
不動産を高く売るためのポイント5選!やらないほうがいい対策も分かりやすく解説
不動産は、いくつかのポイントを押さえて売却活動を行うことで、高く売ることが可能です。なかでも不動産会社の選定や査定は重要です。今回の記事では、家や土地を高く売りたい方に向けて、売却方法のポイントやコツを詳しく解説します。
不動産を高く売るために売却の流れを押さえよう!
結論からいうと、不動産はポイントを押さえて売却活動を行うことで、高値で売れる可能性が高まります。不動産売却を成功させるポイントを解説する前に、まずは売却の流れを把握しておきましょう。不動産売却は以下の順序で進みます。
・不動産会社への査定依頼
・媒介契約の締結
・売却活動
・売買契約
・決済・引渡し
不動産売却の流れをあらかじめ把握しておくことは、高く売るためにも大切です。焦って売り急ぐことのないよう、売り出す前に余裕のある売却スケジュールを立てましょう。
●不動産売却の流れについての詳しい記事はこちら
不動産を高く売るために押さえたいポイント5選
不動産を高く売るためには、前述の通りポイントを押さえて売却活動を行うことが大切です。ここではポイントを5つに厳選してご紹介します。
・相場を把握する
・売却する時期を見定める
・内覧の準備と対応を丁寧に行う
・水回りを清潔にする
・実績のある不動産会社を選ぶ
それぞれの詳細を解説していきます。
相場を把握する
不動産を高く売るためには、まず相場を把握しましょう。相場より安い価格で売り出すと、損をしてしまいます。一方で、高過ぎる場合も買い手が付きにくく、売却が長引くことがあります。そうならないためにも、適切な相場を知ることが必要です。
しかし、不動産売却は初めてで「相場の調べ方が分からない」「相場を調べたことがない」という方も多いのではないでしょうか?そのような方に向けて、相場を調べる方法を2つご紹介します。
不動産情報ライブラリ
不動産情報ライブラリとは、不動産の取引価格、地価公示等の価格情報を確認できる国土交通省のWebサイトで、誰でも無料で利用できます。しかし、不動産情報ライブラリでは、土地と建物の総額しか分からず、また、詳細な所在地が分からないようになっているので、おおまかな目安と捉えるようにしましょう。
REINS Market Information
REINS Market Informationは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営している不動産取引情報提供サイトです。物件が特定できる詳しい情報は削除されていますが、実際に行われた過去の取引を参照することができます。売却したい物件と似た条件の物件が、過去にいくらで取引されたか調べてみることで、売却相場の見当を付けやすくなります。
売却する時期を見定める
売却時期を見定めることも不動産を高値で売却するための大切なポイントの1つです。一般的に不動産の取引は、新学期や新年度前の2月~3月と人事異動の機会が多い9月~10月に盛んになります。こうした需要の高い時期を狙うことで、希望価格での売却に近づきやすくなるというメリットが得られます。仲介での不動産売却が完了するまでには約3か月前後かかることを踏まえ、タイミングを合わせて売り出すようにしましょう。
●売却時期についての詳しい記事はこちら
また、不動産の価格相場が上昇している時期もよいタイミングです。不動産の価格動向を調べるには、国土交通省が発表する「不動産価格指数」をチェックしてみることをおすすめします。
●不動産価格指数についての詳しい記事はこちら
●不動産価格指数に関する国土交通省のサイトはこちら
内覧の準備と対応を丁寧に行う
不動産を高く売るためには、内覧で物件の魅力をできる限りアピールすることも大切です。内覧は、購入希望者にとって物件を直接確認できる機会であり、購入するかどうかを大きく左右するステップだからです。
内覧の前にはきれいに整理整頓し、清潔感を保つようにしましょう。たとえば、玄関周りに関しては、その一瞬の印象が、購入希望者への物件全体のイメージへ影響を与えてしまうことがあるため、事前に細部までチェックしておくことをおすすめします。
また、マンションの場合は、専有部分を気にするあまり、つい共用部分への気配りを忘れがちです。共用部分のエントランスや、駐輪場などに目立つごみが落ちていないかを事前に確認しておくのもポイントでしょう。
さらに、内覧当日は質問に対し丁寧に答えることを心がけ、物件の魅力をしっかり伝えることで、購入希望者によい印象を与えることも大切です。
