不動産売却はどこがいい?判断基準や依頼方法を解説

不動産の売却を成功させるには、どこの不動産会社を選ぶのかが重要です。不動産会社は主に大手と中小に分けられ、異なる特徴を持ちます。この記事では、不動産を売却する際の会社を選ぶポイントや、大手業者に依頼するメリット、注意点を解説します。

目次
  1. 不動産会社選びの6つのポイント
  2. 不動産会社は大手と中小、どちらがいい?
  3. 大手不動産会社のメリットと注意点
  4. 中小不動産会社のメリットと注意点
  5. 売却はどこがいい?不動産会社ランキング
  6. 不動産売却をどこに依頼するか悩んでいるときの見極め方
  7. 不動産売却は仲介と買取どっちがいい?
  8. 不動産売却はどの契約方法がいい?
  9. 【体験談あり】事例から分かる仲介会社選びのコツ
  10. 信頼できる不動産会社に売却を依頼しよう!
記事カテゴリ 売却 マンション 一戸建て
2024.07.19
  • Q不動産売却はどこがいい? Aより多くの買い手候補にアプローチするための幅広いネットワークや、豊富な取引経験を持つ不動産会社へ売却を依頼するのがよいでしょう。
  • Q不動産会社各社の仲介件数ランキングは? A2023年度における仲介件数ランキングは、1位が三井不動産リアルティグループとなっています。
    仲介件数や店舗数などの詳細はこちら
  • Qマンション売却に強い不動産会社とは? Aマンションの売却は、一般的に同じ物件や類似した物件の取扱件数が多い大手不動産会社のほうが、適切な査定額を算出してもらいやすい傾向にあります。

不動産会社選びの6つのポイント

不動産を高く早く売るには、どの不動産会社に仲介を依頼するかが決め手になります。ここでは不動産会社を選ぶ際のポイントを解説していきます。

不動産会社選びの6つのポイント

[ 1 ] 物件のあるエリアに精通している

物件のあるエリアに精通している不動産会社かどうかは重要なポイントです。地元の情報やコネクションが豊富な不動産会社の場合、購入を検討している人に対して、物件自体だけではなく物件のあるエリアのよさもアピールできます。治安や交通量、子育てのしやすさなど地域の特色をよく把握していたり、豊富な知識を持っていたりすることもポイントです。

[ 2 ] 営業店舗が多い

営業店舗の数が多い不動産会社もおすすめです。営業店舗が多ければ多いほどネットワークも広範囲になるため、購入希望者へ物件情報が届きやすくなることが見込めます。(株)不動産流通研究所が2024年5月23日に公表した主要不動産流通会社23社に対して行ったアンケート「2023年度仲介実績調査」によると、2023年度の三井のリハウスの店舗数は、289店舗と業界トップでした。※1

三井のリハウス店舗検索はこちら

都内の川沿いの風景

[ 3 ] 対応がスピーディー

転勤や子どもの進学に伴う引越しなど、旧居の売却活動にあまり時間をかけたくないと考える人にとっては、不動産会社が素早く、適切に対処してくれるかは大切なポイントです。

問い合わせや質問への対応、アポイントメントの日時設定などから不動産会社の対応の早さ・的確さを確認しましょう。売り手の要望をしっかりキャッチし、スムーズで機動力の高い対応を行ってくれる不動産会社に依頼することで、より早い売却が期待できます

[ 4 ] 提案力がある

不動産会社が単純に業務をこなすのではなく、よい条件で売却するための販売戦略を提案してくれるかも重要です。

不動産を売却することは、人生においてそう何度もあることではありません。売主の経験や知識が少ない分、売却をする際に不動産会社の担当者がしっかりとした提案をしてくれるかどうかによって、よい条件で売却できるかに差が生まれる可能性があります。特に古い物件や狭い土地などの売れにくい不動産の売却を考えている場合は、提案力のある不動産会社を選ぶようにしましょう。

なかでも、「より売りやすくするためにリフォームやハウスクリーニングを行うかどうか」といった細かい相談に対して、的確な提案をしてくれる不動産会社は経験が豊富な場合が多く、売却もスムーズに進められます。

