【伊丹】利便性の高さと落ち着いた住環境が両立。国際空港が近くにある街

自然と街がバランスよく共存していると、阪神エリアのなかでも高い人気を集める伊丹市。 兵庫県南東部にあり、「大阪国際空港(伊丹空港)」がある市として有名です。

目次
  1. 【伊丹の基本情報】
  2. 交通アクセスも便利で、毎日の買い物も便利な街
  3. 駅チカに商業施設が多数! 公共機関もまとまった場所に
  4. 自然いっぱいの公園でのんびり散歩や、地元の人気店をはしごするのも楽しみ
  5. 清酒発祥の地・伊丹。地元の人が毎日通う酒造会社
  6. 長く住み続けられる街=充実した生活
記事カテゴリ 兵庫 関西
2022.07.15

自然と街がバランスよく共存していると、阪神エリアのなかでも高い人気を集める伊丹市。 兵庫県南東部にあり、「大阪国際空港(伊丹空港)」がある市として有名です。

阪急伊丹線の最終駅である伊丹駅の周辺には商業施設や公共施設が充実し、その周囲を囲むように住環境が整っています。

市内には野鳥が飛び交う自然あふれる公園や、飛行機の離着陸を間近に観られる公園などもあり、子育て世代に人気を集めています。

市内を渡る「猪名川」では毎年花火大会も開催され、街の風物詩に。

ゆっくりと落ち着いた住環境と利便性の高い生活環境、そして自然豊かな街。世代を問わず、ずっと住み続けたいと思う街が見つかりそうです。

【伊丹の基本情報】

駅名:阪急伊丹線「伊丹」駅
ランドマーク:伊丹市役所、昆陽池公園

■交通アクセスも便利で、毎日の買い物も便利な街

市の中心地にある伊丹駅は、阪急伊丹線の最終駅です。大阪梅田駅まで19分、西宮北口駅までは15分ほどで到着します。乗り換えが必要ですがそれほど不便を感じることはなく、大阪方面や神戸、京都方面など、どこへ行くにもアクセスが便利な路線です。

駅から徒歩10分ほどの距離にJR伊丹駅もあり、通勤や通学のスタイルで使い分けることもできます。
駅前ロータリーからは市営バスや阪急バス、空港までの直通バスが運行しています。路線も細かく分類されていて、使い勝手もよさそう。
伊丹市は地形が平坦な場所が多いため、自転車や徒歩での往来が多いのも特徴。車があると便利ではありますが、普段の生活であれば自転車や徒歩で済ませる人も多いようです。

■駅チカに商業施設が多数! 公共機関もまとまった場所に

駅直結の「阪急伊丹リータ」、駅前にある「伊丹ショッピングデパート」などショッピングモールが充実し、毎日の買い物に不便を感じることはありません。

メガバンクや郵便局、各科クリニック、教育施設のほか、家電量販店や100円均一ショップなど、普段の生活に欠かせない生活利便施設がぎゅっと集まっています。

「Viva伊丹サンロード商店街」「伊丹阪急駅東商店会(ひがし商店街)」など、昔ながらの老舗商店街もあるので、生活スタイルに合わせて利用できるのもいいですね。

また、JR伊丹駅から高架で直結している「イオンモール伊丹」や、車で15分ほどの場所にある「イオンモール伊丹昆陽」など、大型ショッピングモールもあります。

「市立伊丹病院」「阪神北広域こども急病センター」などの医療機関、「伊丹市役所」「伊丹警察署」などの公共機関はまとまった場所にあるため、あちこちに足を延ばす必要がないのも助かります。

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■自然いっぱいの公園でのんびり散歩や、地元の人気店をはしごするのも楽しみ

伊丹駅周辺には自然豊かな公園も多く、週末などは家族連れでにぎわっています。駅周辺には飲食店も充実していて、ランチや週末のディナーはどこに行こうか迷うほどです。

駅から徒歩25分ほどの場所にある「昆陽池公園」。都市公園としては珍しい、野鳥が飛び交う公園として人気を集めています。
小さな子どもも遊べる小川や大型遊具のほか、公園の一角には「伊丹市昆虫館」もあり、連日市内外から多くの人が訪れています。

