家の売却でやってはいけないこと20選!よくある失敗や損をしないためのコツを解説
家の売却を成功させるには、やってはいけないことが複数あります。不動産売却をスムーズに進めるためにも、事前に把握しておくことが重要です。この記事では、家を売る際にやりがちな失敗のほか、損をしないで売るためのコツ、売却に成功した方の体験談も併せてご紹介します。
目次
家の売却でやってはいけないこととは?
家の売却でやってはいけないこととして、以下のようなポイントが挙げられます。
・事前準備を怠る
・基礎知識を備えていない
・自己判断で誤った手順を踏む
やってはいけないことを知らずにいると、売り出し価格を大幅に下げることになったり、購入者とのトラブルに発展したりするリスクが高まるため注意が必要です。
そこでこの記事では、売却前・売却活動中・売却後という手順に沿って、それぞれの段階でやってはいけないことをご紹介します。ポイントをつかんで、スムーズな売却を目指しましょう。

家の売却前にやってはいけないこと
まずは、売却前にやってはいけないことを8つご紹介します。
・売却計画を立てずに売り出す
・売却相場を調べない
・売却にかかる費用を調べない
・仲介と買取の違いを理解していない
・自分に適した媒介契約を選んでいない
・住宅ローンの残債を確認しない
・大規模なリフォームをする
・不動産会社をいい加減に選ぶ
売却計画を立てずに売り出す
家の売却でやってはいけないことは、計画を立てないことです。住宅ローンの返済期限や転勤・引越しなどの都合上、売却期限が決まっている場合は、事前にスケジュールを立ててから売却活動をスタートさせましょう。スケジュールに余裕がない状態で売り出すと、期限が迫ってきて売り出し価格を下げざるを得ないことになりがちです。仲介で売却する場合は3か月~6か月ほどかかると想定し、不動産売却を決めたら、なるべく早めに不動産会社に相談しましょう。
売却相場を調べない
不動産会社に査定を依頼する前に、売却相場を調べないのも、家の売却でやってはいけないことです。売却相場を調べることは、不動産会社に算出してもらった査定額(査定価格)が妥当かを判断したり、適切な売り出し価格を決めたりする際に役立ちます。
●不動産の売却相場についてはこちら

売却にかかる費用を調べない
売却にかかる費用をある程度把握していないと、思わぬ高額な出費が発生し、手元に残る金額が予想より少なくなることがあります。家の売却にかかる具体的な費用と内容を一覧表にしました。
| 費用 | 内容 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 不動産売買契約が成立した際、仲介を依頼した不動産会社に支払う手数料 |
| 印紙税 | 売買契約書などに課税される税金 |
| 登録免許税 | 「抵当権抹消登記」や「所有権移転登記」をする際にかかる税金 |
| 譲渡所得にかかる税金 | 売却が成立して利益が出た際、その利益(譲渡所得)にかかる所得税と住民税 |
| 住宅ローン返済手数料 | 売却の際に住宅ローンの残債がある場合、ローンを一括返済する際に金融機関に支払う手数料 |
●不動産売却でかかる費用についてはこちら
仲介と買取の違いを理解していない
家の売却方法には、主に仲介と買取の2種類があります。仲介とは、不動産会社に買主を探してもらう方法で、買取は不動産買取業者に直接買い取ってもらう方法です。仲介は買取と比べると、希望価格で売れやすい傾向があります。一方、買取は仲介よりも短期間で売却できますが、成約価格が低くなりやすい(仲介で売る場合の6割~8割)という特徴があります。このように、それぞれの違いを理解して、どちらが適しているかを検討しましょう。
●仲介と買取の違いについてはこちら
自分に適した媒介契約を選んでいない
媒介契約とは、不動産会社に売却活動や売買契約の仲介をしてもらうときに結ぶ契約のことです。媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があります。
一般媒介契約は複数の不動産会社に売却依頼ができますが、専任媒介契約や専属専任媒介契約は、1社のみとしか契約ができないという違いがあります。ほかにもいくつかの違いがあるので、自身の状況や売却する家の条件に合った契約を選ぶようにしましょう。
●媒介契約についてはこちら