不動産売却の営業をする若い男性

[ 5 ] 売却実績が豊富

不動産売却において仲介を依頼する不動産会社の売却実績が豊富であることは非常に重要です。売却実績が豊富にあることは売却に不安を覚えている方にとって大きな安心材料の1つになります。

また、査定の精度についても、不動産会社の物件取引実績の量が多いほど、適切な査定結果が期待できるでしょう。累計100万件以上の取引実績を持つ三井のリハウスでは、AI査定、簡易査定、訪問査定、全ての査定方法に対応しております。不動産売却をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

なお、各不動産会社の売却実績は、公式ホームページや口コミ、店舗の看板などで確認できるでしょう。

[ 6 ] インターネット広告が豊富

不動産ポータルサイトや、それぞれの不動産会社の自社ホームページなどが充実している昨今では、買い手はオンライン上で多くの物件情報を目にします。

実店舗に訪れる顧客にとどまらず、オンライン上でも物件情報を発信できれば、売却物件が顧客となり得る買い手候補の目に留まる機会は増えます。その結果、早期かつ納得のいく価格での売却が期待できるでしょう。

よい条件での早い売却を実現するためにも、どのようなインターネット広告(不動産ポータルサイトや自社ホームページなど)を行っているか、事前に確認しましょう。

販売戦略を提案する不動産会社

不動産会社は大手と中小、どちらがいい?

所有する物件の立地や特徴にもよりますが、一般的には手厚いサービスを提供し、かつ、豊富な取引経験を持つ大手不動産会社がおすすめです。特にマンションの売却を考えている場合、大手不動産会社のほうが同様の物件や類似物件での取扱実績が多い傾向にあり、査定額に関しても適切な結果が期待できます。

以下では、大手・中小それぞれのメリットや注意点を解説していきましょう。

大手不動産会社のメリットと注意点

大手不動産会社の主なメリットと注意点は、どんなことが挙げられるでしょうか?具体的に見ていきましょう。

メリット

大手不動産会社を選ぶメリットは以下の4つです。

充実したサービスがある
仲介や買取をしてもらう場合、大手不動産会社のメリットとしてサービスが充実していることが挙げられます。たとえば、通常の不動産売買の仲介に加えて、ハウスクリーニングや設備の修繕、インスペクション(専門家による不動産の診断)、既存住宅売買瑕疵(かし)保険(売却後、物件に大きな欠陥が見つかった場合、補修費用の一部をカバーする保険)、ホームステージングなどを行ってくれる不動産会社があります。

築年数が古い物件の売却を考えている場合は、上記のようなサービスがあると不動産を高く売却する助けになります。三井のリハウスでは、建物、設備のチェック&サポートサービスや住宅設備のメンテナンスサポートなどをご提供しています。詳しくは、以下のページをご覧ください。

三井のリハウスが提供するサポートはこちら

ビジネスパーソンと住宅模型

宣伝力が高い
大手不動産会社は中小不動産会社と比べて宣伝力が高い傾向にあるため、仲介を行う場合、さまざまな角度から販売活動が行えるでしょう。資本力があるため、チラシやインターネットなどに多くの広告を掲載することが可能です。そのため、多くの人に不動産の情報を届けることができ、不動産会社のあるエリアに限らず、離れたエリアからも購入希望者が現れる可能性が高まるでしょう

また、全国に営業店舗を構える大手不動産会社の場合、ネットワーク力もあるため広告だけに頼らず店舗間でも情報を共有し、日本各地にいる買い手に情報を届けられます。さらに、買い手リストも数多く持っているため売り手と買い手をマッチさせやすいのも特長です。これらの特長から早く売却できる可能性が高まるため、早めの売却を望む方にとっても魅力的ですね。

ブランド力がある
大手不動産会社の場合、テレビCMやチラシなどの効果もあって認知度が高く、集客力やブランド力があります。特に分譲マンションや大規模な一戸建て分譲を手がけているような不動産会社は、全国にその不動産会社に対して信頼を寄せているファンが存在します。大手不動産会社の分譲住宅を購入した経験のある方は、「あの会社が扱っているなら安心できる」と思っている場合も多く、買い手が付きやすくなるのです。

