マンション売却が大変に感じる理由とは?負担を減らす方法を詳しく解説

マンション売却に対する不安は、知識不足や内覧の準備などから感じてしまいます。この記事では、マンション売却が大変だと思われる理由や負担を減らす方法を解説します。売却について理解し、ポイントを押さえることで不安を軽減させましょう。

目次
  1. マンション売却は大変?
  2. マンション売却を大変に感じる5つの理由とは?
  3. 大変なマンション売却で不安や負担を減らす方法
  4. マンション売却、内覧なしでもできる?
  5. 大変なマンション売却は頼れる不動産会社に任せよう!
記事カテゴリ 売却 マンション
2023.12.01

マンション売却は大変?

新しい住まいを購入したい、今の家に不満ができたなどの理由でマンションの住み替えや売却を検討し始めても、「マンション売却は大変そう」、「うまく進められるか不安だ」とためらってしまう方もいるのではないでしょうか?しかし、大変だと思われがちなマンション売却も、ポイントを理解すればスムーズに進められます。

この記事では、マンション売却が大変だと感じる理由や負担を減らす方法を詳しく解説します。マンション売却についてしっかりと理解し、不安を解消しましょう。

マンション売却を不安に思う女性

マンション売却を大変に感じる5つの理由とは?

マンション売却を希望する多くの人が、売却を大変だと感じる理由は、主に以下の5つです。

・希望価格で売却できるかが不安
・内覧準備に手間がかかる
・売却に対する知識がない
・必要な手続きや書類が多い
・売却に時間がかかる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

希望価格で売却できるかが不安

売り手にとって希望価格でマンションを売却できるかという不安は、売却を大変に感じさせる要因の1つです。対処法として、売却実績が豊富でサポートが手厚い不動産会社に仲介を依頼することをおすすめします。これまでの実績で得た多くの情報をもとにできるだけ売り手の希望に寄り添ってくれ、負担も軽減してくれるでしょう。

内覧の準備に手間がかかる

マンション売却では、購入希望者が現れた際に内覧の立ち会いをする必要があります。内覧は、事前の準備から当日の対応まで、することが多く手間がかかるものです。ときには売却決定までに何度も内覧が行われることもあり、その都度、準備をし、複数の購入希望者に対応しなくてはならないこともマンション売却を大変と感じる1つの要因でしょう。

マンションの内覧

売却に対する知識が少ない

マンション売却に対する知識がなく、不安を抱えたまま売却を進めることも、負担を感じたり、満足のいく売却につながらなかったりする原因の1つです。マンション売却ではさまざまな手続きがあり、その都度、専門用語を理解しなくてはなりません。分からないことを理解するのは時間や手間がかかる作業であるため、大変さを感じてしまうこともあるでしょう。

対策法の1つは、マンション売却を始める前にある程度の不動産売却に関する基礎知識を付けておくことです。そうすることで、「分からない」という心理的負担が軽減され、安心して売却活動を進められるでしょう。

●不動産売却の基礎知識に関する記事はこちら
【家の売却ガイド】初めて不動産を売る人向けの基礎知識

必要な手続きや書類が多い

マンション売却には、必要な手続きや書類が多い点に大変さを感じる人もいます。手続きは不備があると、売却がスムーズに進まない恐れがあるため慎重に行う必要があり、心理的にも疲れを感じやすい作業です。また、手続きが必要な頻度も高いため、不動産売却の流れを把握しておかなければなりません。まずは不動産売却の流れについて押さえておきましょう。おおまかな流れは以下の通りです。

・査定の依頼
・媒介契約の締結
・売却活動
・売買契約の締結
・残債決済・抵当権の抹消
・決済・引渡し
・確定申告

上記それぞれの工程で、細かい手続きや複数の書類の準備が必要になります。

負担を感じる場合には、頼れる不動産会社に仲介を依頼することがおすすめです。上記それぞれの工程で手厚いフォローをしてもらえます。確定申告の相談に乗ってくれるといったサービスを提供している会社もあるため、ご自身の不安に寄り添ってくれる不動産会社を選びましょう。三井のリハウスでは、予約制の税理士による個別相談会を実施しています。ぜひお近くの三井のリハウス店舗までお気軽にお問い合わせください。

●三井のリハウス店舗検索はこちら

●不動産売却に必要な書類に関する記事はこちら
不動産の売却に必要な書類は?種類と取得方法をご紹介!