住宅ローンの残債を確認しない
住宅ローンを借り入れている家を売却する場合は、基本的に住宅ローンの完済が必須です。売却代金や自己資金でローンを完済できないと売却もできません。まずは査定を依頼し、査定額とローンの残債を比べて、売却後に完済が可能か事前に確認しておきましょう。
●三井のリハウス無料査定はこちら
●住宅ローンを払えない場合の対処法についてはこちら
大規模なリフォームをする
家の売却に際して、大規模なリフォームを無計画に行うことはおすすめできません。その理由は、リフォームを行っても築年数は変わらず、売り出し価格にリフォーム費用を上乗せできるとは限らないためです。
また、購入検討者のなかには「古い家を購入して、自分好みにリフォームしたい」と考えている人もいるため、リフォームを行うことでかえって売却のチャンスを減らしてしまうリスクもあります。ただし、住宅設備の故障や劣化部分の修繕なら有利に働く場合もあるため、リフォームをする前に不動産会社に相談してみましょう。

不動産会社をいい加減に選ぶ
仲介を依頼する不動産会社を決める際は、信頼できる担当者であるか、その会社の強みは何かなどをよくチェックしましょう。不動産会社を何となく決めてしまうと、後の売却活動に支障が出る恐れもあるため、慎重に検討することをおすすめします。
三井のリハウスでは、経験豊富な担当者が、家の売却を丁寧にサポートします。初めての売却でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
●不動産会社の選び方についてはこちら
●売却のご相談はこちら
家の売却活動中にやってはいけないこと
相場と大きく乖離した売り出し価格の設定や、購入希望者への不適切な対応など、売却活動中にやってはいけないことは主に6つあります。具体的には以下の通りです。
・売り出し価格を高くし過ぎる
・売り出し価格を低くし過ぎる
・値段や条件の交渉に応じない
・売主にとって不利な情報を故意に伝えない
・内覧準備を怠る
・不動産会社に任せきりにする
1つずつ見ていきましょう。

売り出し価格を高くし過ぎる
売り出し価格を高くし過ぎると、購入検討者の候補から外されてしまう可能性があります。その結果、なかなか売れずに売却期間が長引く恐れもあるため、売り出し価格は適正に設定しましょう。
売り出し価格を低くし過ぎる
売り出し価格を低くし過ぎることも、家の売却ではやってはいけないことです。家の売却では、買い手から値引き交渉が行われることもあるため、最初から安くし過ぎると手にする利益が減ってしまいます。売り出し価格は、住宅ローンの残債額や値引き交渉される可能性も考慮して設定するようにしましょう。
値段や条件の交渉に応じない
不動産売買では、購入希望者から値段・条件交渉をされることがあり、交渉に全く応じないと、売買契約成立に結びつきにくくなります。妥協できる点とできない点、どこまでなら値段を下げられるかをあらかじめ決めておき、柔軟な姿勢で交渉に応じましょう。
売主にとって不利な情報を故意に伝えない
家に明らかな瑕疵(欠陥や不具合)や不安な点がある場合は、購入検討者に伝えなければなりません。売主には、売却しようとしている家の瑕疵について買主に告知する義務があります。この義務を怠ると「契約不適合責任」に問われ、損害賠償や契約解除を請求されることがあるため、心当たりがある場合は事前に不動産会社へ伝えておきましょう。
内覧準備を怠る
購入検討者によい印象を与えるため、内覧前に掃除・片付けを済ませておきましょう。内覧は、購入検討者が実際に物件を見る大切な機会です。家の中が汚れて雑然としていると、購入意欲が下がってしまったり、値下げ交渉につながったりすることもあります。時間や手間をかけられないときは、ハウスクリーニングを依頼するのも一案です。
不動産会社に任せきりにする
家の売却は、信頼できる不動産会社に仲介を依頼することでサポートを得られますが、任せきりにするのは避けましょう。もし売却活動がうまくいかないときは、原因を確かめ、条件や売り出し価格の調整を検討する必要があります。そのため、担当者とは定期的に連絡を取って状況を聞くことが大切です。
家の売却後にやってはいけないこと
家の売却後にやってはいけないこととして、契約書の内容を確認しなかったり、引渡し日を守らなかったりすることなどが挙げられます。具体的には主に以下の6つです。
・契約書の内容をよく確認しない
・住宅ローン借り入れ中の金融機関に連絡しない
・引渡し日を守らない
・片付けを引渡し当日までに終えない
・確定申告をしない
・税控除の特例を確認しない

