不動産売却はどこがいい?不動産会社を選ぶ判断基準

不動産の売却を成功させるには、不動産会社選びが重要です。不動産会社は主に大手と中小に分けられ、異なる特徴を持ちます。この記事では、不動産売却における会社選びのポイントや、大手に依頼するメリットと注意点を解説します。

目次
  1. 不動産会社選びの6つのポイント
  2. 不動産会社は大手と中小、どちらがいい?
  3. 大手不動産会社のメリットと注意点
  4. 中小不動産会社のメリットと注意点
  5. 売却はどこがいい?不動産会社ランキング
  6. 不動産売却をどこに依頼するか悩んでいるときの見極め方
  7. 不動産売却は仲介と買取どっちがいい?
  8. 不動産売却はどの契約方法がいい?
  9. 不動産売却はどこがいい?リアルな実態をプロにインタビュー
  10. 仲介会社選びの体験談
  11. 信頼できる不動産会社に売却を依頼しよう!
2025.10.16
  • Q不動産売却はどこがいい? A売却を依頼するなら、より多くの買い手候補にアプローチするための幅広いネットワークや、豊富な取引実績を持つ不動産会社がよいでしょう。
  • Q不動産会社各社の仲介件数ランキングは? A2024年度における仲介件数ランキングの1位は、三井不動産リアルティグループです。
    仲介件数や店舗数などの詳細はこちら
  • Q土地売却に強い不動産会社とは? A土地は、条件によって評価や売れやすさが大きく変わります。そのため、土地売却の実績が豊富で幅広い販売ルートがあり、かつ地域に詳しいスタッフもいる不動産会社を選ぶことが大切です。また、全国規模のネットワークを持っていれば、買い手は個人だけでなく、建売業者や法人など多様な購買層にもアプローチできます。
  • Qマンション売却に強い不動産会社とは? Aマンションの売却は一般的に、同じ物件や類似した物件の取扱件数が多い大手不動産会社のほうが、適切な査定額(査定価格)を算出しやすい傾向があります。

不動産会社選びの6つのポイント

不動産を高く早く売るには、どの不動産会社に仲介を依頼するかが決め手になります。特に、売却実績が豊富で、提案力が高い不動産会社を選ぶことをおすすめします。取引実績が多いほど査定の精度が高まり、要望に合わせた売却戦略を提案してもらえるでしょう。また、営業店舗が多く、インターネット広告に力を入れている会社のほうが、より多くの購入希望者に情報が届き、買い手が見つかりやすくなります。ここでは、不動産会社を選ぶ際のポイントを6つ解説していきます。

不動産会社選びの6つのポイント

1.物件のあるエリアに精通している

物件のあるエリアに精通している不動産会社かどうかは、重要なポイントです。地元の情報やコネクションが豊富な不動産会社の場合、購入を検討している人に、物件そのものだけではなくエリアのよさもアピールできます。治安や交通量、子育てのしやすさといった地域の特徴を踏まえた売却活動をしてもらえるでしょう。

2.営業店舗が多い

営業店舗の数が多い不動産会社もおすすめです。営業店舗が多ければ多いほどネットワークも広範囲になるため、より多くの購入希望者へ物件情報が届きやすくなります。(株)不動産流通研究所が2025年5月21日に公表したアンケート「2024年度仲介実績調査」によると、主要不動産流通会社21社のうち、三井のリハウスの直営店舗数は、277店舗と業界トップでした。(※1)

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3.対応がスピーディー

転勤や子どもの進学に伴う引越しなど、旧居の売却活動に時間をかけたくない人にとっては、不動産会社が素早く、適切に対処してくれるかは大切なポイントです。

問い合わせや質問への返信、アポイントメントの日時設定などから不動産会社の対応の早さ・的確さを確認しましょう。売り手の要望をしっかりキャッチする機動力の高い不動産会社に依頼することで、より早い売却が期待できます。