取引経験が豊富
大手の不動産会社の取扱件数については後述の通りで、年間数万件にも上ります。そのため、さまざまなタイプの物件や、売却方法についての経験が豊富に蓄積されています。過去の経験を踏まえて、最適な売却方法を提案してくれる可能性が高いでしょう。

不動産と業績

注意点

大手不動産会社を選ぶ際の注意点には、担当者によってエリアの知見が異なる場合があることが挙げられます。大手不動産会社の場合、営業担当者の店舗間異動があるため、担当者によってはその地域の特色のようなエリアに特化した知見が浅いことがあります。ただし、大手不動産会社であれば、店舗自体に過去の情報が蓄積されているため、知見の少なさについてカバーできることがほとんどです。営業担当者のフォロー体制といった点は実際に話を聞きに行って判断するとよいでしょう。

また三井のリハウスでは、チームでお客さまに対応する「ユニット制」を導入しております。これにより、担当者の知識や経験に左右されない、高品質なサービスをご提供することが可能です。

家の模型

中小不動産会社のメリットと注意点

大手不動産会社について見てきましたが、中小不動産会社はどうなのでしょうか?中小不動産会社のメリットと注意点についてご紹介していきます。

メリット

中小不動産会社を選ぶメリットは地元のコネクションがあることです。地元に根差しているからこそ知っている地域の魅力や住み心地などを購入検討者に伝えられます。また中小不動産会社は、地元密着であるためそのエリアに関する情報量が多いというメリットがあります。地元の商店街や資産家などとのコネクションを築いているケースでは、その地域で物件を紹介してほしいという依頼を受けていることもあり、早く売却できるかもしれません。

ただし、大手不動産会社のなかには各店舗が地域に密着したエリア情報を豊富に保有している会社もあります。たとえば三井のリハウスでは、地域に根差した規模で全国に店舗を展開しており、一人ひとりのご要望に応じたサービス提供が可能です。

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見積書と電卓

注意点

中小不動産会社を選ぶ注意点は以下の2つです。

宣伝力が限られる
地元に根差しているという強みがある一方で、ネットワークが全国的ではないことがあるため、大手に比べると宣伝力が限られる可能性があります。仲介を依頼する場合、全国から物件購入検討者を募りたい方は、大手不動産会社のほうが合っているかもしれません。

知名度が低い
大手不動産会社に比べると知名度が高くないため、仲介や買取をしてもらう際、信頼できる不動産会社なのかを見極める必要があります。よい条件の物件なら大きな問題はありませんが、売りにくい地域や古い物件の場合、知名度がネックとなり買い手が購入を躊躇し、なかなか売却に進まないこともあります。信頼できる中小不動産会社かどうかを見極めるには、実際に利用した方の口コミや会社の評判、ランキングなどを参考に判断するのがよいでしょう。

売却はどこがいい?不動産会社ランキング

(株)不動産流通研究所が主要不動産流通会社23社に対して行ったアンケート「2023年度仲介実績調査」※1によると、仲介件数、店舗数のランキングは以下の通りでした。

仲介件数トップ10

順位企業名仲介件数
1位三井不動産
リアルティグループ
38,680
2位住友不動産販売31,502
3位東急リバブル30,265
4位野村不動産
ソリューションズ
10,204
5位三井住友トラスト不動産8,518
6位積水ハウス不動産
ホールディングス
6,384
7位大京穴吹不動産4,521
8位住友林業ホームサービス4,392
9位近鉄不動産4,355
10位大和ハウス工業グループ4,349

大手不動産会社の仲介件数は上位3位までが1年で3万件以上と、大変多くの件数を取り扱っています。

店舗数トップ10

順位企業名店舗数
1位三井不動産
リアルティグループ
289
2位住友不動産販売226
3位東急リバブル215
4位大和ハウス工業グループ111
5位積水ハウス不動産
ホールディングス
106
6位野村不動産
ソリューションズ
98
7位三井住友トラスト不動産72
8位大京穴吹不動産70
9位ポラスグループ61
10位近鉄不動産51

店舗数も上位3社は、全国200店を超え、規模の大きさがうかがえます。

不動産会社の営業マンから説明を受ける夫婦

不動産売却をどこに依頼するか悩んでいるときの見極め方

ここまで不動産会社選びのポイントをご紹介してきました。上記のポイントを検討しても、各不動産会社それぞれの魅力から、どこに依頼すべきか決めかねている方もいるのではないでしょうか?ここからは、よりよい不動産会社を見極めるための方法を解説します。