契約書の内容をよく確認しない
売買契約時には、不動産会社から物件に関する重要事項や売買契約書の内容が説明されます。法律や条件など理解できない内容があったり、不安に思う点があったりする場合は、必ず署名する前に不動産会社の担当者に質問や相談をしましょう。
なお、契約内容を十分に確認しないまま契約し、その後キャンセルした場合、手付金が返還されない、あるいは違約金の支払いが発生する可能性があります。この点を踏まえても、契約内容は事前に十分確認しておくことが重要です。
住宅ローン借り入れ中の金融機関に連絡しない
家の売却、つまり不動産を第三者へ譲渡するには、売買契約を結び、買主に家を引き渡す前までに住宅ローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。抵当権とは、住宅ローンを組む際に、金融機関等の債権者が、債務者の購入する不動産を担保にすることで返済が滞った場合に優先的な弁済を受けられる権利のことです。
抵当権抹消には、債権者側である金融機関の手続きが必要です。引渡し日(一括返済予定日)の2週間~3週間前を目安に、住宅ローンの一括返済手続きについて金融機関に連絡を入れましょう。

引渡し日を守らない
引渡し日を守らなかった場合、契約に反するので違約金を支払わなくてはなりません。引渡し日が決まったら、計画的に片付けを行い、スムーズに引渡しができるように準備しておきましょう。
片付けを引渡し当日までに終えない
引渡し時は売買契約書に従い、残置物がない状態で退去しなくてはなりません。売買契約完了後は、計画的に片付けや引越しを行いましょう。
確定申告をしない
不動産を売却し、譲渡所得がプラスになった場合、確定申告が必要です。確定申告を怠ると、延滞税や無申告加算税といったペナルティが発生するため、売却が完了した後は、譲渡所得の計算を行い、必ず申告するようにしましょう。
●譲渡所得についてはこちら
税控除の特例を確認しない
家を売却する際、要件を満たすことで税控除の特例が利用できます。譲渡所得が出た場合だけでなく、損失が出た場合も利用できる特例があります。なお、特例を利用する際は、必ず確定申告を行いましょう。
●家の売却で利用できる特例についてはこちら
●マイホームを売ったときの特例についてはこちら