4.提案力がある

単純に業務をこなすだけではなく、よい条件で売却するための販売戦略を提案してくれる不動産会社かどうかも重要です。

不動産を売却することは、人生においてそう何度もあることではありません。売主の経験や知識が少ない分、不動産会社の担当者の提案によって、売却活動の結果に差が生まれることもあります。特に、古さや狭さなどが気になる不動産の売却を考えている場合は、リフォームやハウスクリーニングの必要性について相談し、的確な提案をしてくれる不動産会社を選びましょう。

提案力のある営業

5.売却実績が豊富

仲介を依頼する不動産会社の売却実績が豊富であることは非常に重要です。各不動産会社の売却実績は、公式ホームページや口コミなどで確認できます。

査定の精度についても、不動産会社の物件取引実績の量が多いほど、適切な査定結果が期待できるでしょう。累計100万件以上の取引実績を持つ三井のリハウスでは、AI査定、簡易査定、訪問査定、全ての査定方法に対応しております。不動産売却をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

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6.インターネット広告が豊富

不動産ポータルサイトや不動産会社のホームページなどが充実している昨今では、買い手の多くはオンライン上で物件情報を見ています。実店舗での案内にとどまらず、オンライン上でも物件情報を発信できれば、顧客となり得る買い手の目に留まる機会は増えます。その結果、早期かつ納得のいく価格での売却が期待できるでしょう。

よい条件での早い売却を実現するためにも、どのようなインターネット広告を出しているか、事前に確認しましょう。

インターネット広告の運営

不動産会社は大手と中小、どちらがいい?

所有する物件の立地や特徴にもよりますが、一般的には手厚いサービスを提供でき、かつ、豊富な取引実績を持つ大手不動産会社がおすすめです。特にマンションの売却を考えている場合、大手不動産会社のほうが類似物件の取扱実績が多い傾向があり、査定額に関しても適切な結果が期待できます。

以下では、大手・中小それぞれのメリットや注意点を解説していきます。

大手・中小それぞれの不動産会社のメリットと注意点

大手不動産会社のメリットと注意点

大手不動産会社の主なメリットは、大手ならではの充実したサービスが受けられることや宣伝力の高さなどが挙げられます。一方、注意点は店舗間で異動があると担当者によってエリアの知見に差が出ることもあります。それぞれについて具体的に見ていきましょう。

メリット

大手不動産会社を選ぶメリットは以下の4つです。

・充実したサービスを受けられる
・宣伝力が高い
・ブランド力がある
・取引実績が豊富

順番に説明していきます。

充実したサービスを受けられる
大手不動産会社に仲介を依頼するメリットとして、サービスの充実が挙げられます。たとえば、通常の不動産売買の仲介に加えて、インスペクション(専門家による不動産の診断)やバーチャルステージングによる暮らしのイメージの演出などを行ってくれることがあります。

築年数が古い物件の売却を考えている場合は、上記のようなサービスがあると不動産を高く売却する助けになるでしょう。三井のリハウスでも、物件の魅力を最大限に引き出すサービスをご用意しています。詳しくは、以下をご覧ください。

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サービスの多い不動産会社

宣伝力が高い
大手不動産会社は、中小不動産会社と比べて資本力があるため、宣伝力も高い傾向があります。チラシやインターネットなどを通じて多くの人に不動産の情報を届けられるため、不動産会社のあるエリアに限らず、離れたエリアからも購入希望者を募れるでしょう。

また、全国に営業店舗を構えていれば店舗間のネットワーク力もあるため、広告だけに頼らず店舗間でも情報を共有して、日本各地の買い手に情報を届けられます。さらに、購入希望者も多くいるため、売り手と買い手をマッチングさせやすいのも特長です。

ブランド力がある
大手不動産会社の場合、テレビCMやチラシなどの効果もあって認知度が高く、ブランド力があります。特にマイホームとなる住宅を多く手がける不動産会社は、全国に信頼を寄せているファンが存在します。大手不動産会社を介して住宅を購入した経験のある方は、「あの会社が扱っているなら安心できる」と思っている場合も多く、買い手が付きやすくなるのです。

