ハウスメーカーに土地を売るのは実際どう?高く売れる売却方法やメリットを解説

「ハウスメーカーに土地を売ると高く売れるのでは?」と考えている人もいるのではないでしょうか?実際は、不動産会社の仲介を利用して一般個人に売るほうが高く売れる可能性があります。この記事では、不動産仲介だと高く売却できる理由や、土地を高く売却するためのポイントをご紹介します。

目次
  1. ハウスメーカーに土地を売ると高く売れる?
  2. ハウスメーカーに土地を売ると安くなる理由
  3. ハウスメーカーに土地を売るメリット
  4. ハウスメーカーへ土地売却すると手数料はかかる?
  5. 土地を高く売るなら不動産会社の仲介がおすすめ!
  6. できるだけ高く土地を売るポイント
  7. 住宅メーカーと不動産会社で迷ったら査定を依頼しよう!
記事カテゴリ 売却 土地
2025.01.10

ハウスメーカーに土地を売ると高く売れる?

一般的に、不動産仲介を用いて土地の買い手を探す場合、売却を開始してから取引が完了するまで、3か月程度かかることも珍しくなく、仲介手数料もかかります。そのため、不動産会社の仲介よりも、ハウスメーカーに土地を買い取ってもらうほうが手っ取り早く、手取り額も多くなるのではないかと考える方もいるのではないでしょうか?

しかし実際には、ハウスメーカーに土地を売るよりも、不動産会社に仲介を依頼し、一般個人に売るほうが仲介手数料を差し引いても手取り額が多くなる可能性があります。この記事では、仲介を通じて土地を売るメリットや、高く売るためのポイントを詳しく解説します。土地の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

●土地売却の流れについて詳しい記事はこちら

ハウスメーカーに土地を売ろうと相談する男女

ハウスメーカーに土地を売ると安くなる理由

前述の通り、ハウスメーカーに土地を売る場合、不動産会社の仲介で売却するよりも、成約価格が低くなる傾向にあります。ここでは、その理由を説明します。

買取になってしまうため

ハウスメーカーに土地を売るケースでは、売却方法は仲介ではなく、多くの場合、買取になります。買取の場合、仲介での成約価格の6割~8割程度になるケースが一般的です。理由は、ハウスメーカーが土地を買い取った後に、一戸建てやマンションなどの建物を建てる費用が必要であり、その分を考慮して、より安い価格での買取となるためです。

一方、仲介を行う不動産会社は、成功報酬として、成約価格(税抜)をベースに算出した仲介手数料を得るため、より高い価格で売却することが収益につながります。そのため、不動産会社は売主の希望価格で売れるよう、最善を尽くしてくれるでしょう。

●仲介と買取の違いについて詳しい記事はこちら

仲介のほうが幅広い買い手がいるため

仲介を利用すれば、買い手を広範囲から探すことができるため、よりよい条件で売却できる可能性が高まるでしょう。また、取引実績が豊富な不動産会社であれば、既に多くの顧客を抱えています。全国で店舗を展開する三井のリハウスでは、より希望条件に近い価格で売却できるよう全国から購入希望者を募ります。土地の売却をご検討の際は、ぜひ三井のリハウスにお問い合わせください。

●土地売却の相談はこちら

土地が高く売れず落ち込む人

ハウスメーカーに土地を売るメリット

ハウスメーカーに土地を売ると、買取になり売却価格が低くなることをご紹介しましたが、メリットもあります。

時間がかからない

ハウスメーカーに土地を売る場合、買い手を探す時間やローン審査の時間が省けます。また、ハウスメーカーは、現金の一括払いで買い取ってくれるケースがあることも特徴です。そのため、相続税の支払いや早急に現金が必要な場合は、都合がよいといえるでしょう。

解体の手間がかからない

古家が残ったままの「古家付き土地」を仲介で売る場合、家を解体し更地にしたほうが早く売れる可能性があります。更地であれば、買主は購入後すぐ家を建てられるためです。ただし、解体費用は売主が負担することになるため、出費が増えてしまいます。

一方、ハウスメーカーに売却する場合、古家が残っていてもそのまま買い取ってくれることがあります。また、交渉によっては、解体費用だけでなく、測量をはじめとするその他の費用もハウスメーカーが負担してくれる可能性があり、解体の手間や費用がかからないことは、売主にとって大きなメリットでしょう。

●不動産売却に必要な費用について詳しい記事はこちら

ただし、土地の状況やハウスメーカーによっては、買取を行わなかったり、仲介手数料が発生したりする場合があるため、事前に買取の条件を確認しておきましょう。

ハウスメーカーとの契約

ハウスメーカーへ土地売却すると手数料はかかる?

ハウスメーカーに土地を売る場合、ハウスメーカーが直接買い取るため、仲介手数料はかかりません。一方、不動産会社へ仲介を依頼して売却する際には、売却が成立した際に、仲介手数料を支払います。

仲介手数料は、宅地建物取引業法によって限度額が定められており、取引価格が400万円を超える場合「取引価格×3%+消費税」で算出できます。

●仲介手数料について詳しい記事はこちら

土地を売る際の手数料

土地を高く売るなら不動産会社の仲介がおすすめ!

ハウスメーカーに土地を売る方法は、これまでご紹介したようなメリットもありますが、不動産会社の仲介で売却するよりも安くなる傾向があります。そのため、少しでも高く土地を売却したいと考えている方は、不動産会社に仲介を依頼して買い手を探すことがおすすめです。

不動産会社なら、広範囲にわたって買い手を探すことができ、ハウスメーカーによる買取よりも高く売却できる可能性があります。仲介で売却する場合は、実績が豊富な不動産会社に依頼することが、土地売却を成功させるコツです。

できるだけ高く土地を売るポイント

土地をできるだけ高く売るには、不動産会社に仲介を依頼して買い手を募る以外にも、以下のようなポイントがあります。

相場を調べておく

自分で土地の相場を調べておくことも、高く売るためのコツの1つです。特にハウスメーカーに買い取ってもらう際は、極端に安い価格を提示される可能性もあるため、あらかじめ物件の相場を知ったうえで、仲介での売却とどちらが手元に残る金額が多くなりそうか比較検討して決めましょう。売却金額について後悔しないためには、このように事前に自ら情報収集しておくことが重要です。

●土地の相場価格を調べる方法について詳しい記事はこちら

実績の豊富な不動産会社を選ぶ

土地を不動産会社の仲介で売却するなら、仲介を依頼する不動産会社は慎重に選びましょう。できる限りよい条件で土地を売却するためには販売戦略が重要です。そのため、取引実績が豊富で経験豊かな不動産会社に仲介を依頼し、土地をできるだけ高く売るための戦略を立ててもらいましょう。

不動産会社に仲介の依頼をする売主

住宅メーカーと不動産会社で迷ったら査定を依頼しよう!

所有している土地を住宅メーカーへ売却するか、不動産会社に仲介を依頼するか迷ったら、無料の不動産査定がおすすめです。査定を受けることで自分の土地がいくらで売れそうか把握でき、売却計画が立てやすくなるでしょう。

三井のリハウスでも無料査定を提供しております。また査定後には、豊富な知見を持つ担当者がお客さまに寄り添って売却をサポートします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

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監修者:三上隆太郎

株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。
個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し、中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/