売却に時間がかかる

売却に時間がかかることもマンション売却が大変な1つの理由です。マンション売却には平均3か月~半年かかります。そのため、転勤や転職といった都合で、売却期限が決まっている場合は逆算して余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。余裕のないスケジュールで売却計画を立てると、期限までに売却できないのではと焦って価格を下げてしまい損をしてしまうことも考えられるため注意しましょう。

マンション売却の手続きを行う夫婦

大変なマンション売却で不安や負担を減らす方法

大変といわれるマンション売却も、ポイントやコツを押さえておくことで不安や負担を減らすことができます。ここではその方法を7つご紹介します。

・書類の準備や手続きを専門家に依頼する
・室内のハウスクリーニングを済ませる
・売却するマンションの魅力を伝えられるよう準備しておく
・住宅ローンの残債を完済できるか確認する
・売却にかかる費用を把握する
・売却相場を把握する
・信頼できる不動産会社を頼る

上記のポイントを押さえると、マンション売却を上手に進めることができます。詳しく見ていきましょう。

マンション売却の不安が解消された男性

書類の準備や手続きを専門家に依頼する

マンション売却の負担を軽減するコツに必要書類の準備や手続きを司法書士に任せることが挙げられます。たとえば、所有権移転登記や抵当権抹消の手続きを依頼することが可能です。ただし、手続きを司法書士に依頼した場合、司法書士報酬が発生することに注意しましょう。司法書士への報酬額は依頼する司法書士によって金額が異なるため複数の司法書士に見積もりを立ててもらい比較するのがおすすめです。

●所有権移転登記に関する記事はこちら
所有権移転登記とは?費用や必要書類、手続き方法を解説

●抵当権抹消手続きに関する記事はこちら
抵当権抹消手続きを自分で行う方法を4つのステップで解説!

室内のハウスクリーニングを済ませる

マンション売却を成功させるために内覧前に部屋の掃除を済ませましょう。購入希望者からの印象がよくなり、売れやすくなることが期待できます。売主のみで手が行き届かない、手間や時間がかけられないという場合には、プロのハウスクリーニングの業者に依頼することもおすすめです。ただし、業者に依頼すると費用が発生する点に注意が必要です。料金は、物件の状況や条件によって異なるため見積もりを立ててもらうとよいでしょう。

●ハウスクリーニングに関する記事はこちら
ハウスクリーニングの目安の料金相場を依頼条件から解説

売却するマンションの魅力を伝えられるように準備しておく

マンション売却では内覧の際に購入希望者によい印象を与えることが大切であるため、事前にアピールポイントをまとめておき魅力を最大限伝える準備をするとよいでしょう。ただし、後に買主とトラブルになることを防ぐために、この際にネガティブな情報も正直に伝える必要があります。

また、内覧時には人数分のスリッパを用意する、状況に応じてお茶を提供するなど丁寧な対応を心がけるとよいでしょう。

売却するマンションのエントランスと便利な宅配ボックス

住宅ローンの残債を完済できるか確認しておく

売却活動に入る前に、住宅ローンの残債を確認し、査定による推定売却価格でローンを完済できるか確認しておきましょう。住宅ローンを利用して購入した不動産を売却するには、住宅ローンを完済して抵当権を抹消することが必要です。マンションを売却する際には、売却代金で住宅ローンを完済できるかの確認や、資金計画を立て、売却直前の負担を軽減しましょう。

どうしても住宅ローンを完済できない場合には、住み替えローンの利用や任意売却という方法で対処できるケースもありますので、万が一の場合はこちらも検討してみてください。ただし、任意売却には注意点があるため検討する際は以下の記事を確認しましょう。