取引実績が豊富
大手不動産会社の取扱件数については後述の通りで、年間数万件にも上ります。そのため、さまざまなタイプの物件や、売却方法についての実績が豊富に蓄積されています。過去の経験を踏まえて、最適な売却方法を提案してくれる可能性が高いでしょう。

豊富な実績

注意点

大手不動産会社を選ぶ際の注意点は、担当者によってエリアの知見が異なる場合があることです。大手不動産会社の場合、営業担当者の店舗間異動があるため、担当者によってはエリアに特化した知見が浅いこともあります。ただし、大手不動産会社であれば、店舗自体に過去の情報が蓄積されているため、知見の少なさはカバーできることがほとんどです。営業担当者のフォロー体制は実際に話を聞いて判断するとよいでしょう。

三井のリハウスでは、チームでお客さまに対応する「ユニット制」を導入しております。これにより、担当者の知識や経験に左右されない、高品質なサービスをご提供することが可能です。

選ぶ際の注意

中小不動産会社のメリットと注意点

中小不動産会社のメリットは、その地域に根ざしているからこそ得られる情報を持っている可能性が高いことです。地域密着型の売却活動を希望する方に向いているでしょう。

メリット

中小不動産会社を選ぶメリットは、地域に根ざした売却活動を期待できることです。地域で長く営業しているからこそ分かる魅力や住み心地などを、購入検討者に伝えてくれるでしょう。また中小不動産会社は、地元の商店街や資産家などとのコネクションを築いていることもあります。その地域で物件を紹介してほしいという依頼を受けていることもあるので、早く売却できるかもしれません。

ただし、大手不動産会社のなかにも、各店舗が地域に密着したエリア情報を豊富に保有している会社はあります。たとえば三井のリハウスでは、全国に多数の店舗を展開しているので、地域に特化したサービス提供が可能です。

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地域に密着した営業

注意点

中小不動産会社を選ぶ際の注意点は、宣伝力や知名度が十分ではない場合があることです。集客の観点からも、このようなリスクがあることを留意する必要があります。

宣伝力が限られる
地元に根ざしているという強みがある一方で、会社によって広告に投じる費用の差が大きいため、大手に比べると宣伝力が限られる場合があります。仲介を依頼する場合、全国から購入検討者を募りたい方は、大手不動産会社のほうが合っているかもしれません。

知名度が低い
大手不動産会社に比べると知名度が高くないため、仲介や買取をしてもらう際、信頼できる不動産会社かどうかを見極める必要があります。売りにくい地域や古い物件の場合、不動産会社の知名度がネックとなり、買い手が購入を躊躇してしまうこともあります。信頼性を見極めるには、実際に利用した方の口コミや会社のランキングなどを参考に判断するのがよいでしょう。

売却はどこがいい?不動産会社ランキング

(株)不動産流通研究所が主要不動産流通会社21社に対して行ったアンケート「2024年度仲介実績調査」(※1)によると、仲介件数、店舗数ともに三井不動産リアルティグループが1位を獲得しています。詳細のランキングは以下の通りです。

仲介件数トップ10

順位企業名仲介件数
1位三井不動産
リアルティグループ
38,103
2位東急リバブル(株)32,918
3位住友不動産ステップ(株)31,003
4位野村不動産
ソリューションズ(株)
10,444
5位三井住友トラスト不動産(株)9,175
6位積水ハウスグループ6,780
7位住友林業ホームサービス(株)4,668
8位(株)大京穴吹不動産4,525
9位近鉄不動産(株)4,418
10位三菱UFJ不動産販売(株)4,070

大手不動産会社の仲介件数は上位3位までが1年で3万件以上と、非常に多くの件数を取り扱っています。前年と比べて上位5位までのラインナップに変更はありません。

店舗数トップ10

順位企業名店舗数
1位三井不動産
リアルティグループ
277
2位東急リバブル(株)223
3位住友不動産ステップ(株)204
4位野村不動産
ソリューションズ(株)
108
5位積水ハウスグループ87
6位三井住友トラスト不動産(株)71
7位ポラスグループ64
8位(株)大京穴吹不動産61
9位近鉄不動産(株)55
10位大和ハウス工業グループ53