査定額の根拠を聞く

不動産売却の際には、いくらで売れそうか不動産会社に査定してもらうことが一般的です。そのとき、不動産会社がこのくらいなら売れそうと判断した金額を査定額と呼びます。提示された査定額に対して、なぜその査定額になったのかを聞いてみましょう。

不動産会社が提示した査定額が高額で現実的ではない場合は、売れ残ってしまう可能性が高く、何とかして売却するために本来の適正価格までの値下げが必要になったり、売却活動が長引いたりする可能性があります。

逆に、安過ぎる査定額を提示されている場合も注意が必要です。というのも、相場よりも安い価格で売却することになって損をする可能性があるためです。なぜその価格になったのかを、明確に説明でき、納得できる回答が返ってくるかどうかは、不動産会社を決定するうえで重要な判断材料になるでしょう。

査定額を提案されるイメージの家の模型

免許番号をチェックする

不動産売買の仲介を行うには、宅地建物取引業の免許が必要です。複数の都道府県にまたがって支店がある不動産会社の場合は国土交通大臣が、地域の不動産会社の場合は各都道府県知事が免許を発行します。免許番号は、以下のような表示です。

「国土交通大臣免許 (3) ○○○号」、「東京都知事免許 (2)○○○号」

( )の中には、免許の更新回数が示されるので、( )の数字が大きければ大きいほど、経験が長いといえます。なお、宅地建物取引業の免許は、5年に1度更新されます。

ただし、更新回数が少なくても、優秀な不動産会社の営業担当者はいるので、あくまでも参考の1つとするようにしましょう。

また、宅地建物取引業法第50条により、宅地建物取引業者は「事務所等及び事務所等以外の国土交通省令で定めるその業務を行う場所ごとに、公衆の見やすい場所に、国土交通省令で定める標識を掲げなければならない」と規定されています。

標識から事業者ごとに割り振られた免許番号を確認し、国土交通省が運営する「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で検索すれば、営業許可をもらった業者かどうかが分かります。

建設業者・宅建業者等企業情報検索システムはこちら

行政処分情報をチェックする

依頼しようとしている不動産会社が行政処分を受けていないか、事前に確認してみましょう。

不動産会社の行政処分情報を確かめるには、不動産会社が免許を更新した行政庁で宅地建物取引業者の名簿を閲覧することで分かります。名簿は誰でも無料で閲覧できるので、事前に確認しておくのもおすすめです。なお、宅地建物取引業者の名簿は、都道府県の不動産業を担当する部署や国土交通省の地方整備局で確認できます。

しかし、行政処分を受けていても、なかには改善している不動産会社もあるので、行政処分を受けている全ての不動産会社に問題があるわけではありません。そのため、行政処分を確認する際は、直近のものをチェックするようにしましょう。

国土交通省が管轄する事業所の行政処分情報はこちら

不動産売却は仲介と買取どっちがいい?

不動産の主な売却方法として、「仲介」と「買取」があります。

仲介と買取のメリットと注意点が分かるイラスト

仲介とは、売主と買主の間に不動産仲介会社が入り、販売活動や引渡しの手続きを行うことをいいます。仲介の特徴は以下の通りです。

・市場価格で高く売れる
・売却まで時間がかかる

対して買取とは、不動産会社に直接買い取ってもらう方法のことです。買取には主に以下のような特徴があります。

・すぐに現金化できる
・成約価格が安くなる

詳しくは下記の記事をご覧ください。

不動産仲介と買取の違いについて詳しい記事はこちら

不動産売却はどの契約方法がいい?