●内覧についての詳しい記事はこちら
水回りを清潔にする
水回りの掃除を行うことは、どの物件にも共通して大切なポイントですが、特に中古住宅では意識するとよいでしょう。水垢の特性上、放置している期間が長いほど蓄積し、落ちにくくなるためです。簡単な掃除では落ちないこともあるため、必要に応じてハウスクリーニングを検討しながら内覧までに対処しましょう。
実績のある不動産会社を選ぶ
不動産を高く売るためには、実績のある不動産会社を見極めて仲介を依頼することが重要です。不動産会社は、それぞれ得意な分野やエリアが異なります。そのため、不動産会社のホームページを見たり、担当者の話を聞いたりして、その会社の特徴を把握したうえで仲介を依頼する会社を選ぶのがよいでしょう。
三井のリハウスでは、100万件以上の取引実績に基づき、お客さまの売却に関するお悩みを解決します。豊富な実績で培われた知見により、精度の高い無料査定を行っておりますので、不動産を高く売りたいと考える売主の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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不動産を高く売るためにやってはいけないこと
ここでは、不動産を高く売るために、やってはいけない売却活動のNG行為をご紹介します。主に以下の3つがあります。
・査定価格のみで不動産会社を選ぶ
・希望価格に固執し過ぎる
・物件のマイナス要素を隠す
なぜやってはいけないのか、詳しく見ていきます。
査定価格のみで不動産会社を選ぶ
査定価格のみで不動産会社を選ぶと、売却活動が長期化するリスクが伴うことがあります。というのも、査定価格は売り出し価格を決定する材料だからです。査定価格が相場と大きく乖離していると、相場より高過ぎる価格で売り出してしまい、買い手が見つかりにくくなることにつながります。長期間売れないことで、結果として売り出し価格を値下げすることにもなるでしょう。
できるだけ高く売りたいという気持ちから、会社選びも査定価格を基準にしてしまいがちですが、査定価格のみで不動産会社を選ばないようにしましょう。また、相場より極端に高い査定価格が提示された場合は、不動産会社の担当者に査定価格の根拠を尋ねるようにし、納得のいく回答が得られるかを判断することもおすすめです。
希望価格に固執し過ぎる
不動産売却では買い手から値下げ交渉をされることがあります。しかし、値下げに一切応じないと、成約に至らず、売却活動が長期化してしまう恐れがあります。売却が長期化すると、物件に売れ残りのイメージが付いてしまい余計に希望価格で売れにくくなることも考えられます。そのため、値下げ交渉への対応は不動産会社と相談のうえ柔軟に検討しましょう。
物件のマイナス要素を隠す
建物や設備の欠陥、近隣トラブルなど、マイナス要素を隠すのもよくありません。売買契約後にそのようなマイナス要素が発覚すると、場合によっては契約不適合責任を問われて、損害賠償を請求されることも考えられます。物件の情報はくまなく伝えたうえで、売主も買主も気持ちのよい取引を行いましょう。
信頼できる不動産会社を選ぼう!
この記事では、不動産を高く売るために、どのようなポイントを押さえて売却活動をすればよいのかについて解説してきました。押さえるべきポイントと注意点を意識することで、納得のいく売却に近づけるでしょう。特に、不動産会社は売却活動において大きな役割を担っています。会社の特徴や担当者の人柄などを知るために、まずは不動産会社に査定を依頼してみましょう。
三井のリハウスでは、無料の不動産査定を随時受け付けています。累計取扱件数100万件以上の実績のもと、不動産売却に関する幅広いお悩みに、経験豊富な担当者が親身に寄り添い対応します。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
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監修者:三上隆太郎
株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。
個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し、中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/