店舗数も上位3社は全国200店を超え、規模の大きさがうかがえます。こちらも上位3位のラインナップは前年と同様です。所有する物件の近くに営業店舗があれば、一度話を聞いてみてもよいでしょう。

不動産売却をどこに依頼するか悩んでいるときの見極め方

不動産会社はどこがいいか悩んでいるときの見極め方として、査定額や免許番号、行政処分といった観点に注目する方法があります。不動産選びのポイントを踏まえてもなお、どこに依頼すべきか決めかねている場合は、それぞれの内容を参考にしてみてください。

どこに依頼するか悩む女性

査定額に根拠はあるか

不動産売却の際には、いくらで売れそうか不動産会社に査定してもらうことが一般的です。そのとき、不動産会社がこのくらいなら売れそうと判断した金額を「査定額」と呼びます。提示された査定額に対して、なぜその査定額になったのかを聞いてみましょう。

査定額が相場より高過ぎる場合、それを鵜呑みにして売り出し価格を決めると売れ残ってしまう可能性が高くなります。その結果、何とかして売却するために値下げを繰り返すことになり、売却活動が長引いたりすることもあるでしょう。

逆に、安過ぎる査定額を提示された場合は、相場よりも安い価格で売却することになって損をする恐れがあるため注意が必要です。査定額が相場とかけ離れていないか気付くためには、自分でも相場を把握しておくことが大切です。「不動産情報ライブラリ」や「REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)」などから、無料で調べることができます。

査定額の根拠

免許番号の数字は大きいか

不動産売買の仲介を行うには、宅地建物取引業の免許が必要です。複数の都道府県にまたがって支店がある不動産会社の場合は国土交通大臣が、地域の不動産会社の場合は各都道府県知事が免許を発行します。免許番号は、以下のような表示です。

「国土交通大臣免許(3)○○○号」、「東京都知事免許(2)○○○号」

( )のなかには、免許の更新回数が示されるので、( )の数字が大きければ大きいほど、経験が長い場合が多いといえます。なお、宅地建物取引業の免許は、5年に1度更新されます。

ただし、更新回数が少なくても、優秀な営業担当者がいる不動産会社もあるので、あくまでも参考の1つとしましょう。

また、宅地建物取引業法第50条により、宅地建物取引業者は「事務所等及び事務所等以外の国土交通省令で定めるその業務を行う場所ごとに、公衆の見やすい場所に、国土交通省令で定める標識を掲げなければならない」と規定されています。

標識から事業者ごとに割り振られた免許番号を確認し、国土交通省が運営する「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で検索すれば、営業許可をもらった業者かどうかが分かります。

●建設業者・宅建業者等企業情報検索システムはこちら

行政処分を受けていないか

依頼しようとしている不動産会社が行政処分を受けていないか、事前に確認してみましょう。

不動産会社の行政処分情報は、不動産会社が免許を更新した行政庁で宅地建物取引業者の名簿を閲覧すると分かります。名簿は、都道府県の不動産業を担当する部署や国土交通省の地方整備局にあります。なお、閲覧は誰でも無料です。

なかには行政処分を受けていても改善している不動産会社もあるので、行政処分を受けている全ての不動産会社に問題があるわけではありません。そのため、行政処分を確認する際は、直近のものをチェックするようにしましょう。

●国土交通省が管轄する事業所の行政処分情報はこちら

不動産売却は仲介と買取どっちがいい?

不動産の主な売却方法には、「仲介」と「買取」があります。

仲介と買取のメリットと注意点が分かるイラスト

仲介とは、売主と買主の間に不動産仲介会社が入り、両者の売買契約が成立するまでサポートすることです。具体的なサポート内容としては、販売活動をはじめ、価格交渉、引渡しまでの事務手続きなどが挙げられます。宅地建物取引業の免許を持つ不動産のプロが、個人の買い手を募ることが買取との大きな違いです。仲介の特徴は以下の通りです。

・相場に近い価格で売れる
・売却まで時間がかかることがある

対して買取とは、不動産買取業者に直接買い取ってもらう方法のことで、以下のような特徴があります。

・すぐに現金化できる
・成約価格が安くなる

買取は、不動産買取業者が買い取った物件をリフォームをして再度販売するビジネスモデルとなっています。そのため、買取での成約価格は仲介の約6割~8割になることが一般的です。一方、仲介の買主の多くは一般の個人になるため、相場に近い価格で売れる可能性が高くなるでしょう。ただし、条件に合う買主を見つける分、売却に時間がかかることもあります。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

●不動産仲介と買取の違いについてはこちら

不動産売却はどの契約方法がいい?