●住み替えローンに関する記事はこちら
住み替えローンとは?利用の注意点や手順を解説

●任意売却に関する記事はこちら
任意売却とは?住宅ローンの支払いが厳しくなったら知っておくべき基礎知識を解説

売却にかかる費用を把握する

マンションを売却する際は、あらかじめ売却にかかるおおよその費用を計算しておくことで、お金に関する不安の軽減が期待できます。売却にかかる費用は以下の通りです。

・不動産仲介手数料
・印紙税
・抵当権抹消費用
・住宅ローン一括返済のための手数料
・譲渡所得にかかる税金

不動産売却にかかる諸費用は、一般的に成約価格の3.5~4%程度といわれています。上記以外にも、場合によってはリフォーム代やハウスクリーニング代が発生するので、自宅の状態をもとにおおまかな費用を確認しておきましょう。

●不動産売却の仲介手数料に関する記事はこちら
不動産売却の仲介手数料はいくら?そのほかの売却費用を抑える方法についても解説

●不動産売却にかかる税金に関する記事はこちら
不動産売却にかかる税金にはどんなものがある?計算方法と節税対策について解説

売却相場を把握する

マンション売却において、事前に相場を知ることも大切です。マンション売却の相場を把握することで、どのくらいの価格で売却できそうかの予想も立てられ、また相場に見合った適切な売り出し価格を設定することもできます。

相場を調べるには、「レインズ・マーケット・インフォメーション」や「土地総合情報システム」を活用するのがおすすめです。レインズ・マーケット・インフォメーションとは、国土交通大臣指定の4つの不動産流通機構が所有する過去の成約情報を閲覧できるサイトで周辺の成約情報を見ることで売り出し価格の参考にすることができます。土地総合情報システムでも、不動産の取引価格を知ることが可能です。

信頼できる不動産会社を頼る

マンションを売却する際は、経験と知識豊富な不動産会社に仲介を依頼することで、自分の負担を軽減し、スムーズに売却を進められます。仲介を依頼するには不動産会社と媒介契約を結ぶことが必要です。また、不動産売却には仲介のほかに「買取」という方法もあります。不動産の状況や自身の都合に合う方法を選択しましょう。

●媒介契約に関する記事はこちら
専任媒介契約とは?一般媒介や専属専任媒介との違いも併せて解説

●不動産買取に関する記事はこちら
不動産買取とは?仲介との違いや基礎知識をメリット・注意点と併せて解説!

信頼のおける不動産会社

マンション売却、内覧なしでもできる?

事前に掃除を済ませたり、魅力を伝える準備をしたりすることでマンション売却を大変に感じる理由であった内覧準備の負担を減らせることはお伝えしてきました。しかし、どうしても「内覧の準備が手間だ」「できるのなら内覧を省きたい」という方もいるでしょう。

結論からいうと、内覧をしなくてもマンションの売却は可能です。WEB内覧や不動産買取を利用することで、購入希望者と対面でやり取りが必要な内覧を行わずに済みます。

ただし、一般的な仲介での売却の際に内覧を省くと購入に結び付きにくくなったり、売却価格が下がったりする恐れがあります。これは内覧ができないマンションは、室内の細かい状況が分からないため買主が現れにくく、少しでも買主を見つけやすくするために売り出し価格を安くする必要があるからです。どうしても内覧を負担に感じるのならば、内覧の立ち会いを任せられるか不動産会社に一度相談してみましょう。

マンションの室内

大変なマンション売却は頼れる不動産会社に任せよう!

ここまでマンション売却が大変と感じる理由や負担を減らす方法をご紹介しました。マンション売却を進めるには、専門的知識が必要な場面や、数々の手続きなどがあり、慣れていないと多くの時間を費やす必要があるため、大変さや手間がかかると感じてしまいがちです。

しかし、豊富な経験や知識を持っている不動産会社にマンション売却の仲介を依頼することで負担を軽減でき、よりスムーズに売却を進められます。頼れる不動産会社を見つけ、マンション売却を成功させましょう。

三井のリハウスでは、累計100万件の取引で積み重ねた知見をもとに不動産売買の仲介を行っています。売却活動前の事前準備から手続きまで担当者が丁寧にサポートいたしますので、ぜひ一度、お問い合わせください。

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監修者:ファイナンシャル・プランナー 大石泉

株式会社NIE.Eカレッジ代表取締役。CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を保有。住宅情報メディアの企画・編集などを経て独立し、現在ではライフプランやキャリアデザイン、資産形成等の研修や講座、個別コンサルティングを行っている。
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