駅から徒歩30分ほどの場所にある「伊丹スカイパーク」は「大阪国際空港(伊丹空港)」の滑走路に隣接する公園です。丘の上から飛行機の離着陸を大迫力で体感できるほか、巨大立体迷路などの大型遊具も充実。

「猪名川」の河川敷緑地は朝夕にジョギングする地元の人も多い場所。春は桜、夏には花火大会など、街の憩い場として愛されています。

街を散策してお腹が空いてきたので、ランチへ。この日選んだのは「千舟屋」。女性だけで切り盛りするうどん店で、連日行列ができるほど人気を集めています。

選んだメニューは「週替わりご飯定食」(1000円)。週替わりのご飯に、ジューシーなかしわ天や小鉢など色々とついた人気の定食です。

強いコシのあるうどんにだしの効いたつゆが絡んで、つるっと完食しちゃいました。

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■清酒発祥の地・伊丹。地元の人が毎日通う酒造会社

伊丹は清酒発祥の地としても有名で、街には今も歴史ある酒造会社がいくつかあります。
なかでも「伊丹老松酒造株式会社」は街中にある酒造会社として、昔から地元の人に愛されてきました。創業はなんと元禄元年(1688)年。伊丹に根付く酒造会社の人が見る、街の様子について話を聞きました。

(以下インタビュー。「」内は遠藤芳幸さん)

―――伊丹駅から徒歩5分で酒造会社があるとは驚きでした。
「直売所の裏で実際にお酒作りを行っています。他の街から来られた方はびっくりされる方も多いですね。昔は伊丹の街にはもっとたくさんの蔵元があったそうです」

―――直売所のすぐ横には清酒作りに使われるお水を一般の方にも開放されているんですよね。水を汲みに来られる方で行列ができていました。
「多いときにはお店の周りをぐるりと囲むほど、お水を汲みに来られる方がいらっしゃいます。中軟水で飲みやすいお水で、毎日の飲用水にと使われる方が多いようです」

―――「伊丹老松酒造株式会社」さんは1697年創業の老舗酒蔵です。さすがに当時と比べることはできませんが、ここ数年での伊丹の街に変化はありますか?
「『イオンモール伊丹』が2002年に出来たんですが、それで街の雰囲気が少し変わりましたね。JR伊丹駅が大阪まで乗り換えなしで行けるようになったこともあって、伊丹を長く住む街として選ぶ方が増えてきたように思います。子どもの数も増えて、小学校では教室が足りないと言われているところもあるようです」

―――伊丹は平坦な土地が多く、自転車の往来も多いですよね。専用レーンもしっかりと整備されていて安心できました。
「宝塚まで行くと山道が多いですが、伊丹はアップダウンも比較的少なく、ほとんどが自転車で往来できる場所ばかりで。安心して走れるのはいいですよね」

―――伊丹老松酒造株式会社さんといえば「老松」が有名です。ほかにも、果実酒の種類が豊富なのも印象的です。
「伊丹産のマイヤーレモンを使ったお酒など、期間限定のお酒も人気です。家飲みが増えたこともあり、女性のお客様が買いにこられることも多いですね。飲みやすい果実酒からお試しいただければ」

■長く住み続けられる街=充実した生活

伊丹はこれまでに飲食店取材などで何度か訪れたことのある街でしたが、今回の取材で街そのものの魅力を知ることができました。
長く住むことができる街は充実した環境が必然となってきますが、伊丹の街は都心部へのアクセスが便利で、生活環境もしっかり整っている。
街に住むイメージをしっかりと作ることができる、そんな街でした。

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黒田奈保子(くろだなほこ)

大阪府在住。出版社での情報誌や音楽誌の編集を経て、フリーの編集・ライターに。音楽やグルメ、旅行など幅広いジャンルを取材、執筆、撮影。活動範囲は日本全国、海外とどこまでも。