不動産売却にあたって不動産会社に仲介を依頼する際は、3つの契約方法があり、自分に適した方法を選ぶことが大切です。なお、不動産会社に仲介を依頼する際に結ぶ契約を媒介契約といいます。媒介契約には、「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つがあり、売主はどの媒介契約にするのか選ぶことが可能です。それぞれの特徴を順番に説明していきます。

媒介契約書に押印する人

一般媒介契約

一般媒介契約の大きな特徴は、複数の不動産会社へ同時に依頼することが可能な点です。また、売主自身が買主を探すことが認められていたり、不動産会社が行う「レインズ(指定流通機構)」への登録が任意であったりと、専任媒介契約や専属専任媒介契約に比べて自由度の高い契約形態です。そのため、さまざまな不動産会社の可能性を探りたい方に向いています。なお、レインズとは、全国の不動産会社だけが見ることのできるネットワークシステムのことです。

●一般媒介契約についてはこちら

専任媒介契約

専任媒介契約は、依頼できる不動産会社は1社のみですが、不動産会社を介さず自分で買主を探して直接取引をすることも認められた契約です。専任媒介契約は1社の不動産会社とのやりとりのみなので、一般媒介契約に比べて希望条件の変更を行いたい場合の対処や、内覧の日程を決めるための調整など、必要な手続きが手軽に済むでしょう。

専任媒介で契約をした場合は、不動産会社は契約日の翌日から7営業日以内にレインズへの登録を行う必要があります。また、売主に対して、2週間に1回以上の状況報告をする義務が生じます。

●専任媒介契約についてはこちら

契約締結中の不動産会社の営業担当者と売主

専属専任媒介契約

専属専任媒介契約は、専任媒介契約と同じく契約を結べるのは1社のみですが、専任媒介契約と異なり、売主自身が買主を見つけて直接取引することが認められていません。3つの契約形態のなかでも最も制約がありますが、仲介業者の手厚いサポートを受けられ、かつ販売状況を把握しやすい点が特徴です。そのため、不動産売却が不安で、できるだけプロに任せたいという方に向いている契約方法です。

専属専任媒介契約の場合、不動産会社は契約をした日の翌日から5営業日以内にレインズへの登録を行う必要があり、売主に対して1週間に1回以上の状況報告をする義務が発生します。

不動産売買契約書を確認する人

不動産売却はどこがいい?リアルな実態をプロにインタビュー

不動産会社の選び方について、リアルな実態を三井のリハウス社員に聞いてみました!気になる疑問について、不動産売却のプロの見解をご紹介します。

不動産売却の査定はどこがいい?

不動産売却の査定は、不動産会社のサイトか一括査定サイトで依頼できます。一括査定のメリットは、一度の査定申し込みで複数社の話を聞けることですが、一方で、複数社と同時に連絡を取る必要があり大変なのも事実です。また、各社と話をするなかで、自分たちにとって何がよいのか分からなくなった…という方も実際にいました。

私の経験では、2社に査定を依頼して、どちらかに絞っていく方が多い印象です。不動産会社の候補が既にある方や、忙しい方、売却を急いでいる方は、2社に目星を付け、不動産会社のサイトから直接査定依頼をするのがおすすめです。

●三井のリハウスの無料査定はこちら

信頼できる会社で売却したい…見分け方は?

