、プラネタリウムやショッピングセンターが併設されていて、休日のお出かけにはぴったりです。

今度は繁華街から少し離れ、東口から徒歩5分の場所にある「南池袋公園」へやってきました。

数年前にリニューアルオープンした園内には、一年中青々とした芝生が広がっています。子どもが遊べる遊具も完備。都心にいながら、いつでも自然を感じられるのはうれしいですね。

園内には、お食事やカフェを楽しめる「ラシーヌ ファーム トゥー パーク」があります。ちょうどお昼時だったので、ランチをとることにしました。

この日は、平日メニューのランチセット、皮付きの豚バラ肉「ポルケッタ」をお店特製のラシーヌブレッドにサンドした「ポルケッタサンド(830円)」をドリンクセット(200円)でいただきました。香ばしいポルケッタがハーブソースと絡まり、ジューシーながらも爽やかな味わいです。

店内の大きな窓やテラス席からは、一面に広がるグリーンを眺めることができます。のんびりと過ごす時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれました。

また、池袋にはこれ以外にもいくつか公園が点在しています。西口方面にあるのは、木々に囲まれた「西池袋公園」です。

大きな遊具がたくさん設置されていて、子どもたちが登ったり降りたりを繰り返しながら、のびのびと遊んでいました。

さらに西口方面には、噴水やカフェを併設した「池袋西口公園」もあります。園内には、劇場公園として、クラシックコンサートやダンス、演劇を行う野外劇場「グローバルリングシアター」が備わっています。

また、音楽や舞台公演を行う「東京芸術劇場」と一体になっていて、日常の中で文化や芸術に触れることができます。池袋は、歩く場所によって雰囲気がガラリと変わるので、暮らしに新鮮さをもたらしてくれそうですね。

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■「ファミリーが住みやすい街に変わってきています」

最後に、池袋で生まれ育ち、「あうるぱーく フクロウカフェ池袋」を営むオーナーの小林照明(こばやし てるあき)さんに、池袋の魅力をお聞きしました。

(以下インタビュー。「 」内は小林さんのコメント)

――小林さんは、なぜ池袋でお店をオープンされたのでしょうか。
「もともと動物に関わる仕事をしたくて、生まれ育った池袋でお店をオープンすることになり、“せっかくなら池袋を象徴するフクロウにちなんだお店にしよう”とオープンしました。僕自身4人の子どもがいることもあり、お子さんでも気軽にフクロウと触れ合えるカフェを目指しました。おかげさまで、幅広い年齢の方が来てくれますよ」

▲店内では、小さな子どもから大人まで人懐っこいフクロウたちと触れ合える

――池袋の子育て環境はいかがですか?
「子どもが希望する保育園に入るまで、一時保育があったのは助かりました。都心より自然が多い埼玉方面にもすぐ出かけられるので、子どもがのびのび遊べるところも良いですね」

――いま池袋が“住みたい街”として注目されていますが、街の変化などは感じられますか?
「数年前に豊島区が、少子化や人口移動などが原因となり将来消滅する可能性がある『消滅可能性都市』に指定された時から、区の取り組みが変わって子育て支援やファミリー向け住宅が増えるなど、以前よりも子育て世代が住みやすい環境になっていると思います」

――池袋の魅力に感じるところはどこでしょうか。
「どこへ行くのもアクセスが良く、買い物にも困らないところです。今まさにファミリー向けの街へと変わってきているので、これから住む方には良い環境なんじゃないでしょうか。あと池袋にはいろんな場所にフクロウのモニュメントがあるので、ぜひ探してみてくださいね!」

■区の努力でファミリーが住みやすい街へと変貌

▲豊島区は「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」に東京で初めてダブル選定された。

23区にありながら、ファミリーが暮らしやすい街へと変貌を遂げている池袋。

暮らしの目線で街を歩いてみると、公園でのんびりとベビーカーを押す人や、楽しそうに街を歩く学生さんなど、幅広い人が心地よく暮らしていることを感じられました。

近い将来、遊びも自然も芸術文化も欲張りに楽しめる、唯一無二の街になるのではないでしょうか。

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