
マンション売却は内覧なしでもできる?成功させるコツや具体的な方法を紹介
マンション売却は内覧なしでもできることはご存じでしょうか?内覧なしで売却するには、写真や映像の活用、不動産会社に依頼するなど、いくつか方法があります。今回は、内覧なしでマンション売却を成功させるコツをお伝えします。
目次
マンション売却は内覧なしでも可能?
マンション売却の際に、内覧なしでも進めることは可能です。マンション売却を検討している人のなかには売却活動の際に行う、内覧の対応を面倒に感じている方もいるのではないでしょうか?というのも、複数の内覧希望者へのスケジュール調整や当日の立ち会い、事前の清掃や換気など売主側の手間や負担がかかるからです。そのような「できれば内覧なしで売却活動を行いたい」という方には、写真や映像、オンライン会議ツールを使ったWEB内覧という方法があります。
ただし、内覧なしのマンション売却は難易度が高いため、売却をできるだけスムーズに進めたい方には対面での内覧がおすすめです。今回は、マンション売却の際に内覧なしで進めたい方に向けて、具体的な方法や、内覧なしで行うメリットと注意点、成功させるコツについて解説します。
内覧なしでマンション売却をする具体的な方法3つ
マンション売却を内覧なしで進めたいなら、次の3つの方法を検討するとよいでしょう。
・写真や映像をできるだけ載せる
・オンラインツールを利用してWEB内覧をする
・不動産買取を利用する
順番に説明していきます。
写真や映像をできるだけ載せる
物件の状態が伝わる写真や映像を多く載せることで購入希望者も生活イメージが湧き、売却しやすくなります。写真や映像は、インターネット環境があれば何度でも見返せます。なお、掲載する写真や映像は、物件の清潔感、開放感、明るさなどが伝わりやすいものがよいでしょう。
また写真や映像であれば、内覧のためのスケジュール調整や予約のバッティングもなく、多くの方に見てもらえます。一度清掃した状態で撮れば、内覧のたびに片付ける必要もありません。
三井のリハウスでは、実際に室内を内覧しているかのように物件を見られる「3Dウォークスルー」や、お部屋の画像にCGで家具や小物を配置する「バーチャルステージング」というパノラマコンテンツを提供しています。なかでも「バーチャルステージング」は、入居中の部屋の家具や小物を取り除くこともでき、室内の魅力を引き出したり、暮らしのイメージを膨らませたりすることが可能です。
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オンラインツールを利用してWEB内覧をする
ビジネスで使われるWEB会議用のオンラインツールのアプリを使い、室内の様子をリアルタイムで配信するのも、対面の内覧なしでマンションを売却する方法として有効です。購入希望者と直接コミュニケーションが取れるため、写真や間取り図だけでは分かりにくいことも、相手が納得するまでしっかり説明できるでしょう。ここでは購入後の生活イメージが湧くように、収納の奥行きやコンセントの数・位置なども詳しく紹介するのがコツです。
また、購入希望者にとっては、移動の時間と交通費を節約できるため、遠方に住む人とも接点が持てる点がメリットになります。ただし通信環境が不安定だと、やりとりが途切れてしまう可能性もあるので、事前に対応策を考えておきましょう。
不動産買取を利用する
不動産買取とは、一般の個人ではなく、不動産会社が直接、売却物件を買い取る方法です。不動産会社は、買い取ったマンションをリフォームして付加価値をつけ、再び販売するために買取を行っています。不動産買取の場合、個人の購入希望者を募ることがないため内覧なしでスピーディーに売却が進みます。しかし、不動産会社側でリフォームや修繕、再販の諸経費を引いているため、売却額は仲介の約6~8割程度と、売却額が安くなる恐れもあり、注意が必要です。
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マンション売却を内覧なしで行うメリット
マンション売却を内覧なしで行うメリットは以下の2点です。
・売主の内覧対応の時間や手間が省ける
・居住中でも気兼ねなく売却活動が進められる
それぞれ見ていきましょう。
売主の内覧対応の時間や手間が省ける
内覧にはさまざまな準備や対応が必要ですが、内覧を行わなければ、これらにかかる時間や手間が省けます。