信頼できる営業担当者か見分けるには、下記のような点を見るとよいと思います。

・販売戦略がある
・返信が早い
・時間を守る
・分からないことをそのままにせず、調べて回答する

まず、販売戦略があるかどうかを判断するコツは、査定後の連絡の内容にあります。ただ「ご状況はいかがですか?」と検討状況を聞くだけでなく、「似た物件が成約し、買主はこのような方でした」「だからこうした方をターゲットとして、このように販売しましょう」などと、情報共有をしながら販売戦略を提案してくれる場合、よい営業担当であると判断できるのではないかと思います。

また、「返信が早い」「時間を守る」「分からないことをそのままにせず、調べて回答する」ということは当たり前のようですが、こうした当たり前のことを当たり前に行える営業担当者は、信頼関係を大切にしているといえるでしょう。私自身も、売主さまと信頼関係を築くことを一番大切にしています。というのも、不動産売却はいくらで売り出すかや値下げするタイミングといったことを営業担当者が提案し、それを売主さまに決定いただくものだからです。「○○さんからの意見なら、こうしてみよう」と提案に納得していただくためには、信頼関係が大切だと思っています。

信頼できる不動産会社の営業担当者

仲介会社選びの体験談

三井のリハウスで不動産売却をした方のリアルな体験談や口コミを、一部抜粋してご紹介します。

【体験談の集計概要】
三井のリハウスが独自に集計した体験談を掲載しています。
募集期間:2024年3月1日~2024年3月31日
対象者:三井のリハウスで不動産売買をしたことがある方
回答人数:14,281人
調査方法:Webでのアンケート

【30代・自宅を売却した方の体験談】
自宅の売却で利用させていただきました。もともと三井のリハウスさんとほかの大手で考えており、査定の金額もサービス内容もあまり変わりはありませんでした。この現状も素直に話をし、三井のリハウスさんの強みを教えて欲しいと言ったところ、しっかりとほかの大手との違いやこの地域に強いことなど説明をしていただき、売却までのプロセスがしっかりされていました。すぐに買主も見つかり、全てがストレスなく進み、本当に感謝しかありません。

【40代・自宅を売却した方の体験談】
自宅を売却する際、当初はほかの不動産会社に依頼をしていました。ですが、担当者の方に少し不信感を持つ出来事があったうえに自宅もなかなか売れずに困っていました。契約期間満了が近づいてきたとき、妻の提案で大手の三井のリハウスさんにお願いしようということになりました。そして三井のリハウスさんにお話を伺ったところ、とても親身になって話を聞いてくださり、信頼できるなと思ったのですぐにリハウスさんにお願いすることを決めました。自宅が売却されるまでの間、担当者の方はこまめに売却活動を報告してくれたり、常に親身になってくれたりと、とても心強く感じました。自宅を売却できたことに感謝しています。

信頼できる不動産会社に売却を依頼しよう!

不動産の売却を進めていくためには、営業担当者の親身で迅速な対応が大切です。そこで、営業担当者と連絡が取りやすいかどうかも事前にチェックしておきましょう。特に、売主のメリットだけではなく、ときには不利なポイントや考えられるリスクも説明してくれるような会社がおすすめです。不利なポイントを併せて説明してくれる不動産会社は、それも踏まえて売却を成功させるための対策を丁寧に考えてくれるでしょう。

人生で不動産売却をする機会はそうあるものではありません。不動産売却で後悔しないためにも、契約をする前にじっくり腰を据えて満足度の高い不動産会社を探すようにしましょう!

累積取扱件数100万件以上の実績を持つ三井のリハウスなら、信頼できる実績豊富な営業担当者が、お客さまのご希望やご事情に合わせて売却をサポートいたします。また、AI査定、簡易査定、訪問査定を無料で行っているので、不動産売却を検討している方は、ぜひ三井のリハウスにご相談ください。

●無料査定のお申し込みはこちら

※1出典:2024年度「主要不動産流通各社の仲介実績」、株式会社不動産流通研究所
https://www.re-port.net/article/news/0000078832/
(最終確認:2025年9月30日)

不動産鑑定士 竹内英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士をはじめとしたさまざまな資格を保有。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングなども行なっている。
https://grow-profit.net/