マンション売却は1ヶ月でできる?平均期間や早く売るためのコツも解説!

中古マンションの売却を考えている人のなかには、1ヶ月で売却したい方もいるでしょう。この記事では、マンションの平均売却期間や早く売るためのコツ、なかなか売れない場合の対処法について解説します。

目次
  1. マンションは1ヶ月で売却できることもある
  2. マンション売却の手順
  3. マンションを1ヶ月で売却するコツ
  4. マンションが売れなかったら?
  5. マンション売却を1ヶ月で終わらせたいならスケジュール調整は慎重に
  6. マンション売却までの期間が不安なら不動産会社に相談しよう
記事カテゴリ 売却 マンション
2024.07.19

マンションは1ヶ月で売却できることもある

中古マンションは、一般的に3ヶ月を目安に売却可能とされていますが、場合によっては1ヶ月で売却できることもあります。

マンションの売却を検討している方のなかには、「できるだけ短期間で売りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか?しかし、1ヶ月という短い期間で不動産売却を行うためには、売却のコツを理解しておく必要があります。

この記事では、マンションを1ヶ月で売却するためのコツや、売れない場合の対処法についてご紹介します。時間をかけずにマンションを売却したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

マンションの売却

マンション売却の手順

中古マンションを売却する際にはいくつかの手順があります。マンションの所在地や地域、価格によって売却期間は変わってきますが、まずは一般的な売却の手順を把握しておきましょう。

マンション売却の主な流れと、それぞれのステップにかかる平均期間は以下の通りです。

マンション売却の手順平均期間
査定~媒介契約の締結1週間
売却活動1~3ヶ月
売買契約~引渡し2~3ヶ月

それぞれの手順の詳しい内容は、以下の記事で解説しています。併せてご覧ください。

マンション売却について詳しい記事はこちら

マンション売却にかかる期間

マンションを1ヶ月で売却するコツ

上でご紹介したように、売却活動期間にもよりますが、マンション売却は平均すると3ヶ月~半年かかります。1ヶ月で売却するためには、以下のようなポイントを押さえて、売却活動期間を短くする必要があります。

・売り出し価格を少し低めに設定する
・需要の高い時期に売り出す
・内覧準備に力を入れる

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

売り出し価格を少し低めに設定する

マンションを1ヶ月で売却するためには、査定額通りか、もしくは少し低めに価格設定するとよいでしょう。

買主の多くは、周辺の物件も見たうえで比較検討するため、相場より高い売り出し価格だと購入につながりにくくなります。できるだけ短期間で売却したいならば、所有するマンションの立地、間取り、築年数などを考慮し、不動産会社と相談しながら適切な売り出し価格を設定しましょう。

需要の高い時期に売り出す

需要の高い時期に物件を売り出すことも、1ヶ月という短期間で売るためには不可欠です。

不動産は、1年のなかで売れやすい時期と売れにくい時期があります。たとえば、新生活に向けて人が移動する2~3月や、人事異動の多い9~10月は、住宅需要が高まり、取引件数も増加します。一方、正月休みやお盆休みなどの大型連休がある1月や8月は、不動産取引が停滞する傾向にあります。このように、1年のなかでマンションの取引件数に差があるため、買い手の需要が高い時期を狙って売り出すようにしましょう。

また、取引件数が多い時期は、希望価格で売却しやすくなります。住宅需要が高く、買い手の多い時期は入居希望者が見つかりやすいため、売り出し価格を下げることなく売却できる可能性が高まります。

時期によって異なる不動産需要と価格

内覧準備に力を入れる

マンション売却を成功させるためには、購入検討者の第一印象をよくすることが大切です。そのため、内覧の準備は念入りに行いましょう。

部屋の掃除や整理整頓はもちろん、キッチンやトイレ、洗面所といった水回りは、内覧者が特に気にする場所です。加えて、エントランスやエレベーターホールなどの共用部分も掃除しておくと、好印象につながります。

汚れが落ちにくい箇所は、ハウスクリーニングに依頼することも検討しましょう。また、内覧者からの質問に答えるだけでなく、物件のよさをアピールできるように、仲介をお願いする不動産会社と事前に相談しておくことも大切です。

内覧のコツに関する詳しい記事はこちら

内覧へ備えた掃除

マンションが売れなかったら?

なかには、マンションの平均売却期間である3ヶ月を超えても売却に至らないケースもあります。その場合は、なぜ売れないのかを明らかにしたうえで、以下の対処法を検討しましょう。

・売り出し価格を見直す
・内覧の対応日時を増やす
・空室にしてから売る

ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。マンションがなかなか売れずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

マンションが売れない場合について詳しい記事はこちら

売り出し価格を見直す

マンションが売却につながらない原因の1つとして、売り出し価格が相場よりも高過ぎることが考えられます。多くの買い手に興味を持ってもらうためにも、周辺物件の成約価格を参考にしながら、適正な売り出し価格を設定しましょう。

なお、売り出し価格を見直す際は、仲介する不動産会社に相談するのがおすすめです。これまでに蓄積されたデータや経験から、売却計画を練り直し、最適な売り出し価格を提案してくれます。

マンションの売り出し価格の見直し

内覧の対応日時を増やす

マンション売却を成功させるためには、できるだけ多くの購入検討者に内覧してもらうことが大切です。購入希望者のリクエストに合わせて、平日の夜や土日、祝日も内覧可能にすると、内覧数が増える可能性があります。なお、内覧の立ち会いは不動産会社に任せることもできるため、日程の調整がつかない場合はお願いしましょう。

空室にしてから売る

購入検討者が新築物件と並行して内覧している場合、中古物件の生活感がマイナスイメージになりがちです。部屋は空室であるほうが見栄えがよくなり、広く感じられるため、印象がアップする傾向があります。物件がなかなか売れない場合は、仮住まいに引越し、売却物件を空室にしてから売る方法もあります。

マンション売却を1ヶ月で終わらせたいならスケジュール調整は慎重に

ここまで、マンションを1ヶ月で売却するためのコツや、売れなかった場合の対処法についてご紹介してきました。しかし現実的には、1ヶ月でマンションを売却するのは容易ではなく、売却できたとしても、成約価格が相場より低くなってしまうこともあります。そのため、マンションを希望価格で売却するためには、スケジュールに余裕を持たせることが大切です。1ヶ月という期間にこだわり過ぎて後悔する結果とならないよう、スピードを重視するのか、価格を重視するのか、あらかじめ優先順位をつけておくとよいでしょう。

マンション売却のスケジュールを検討

マンション売却までの期間が不安なら不動産会社に相談しよう

1ヶ月という期間で、相場通りの価格でマンションを売却することは、コツを押さえれば可能です。しかし、確実に売却できるとは限らず、成約価格が希望より低くなってしまう恐れもあります。そういったリスクを踏まえても、できるだけ早く売却したいという場合は、不動産会社に一度相談してみることをおすすめします。親身に相談に乗ってくれる経験豊かな不動産会社を選べば、納得のいく金額で、スムーズに売却できる可能性が高まります。

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監修者:ファイナンシャル・プランナー 大石泉

株式会社NIE.Eカレッジ代表取締役。CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を保有。住宅情報メディアの企画・編集などを経て独立し、現在ではライフプランやキャリアデザイン、資産形成等の研修や講座、個別コンサルティングを行っている。