内覧前は日程調整や、掃除や換気を行い、当日は鍵を開けて立ち会い、購入希望者との質疑応答を行うのが一般的です。マンション売却が成約するまでの内覧件数の平均は6~10件とされています。ただし1件で成約することもあれば、10件以上対応しても成約しないこともあります。個々のスケジュール調整に手間がかかるうえ、さらに内覧件数が増えることで売主の負担になる恐れがあるといえるでしょう。
また、内覧が夜の時間帯や休日に集中したり、購入希望者が想定外の行動をしたりと、売主がコントロールできないこともあります。予定していた内覧を当日にキャンセルする、断りもなく私物に触る、といった購入希望者に当たった際は、「対応が大変…」「疲れた…」と感じてしまうことでしょう。内覧なしの場合は、これらの負担を抑えることが可能です。
●マンション売却の内覧の流れや準備のコツについてはこちら
居住中でも気兼ねなく売却活動が進められる
売主のなかには、そもそも見知らぬ人を招きたくない、自身の生活感を見せたくない方もいます。特に居住中の物件では気を遣う場面が多く、いつ内覧の予定が組まれても対応できるように掃除や片付け、臭い対策は必須です。特に、汚れやすいキッチン・お風呂・トイレといった水回りは、多くの購入希望者が気にするポイントです。普段は隠しているクローゼットや収納を確認したい方もいるので、隅々まで片付けが必要になります。
マンション売却を内覧なしで行うときの注意点
マンションを内覧なしで売却するときの注意点も押さえておきましょう。主な注意点としては、以下の2点が挙げられます。
・購入希望者が見つかりにくく、売却までに時間を要する
・売却額が相場より安くなる
詳しく解説していきます。
購入希望者が見つかりにくく、売却まで時間を要する
マンションは多くの人が住宅ローンを組んで購入することもある大きな買い物です。購入希望者は失敗したくないという意識が強く、室内の様子や臭い、周辺環境などは自分の目で確かめたいと考えている方が多いでしょう。そのため内覧を行っていない物件は購入の候補から外されてしまい、結果的に売却まで時間を要してしまう恐れがあります。
売却額が相場より安くなる
内覧なしのマンションは、売却額が相場より安くなる傾向があります。内覧なしでの購入に不安を感じる方もいるため、内覧あり・内覧なしで価格が同じなら、内覧ありのマンションを選ぶ方が多いといえるでしょう。また傷や汚れがなく最新設備がそろっている物件でも、内覧なしは売却価格が下がるケースもあり注意が必要です。マンションを内覧なしで売る場合、価格の安さをアピール要素にするなど、工夫も必要になってきます。
マンション売却を内覧なしで成功させるには不動産会社に相談しよう
マンション売却を内覧なしで行うことはもちろん可能です。ただし上述したような注意点が気になる方は不動産会社に相談し、内覧対応を代行してもらいましょう。不動産会社に内覧を依頼することで、一例として以下のようなサポートが得られます。
・スペアキーを預けることで売主が不在でも内覧を進められる
・居住中物件なら、内覧のタイミングで外出して購入希望者と顔を合わせないで済む
・内覧後に条件交渉・売買契約となっても、専門知識があるので安心して任せられる
あくまで一例ですが、不動産会社に内覧対応を依頼することで、内覧ありと同様のよりよい条件で売却を進められる可能性が高まります。
マンション売却が大変に感じるなら、三井のリハウスへ
内覧の対応を不動産会社に任せる場合、信頼できる会社を選ぶことが重要です。レスポンスは早いか、対応は誠実かといった観点から見極めましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください。
●信頼できる不動産会社を選ぶコツについてはこちら
三井のリハウスは累計取扱件数100万件以上の実績により、内覧対応はもちろん、売主さまのご要望に合わせて柔軟に対応いたします。またマンションの売却から購入まで、サポートの窓口を1本化し、お客さまの手間を最小限に抑えることも可能です。マンション売却を検討中の方は、お気軽にご相談ください。
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監修者:三上隆太郎
株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。
個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し、中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/