家を売るときにやめたほうがいい不動産会社の特徴
家を売るとき、仲介を依頼する不動産会社選びは特に重要です。不動産会社選びで迷った際、以下の特徴がある不動産会社は避けたほうがよいでしょう。
・査定額が他社と比べて大きく異なる
・サポート内容が分からない
それぞれの特徴について解説していきます。
査定額が他社と比べて大きく異なる
複数の不動産会社に査定を依頼すると、会社ごとに査定額に若干の差は生じるものです。しかし、他社の査定額と比較して、あまりにも差がある場合は注意が必要です。たとえば、高額な査定額を提示され媒介契約を結んだものの、なかなか売れず、当初の査定額よりも大幅に値下げすることになるケースが考えられます。不動産会社ごとに差はあるとはいえ、それぞれの査定額の根拠をしっかりと提示できている不動産会社を選びましょう。
サポート内容が分からない
不動産会社のなかには、仲介手数料の安さをアピールして、媒介契約を結ぼうとする会社もあります。たとえば、仲介手数料は無料ですが、広告宣伝費やコンサルティング手数料といった、ほかの費用が上乗せされ、結果的に費用が高くなるという悪質なケースもあり得ます。また、仲介手数料が安くなる分、サービスの質が下がるという可能性もあります。このようなトラブルを防ぐためにも、仲介としてサポートしてもらうサービスの内容が明確な不動産会社を選ぶと安心です。
●不動産売却の手数料が安価な場合についてはこちら
【体験談あり】家を売るならどのような不動産会社に相談すればいい?
家を売るときには、やはり経験豊富で実績のある不動産会社に相談するとよいでしょう。ここでは、実際に不動産会社に仲介を依頼し、家の売却に成功した人の口コミを一部抜粋してご紹介していきます。
| 【体験談の集計概要】 三井のリハウスが独自に集計した体験談を掲載しています。 募集期間:2024年3月1日~2024年3月31日 対象者:三井のリハウスで不動産売買をしたことがある方 回答人数:14,281人 調査方法:Webでのアンケート |
的確な売り出し価格を提示してくれる不動産会社
家を売るときの市場動向によっては、査定額よりも高く売却できる可能性があります。また、物件の状態の良否も成約価格に関係してきます。売却開始時の売り出し価格は、売主の意向を反映して決めますが、豊富な実績と知識のある不動産会社からアドバイスをもらうのがおすすめです。不動産会社から助言を受けた売り出し価格に関しても、査定額と同様、金額の根拠を提示してもらいましょう。
【40代・査定額より高くマンションを売却した方の体験談】
マンションの売却時にとてもお世話になりました。三井のリハウスに売却をお任せする際、査定額より少し高く設定をお願いしたと思うのですが、力強く「お任せください!」と仰っていただけて、うれしかったです。また、お言葉通り想定よりかなり早い時期に売買契約を取り付けてくださり、契約時やその後の手続きについても分かりやすく丁寧に教えてくださいました。大変心強かったです。後日忘れた内容を再確認しても丁寧に教えてくださり、とても安心して初めてのマンション売却手続きを終えることができました。本当にありがとうございました。
信頼できる担当者がいる不動産会社
信頼できる担当者がいる不動産会社であれば、困ったことや分からないことがあっても親身に対応してくれます。売主側の要望を親身にヒアリングしてくれたり、メールや電話に対するレスポンスが早かったり、言葉遣いが丁寧であったりする担当者は信頼できるといえるでしょう。
【30代・信頼できる担当者のもと、初めての不動産売却に成功した方の体験談】
今回は、不動産の売却でお世話になりました。初めての不動産売却だったので、無事に売却できるか不安だらけでした。担当してくださった方々は些細な質問に対しても、1つ1つ丁寧に確認・回答してくださいました。対応の早さにもとても感謝しております。細かい要望にも耳を傾けてくださいました。また、買主さまへも真摯に対応されていらっしゃる様子が見受けられました。双方が不安もなく納得・満足のいく売買になったと感じております。10月上旬に初めてお打ち合わせさせていただき、2月末に無事に売却をすることができました。売却した後もアフターサービスにも大変お力を入れていらっしゃるようで安心できています。今回の不動産の売買契約がスムーズに進められたのは、ご担当いただいた方々や携わってくださった三井不動産リアルティの方々のおかげです。心から感謝しております。ありがとうございました。
家の売却で損をしないためには、信頼できる不動産会社に相談しよう
家の売却で損をしないためには、自分で調べて対処できることもあれば、経験や知識が必要なこともあります。特に経験や知識が必要なことに関しては、実績が豊富な不動産会社にアドバイスをもらうことで、スムーズな売却につながります。
三井のリハウスでは、100万件を超える取引事例を活用した精度の高い無料査定を行っています。また、不動産売却が初めての方でも安心できる「360°サポート」は、安全な取引を支える三井のリハウスならではのサービスです。取引前に設備や建物をチェックし、引渡し後の一定期間も、万が一の際には三井のリハウス負担で交換や修理を行います。家の売却で失敗したくない方は、ぜひご相談ください。
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監修者:ファイナンシャル・プランナー 大石泉
株式会社NIE.Eカレッジ代表取締役。CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を保有。住宅情報メディアの企画・編集などを経て独立し、現在ではライフプランやキャリアデザイン、資産形成等の研修や講座、個別コンサルティングを行っている。