ここからは実際に不動産会社へ売却の仲介を依頼する方法について見ていきましょう。

不動産会社に仲介を依頼して、売りたい物件の買主を探してもらうために結ぶ契約を媒介契約といいます。媒介契約には、「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」「一般媒介契約」の3つがあり、売主はどの媒介契約にするのか選ぶことが可能です。それぞれの特徴について解説しましょう。

媒介契約の成立

専任媒介契約

専任媒介契約は、依頼できる不動産会社は1社のみですが、不動産会社を介さず自分で買主を探して直接取引をすることも認められた契約です。専任媒介で契約をした場合は、不動産会社は契約日の翌日から7日以内に全国の不動産会社だけが見ることのできるネットワークシステム「レインズ(指定流通機構)」への登録を行う必要があり、売主に対して、2週間に1回以上の状況報告をする義務が生じます。

専任媒介契約は1社の不動産会社とのやりとりのみなので、この後ご紹介する一般媒介契約に比べて希望条件の変更を行いたい場合の対処や、内覧の日程を決めるための調整など、必要な手続きが手軽に済むでしょう。

専任媒介契約に関する記事はこちら

レインズは、不動産会社のみ閲覧できますが、個人の方でも閲覧できる「レインズマーケットインフォメーション」もあり、相場や似た条件下での取引事例を確認することもできます。

レインズマーケットインフォメーションはこちら

契約締結中の不動産会社の営業担当者

専属専任媒介契約

専属専任媒介契約は、専任媒介契約と同じく契約を結べるのは1社のみですが、専任媒介契約と異なり、売主自身が、買主を見つけて直接取引することが認められていません。この契約の場合、不動産会社は契約をした日の翌日から5日以内にレインズへの登録を行う必要があり、売主に対して1週間に1回以上の状況報告をする義務が発生します。

3つの契約形態のなかでも、最も制約のある専属専任媒介契約ですが、仲介業者の手厚いサポートを受けられ、かつ販売状況を把握しやすい点が特徴です。

一般媒介契約

一般媒介契約の大きな特徴は、複数の不動産会社へ同時に依頼することが可能な点です。また、売主自身が買主を探すことが認められていたり、不動産会社が行うレインズへの登録が任意であったりと、ほかの2つの契約に比べて自由度の高い契約形態です。

一般媒介契約には「明示型」と「非明示型」があります。明示型とはほかにどの不動産会社と契約を結んでいるかを開示する方法で、非明示型とは開示する必要がないものです。売主は明示型と非明示型を選択できます。

一般媒介契約に関する記事はこちら

不動産売買契約書に押印する女性

不動産売却はどこがいい?リアルな実態をプロにインタビュー

不動産会社の選び方について、リアルな実態を三井のリハウス社員に聞いてみました!気になる疑問について、不動産売却のプロの見解をご紹介します。

不動産売却の査定はどこがいい?

不動産売却の査定は、不動産会社のサイトか一括査定サイトで依頼することができます。一括査定は、4社から10社ほどの不動産会社に一度に査定依頼ができます。一括査定のメリットは、一度の査定申し込みで複数社の話を聞けることですが、一方で、複数社と同時に連絡を取る必要があり大変なのも事実です。また、各社と話をするなかで、自分たちにとって何がよいのか分からなくなった…という方も実際にいました。

私の経験では、2~3社に査定を依頼し、そのなかから仲介会社を選ぶ方が多い印象です。不動産会社の候補が既にある方や、忙しい方、売却を急いでいる方は、2~3社に目星をつけ、不動産会社のサイトから直接査定依頼をするのがおすすめです。

三井のリハウスの無料査定はこちら

信頼できる会社で売却したい…見分け方は?

信頼できる営業担当者か見分けるには、下記のような点を見るとよいと思います。

・販売戦略がある
・返信が早い
・時間を守る
・分からないことをそのままにせず、調べて回答する

まず、販売戦略があるかどうかを判断するコツは、査定後の連絡の内容にあります。ただ「ご状況はいかがですか?」と検討状況を聞くだけでなく、「似た物件が成約し、買主はこのような方でした」「だからこうした方をターゲットとして、このように販売しましょう」などと、情報共有をしながら販売戦略を提案してくれる場合、よい営業担当であると判断できるのではないかと思います。

また、「返信が早い」、「時間を守る」、「分からないことをそのままにせず、調べて回答する」ということは、一見当たり前のように聞こえますが、こうした当たり前のことを当たり前に行える営業担当者は、信頼関係を大切にしているといえるでしょう。私自身も、売主さまと信頼関係を築くことを一番大切にしています。というのも、不動産売却はいくらで売り出すかや値下げするタイミングといったことは営業担当者が提案しながら最終的には売主さまに決定いただきます。だからこそ、「○○さんからの意見なら、こうしてみよう」と提案に納得してもらうためには、信頼関係が大切だと思っています。

