ルーフバルコニーとは?メリットや注意点、活用方法をご紹介

ルーフバルコニーとは、階下の屋根の上に設置された屋外スペースのことです。ルーフバルコニーには多くのメリットがあり、生活をより充実させてくれます。この記事では、バルコニーとの違いやメリット、注意点、活用アイデアなどをご紹介します。

目次
  1. ルーフバルコニーとは?
  2. バルコニーやベランダとの違い
  3. ルーフバルコニーのメリット
  4. ルーフバルコニーの活用方法6選
  5. ルーフバルコニーの注意点
  6. ルーフバルコニーに関するよくある質問
  7. ルーフバルコニーを活用して快適な暮らしを送ろう!
記事カテゴリ 購入 マンション 一戸建て
2024.05.10

ルーフバルコニーとは?

ルーフバルコニーとは、階下の屋根(ルーフ)の上に設置された屋外スペースのことです。一般的なバルコニーやベランダと比べ面積が広い分、さまざまな活用法があります。

今回は、ルーフバルコニーの特徴を踏まえ、メリットや注意点、活用事例について解説します。
ルーフバルコニーの理解を深めて、納得のいく快適な暮らしを実現させましょう。

バルコニーやベランダとの違い

バルコニーとは、建物の外に突き出したスペースのことで、屋根がないことが特徴で、一般的には、2階以上に設置されます。ルーフバルコニーとバルコニーの違いは、スペースの下が住居となっているかどうかです。ルーフバルコニーは、階下の屋根部分に設置されます。

ベランダは、バルコニーと同じく建物から独立して取り付けられたスペースのことで、屋根があることが特徴です。一般的には、2階以上に設置されることが多いですが、1階に設置されることもあります。ルーフバルコニーとベランダとの違いは、上に屋根があるかないかということと、ベランダは1階に設置されることがあるが、ルーフバルコニーは屋根の上のスペースなので、1階に設置されないことが挙げられます。

種類屋根の有無特徴
ルーフバルコニー階下の屋根の上に設置された屋外スペース。
面積が以下の2つよりも広い。
バルコニー2階以上の建物に設置された屋外スペース。
バルコニーのみで独立して建物に取り付けられている。
ベランダ1階に取り付けられることもある。
ベランダのみで独立して建物に取り付けられている。

ルーフバルコニーの様子

ルーフバルコニーのメリット

次に、ルーフバルコニーを設置するメリットやその魅力について、詳しく見ていきましょう。

日当たりが良好

ルーフバルコニーは建物の上層部にあり、屋根がないため、日当たりが良好です。そのため、洗濯ものをルーフバルコニーに干すことで早く乾きます。

開放感が出る

間取りにルーフバルコニーがあると、部屋がつながっているように見える効果から部屋に開放感が生まれ、広く感じられます。また、ルーフバルコニー付きなら、視線が外に抜けるので、開放感を味わえるでしょう。

使用用途が広い

ルーフバルコニーは、バルコニーやベランダに比べて面積が広いことから、さまざまな使用用途があります。

たとえば、ウッドデッキや人工芝を敷くことでさまざまなアレンジが可能です。子どもの遊び場にするといった活用方法もあり、趣味や家族との生活をより充実させることができますよ。

日当たりのよいルーフバルコニー

ルーフバルコニーの活用方法6選

次に生活をより豊かにするルーフバルコニーの活用アイデアを詳しくご紹介します。ルーフバルコニーの魅力を最大限に活用しましょう。

子どもやペットの遊び場

ルーフバルコニーは、広い面積を利用して遊び場として活用できます。夏にはビニールプールを出して遊ぶといった、室内では難しい遊びができるでしょう。

広々と洗濯ものや布団を干す

ルーフバルコニーがあれば、家族の人数が多くても、広いスペースを利用し、効率的に洗濯をすることができます。また、日当たりがよいため、大きな布団もしっかり干せるのはうれしいポイントですね。

家族みんなでバーベキュー

ルーフバルコニーがあれば、休日には家族や友だち、親戚と気軽にバーベキューを楽しめます。ただし、マンションの場合、管理規約でバーベキューが禁止されていることもあるので、注意が必要です。

おうちキャンプ

ルーフバルコニーにテントやハンモックを設置し、キャンプ用品をそろえれば、自宅にいながらもキャンプ感覚を味わうことが可能です。夜には星空を眺めたりと、家族とゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。

ヨガ

ヨガやストレッチ、ピラティスなどで体を動かすこともルーフバルコニーでは可能です。開放的な空間であるため、スペースを気にすることなくヨガマットを広げられるのも、うれしいポイントですね。