信頼できる不動産会社の営業担当

【体験談あり】事例から分かる仲介会社選びのコツ

不動産売却で重要な仲介会社選び。不動産売却の業者選びのポイントを知りたい場合は、売却に成功した人の体験談が参考になるでしょう。今回は、三井のリハウスで不動産売却をした方のリアルな体験談や口コミを一部抜粋してご紹介します。

【体験談の集計概要】
三井のリハウスが独自に集計した体験談を掲載しています。
募集期間:2024年3月1日~2024年3月31日
対象者:三井のリハウスで不動産売買をしたことがある方
回答人数:14,281人
調査方法:Webでのアンケート

他社との違いをきちんと説明できる会社は信頼性が高い

査定や問い合わせの際に、きちんと自社の特徴を他社と比較しながら説明してくれるかという点も、仲介会社選びにおいて参考になります。相手はプロなので意識して聞かないと、他社との違いが分からないまま、よい部分だけを主張されてしまうこともあります。そうなると、後からもっとよい仲介会社が見つかったり、売却活動中に思わぬトラブルが生じたりする恐れもあるのです。他社との違いを説明してもらいながら、少しでも疑問や不安が生じたら迷わず質問しましょう。

【30代・自宅を売却した方の体験談】
自宅の売却で利用させていただきました。元々三井のリハウスさんと他の大手で考えており、査定の金額もサービス内容もあまり変わりはありませんでした。この現状も素直に話をし、三井のリハウスさんの強みを教えて欲しいと言ったところ、しっかりと他の大手との違いやこの地域に強いことなど説明をしていただき、売却までのプロセスがしっかりされていました。すぐに買主も現れ、全てがストレスなく進み、本当に感謝しかありません。

親身な印象があるか

売却活動は、ある程度の期間をかけて進めていくものです。最後まで寄り添ってサポートしてくれる仲介会社を選ぶためにも、担当者の印象も意識しましょう。もちろん最初の印象が全てというわけではありませんが、丁寧なヒアリングといった誠実な対応を取ってくれる担当者のほうが、後々のトラブルが生じにくいでしょう。

【40代・自宅を売却した方の体験談】
自宅を売却する際、当初は他の不動産会社に依頼をしていました。ですが、担当者の方に少し不信感を持つ出来事があった上に自宅も中々売れずに困っていました。契約期間満了が近づいてきたとき、妻の提案で大手の三井のリハウスさんにお願いをしようということになりました。そして三井のリハウスさんにお話を伺いにいったところ、とても親身になって話を聞いてくださり、信頼できるなと思ったのですぐにリハウスさんにお願いすることを決めました。自宅が売却されるまでの間、担当者の方はこまめに売却活動を報告してくれたり、常に親身になってくれたりと、とても心強く感じました。自宅を売却できたことに感謝しています。

信頼できる不動産会社に売却を依頼しよう!

不動産の売却を進めていくためには、営業担当者の親身で迅速な対応が大切です。そこで、営業担当者と連絡が取りやすいかどうかも事前にチェックしておきましょう。特に、売主のメリットだけではなく、ときには不利なポイントを説明してくれるような会社がおすすめです。不利なポイントを併せて説明してくれる不動産会社は、どのように売却をするかの対策を丁寧に考えてくれる傾向があります。

人生で不動産売却をする機会はそうあるものではありません。不動産売却で後悔しないためにも、契約をする前にじっくり腰を据えて満足度の高い不動産会社を探すようにしましょう!

累積取扱件数100万件以上の実績を持つ三井のリハウスなら、信頼できる経験豊富な営業担当者がお客さまのご希望やご事情に合わせて売却をサポートいたします。また、AI査定、簡易査定、訪問査定を無料で行っているので、不動産売却を検討している方は、ぜひ三井のリハウスにご相談ください。

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※1出典:2023年度仲介実績調査,株式会社不動産流通研究所
https://www.re-port.net/article/news/0000075807/
(最終確認:2024年6月25日)

不動産鑑定士 竹内英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士をはじめとしたさまざまな資格を保有。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングなども行なっている。
https://grow-profit.net/