家庭菜園・ガーデニング

ルーフバルコニーでは、日当たりのよさを生かした家庭菜園やガーデニングが楽しめます。季節ごとの植物や花を育てることで、ルーフバルコニーが華やかになるでしょう。

ただし、マンションの場合は管理規約によっては花壇を設置するといった行為が禁止されていることもあるので、事前に確認しておくことが大切です。また、虫の発生は近隣の住民とトラブルになる恐れがあるため、防虫対策を行っておくとよいでしょう。

ルーフバルコニーで園芸を楽しむ様子

ルーフバルコニーの注意点

続いて、ルーフバルコニーの注意点をご紹介します。

定期的な掃除・メンテナンスが必要

ルーフバルコニーは屋外にあり、雨風にさらされるため、定期的に葉っぱやごみを掃除する必要があります。掃除を行わず、排水管が詰まると雨漏りの原因になる恐れがあるため、排水溝や排水口も定期的にお手入れしましょう。また、ルーフバルコニーにいすやテーブルといったアイテムを設置する場合は、掃除しやすいものがおすすめです。

値段が高くなる

ルーフバルコニーの設置には、場合によっては相応の高額費用がかかります。さらにマンションの場合、ルーフバルコニーは、限られた部屋にしか設置できないため、物件が少ない特徴があります。その希少性に加え、マンションの場合は高層階に設置されていることが多いため、購入価格は高くなりやすい傾向にあります。また、雨風にさらされるため、耐久性のある素材の床にする必要もあり、相応の維持費がかかることにも注意しましょう。

台風や強風の対策を行う必要がある

台風や強風の日には、ルーフバルコニーにあるものが飛ばされるリスクがあります。近隣の住民に迷惑をかけないよう、事前にものを室内にしまったり、固定したりといった対策が必要です。

規約を守る必要がある

マンションの場合、ルーフバルコニーの使用には規約があることが一般的です。管理規約によっては、バーベキューといった火の使用ができない場合があります。希望する活用方法を実現できないこともあるので、管理規約には事前にしっかりと目を通しておきましょう。

また、マンションの場合、ルーフバルコニーの下でほかの人が住んでいるため、騒音や臭いの配慮も必要となります。

ルーフバルコニーに関するよくある質問

ここではルーフバルコニーについて、よくある質問にお答えします。疑問を解消して、アウトドアスペースのある生活を検討してみましょう。

ルーフバルコニーは1階にもある?

ルーフバルコニーは、通常1階にはありません。なぜなら、ルーフバルコニーとは、1つ下の階の屋根(ルーフ)の上を利用したバルコニーを指すため、階下の屋根がない1階には設置することができないためです。

向いている人・向いていない人は?

屋外で過ごす時間を大切にしたい人には、ルーフバルコニーのある物件が向いています。バーベキューや家庭菜園を楽しんだり、庭で子どもやペットを遊ばせたりして楽しむことができます。外出することなく、部屋からすぐの場所で屋外の開放感を感じられるため、魅力的でしょう。

また、毎日の洗濯物が多く、外干ししたい人にもおすすめです。面積が広く、日当たり良好なルーフバルコニーは、効率的な洗濯を可能にしてくれます。

一方で、さほど頻繁に屋外スペースを利用する予定のない人は、目が行き届かず、管理が不十分になることもあります。こうした場合は、ルーフバルコニーのある物件が向いているとはいえません。自身のライフスタイルを見極め、選択しましょう。

掃除は大変?

ルーフバルコニーは、屋根がなく、遮るものが少ない上層階にあるため、風雨の影響を受けやすいという特徴があります。そのため、風で飛ばされてきた落ち葉やごみ、ほこりや排気ガスなどの汚れを定期的に掃除する必要があります。

しかし、ルーフバルコニーを居室の延長線上にあるスペースと考え、定期的に清掃する習慣さえ身に付けてしまえば、負担なく利用することができます。アウトドアリビングとして活用できる開放的な空間を得られるメリットは大きいので、こまめに掃除をするとよいでしょう。

ルーフバルコニーで外干しをする様子

ルーフバルコニーを活用して快適な暮らしを送ろう!

ここまで、ルーフバルコニーのメリットや活用アイデア、注意点について詳しくご紹介してきました。この記事を参考に、メリットと注意点を理解したうえで、使用用途が広いルーフバルコニーを活用することで、より快適な暮らしを実現できるでしょう。

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監修者:ファイナンシャル・プランナー 大石泉

株式会社NIE.Eカレッジ代表取締役。CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を保有。住宅情報メディアの企画・編集などを経て独立し、現在ではライフプランやキャリアデザイン、資産形成等の研修や講座、個別コンサルティングを行っている。
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