訪問査定にかかる時間は?短縮させる方法や不動産会社選びのコツを解説

訪問査定とは、不動産会社の担当者が実際に家を訪れ、設備や周辺環境などを考慮して推定売却価格を算出する査定方法です。今回は訪問査定にかかる時間から、おおまかな流れ、さらに売却を成功させる不動産会社選びのコツまで詳しく解説します。

目次
  1. 訪問査定にかかる時間は?
  2. 訪問査定にかかる時間の内訳
  3. 訪問査定の時間を短縮する方法
  4. 訪問査定で時間がかかるケースとは?
  5. 訪問査定を依頼する不動産会社を選ぶポイント
  6. 訪問査定を依頼するなら三井のリハウスへ
2024.11.29

訪問査定にかかる時間は?

訪問査定は、不動産会社の担当者による現地調査が30分から1時間ほどかかります。また、調査後に具体的な査定額が出るまでは早ければ2~3日、遅くとも1週間ほど必要です。

そもそも査定方法には、「AI査定」「簡易査定(机上査定)」「訪問査定」の3種類があります。AI査定と簡易査定は、不動産会社が物件を直接見ずに行う査定方法です。一方、訪問査定とは、不動産会社の担当者が物件を訪れ、室内や周辺環境などを直接確認し、査定額を算出する方法です。訪問査定は、AI査定や簡易査定と比べると時間がかかりますが、不動産会社の担当者が直接物件の状況を確認するため、AI査定や簡易査定より精度が高いのが特徴です。

不動産の売却を検討している人のなかには、「訪問査定を依頼したいが初めてなので不安」という方もいるでしょう。そこで、今回は訪問査定にかかる時間や一般的な流れ、さらに不動産会社選びのコツなどについて解説します。

訪問査定を行う不動産会社の担当者

訪問査定にかかる時間の内訳

訪問査定は、主に以下の4つのステップで行われます。

1.不動産会社へ査定の申し込み
2.【即日~2日程度】現地調査の日程調整
3.【30分~1時間程度】訪問査定の実施
4.【早ければ2~3日】査定額の報告

それぞれのステップについて詳しく見ていきます。

1.不動産会社へ査定の申し込み

訪問査定は電話やホームページから申し込むことができます。不動産売却を希望している方は、早めに不動産会社に連絡のうえ、訪問査定の日程を調整するのがおすすめです。

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2.【即日~2日程度】現地調査の日程調整

訪問査定の申し込み後は、不動産会社の担当者とスケジュールを調整し、物件の訪問日を決めます。申し込んでから連絡が来るまでの日数は、一般的に即日~2日程度を想定しておきましょう。その理由は、査定を申し込んだ際に不動産会社の営業が終了していたり、定休日だったりすると、連絡が来るまでに時間がかかる場合があるためです。

訪問査定の予定をカレンダーに記入する人

3.【30分~1時間程度】訪問査定の実施

日程調整で決まった日に、不動産会社の担当者が直接物件に訪問して査定を行います。査定では主に室内や設備の状態、日当たり、建物の外装、周辺環境などを30分から1時間ほどかけて確認します。訪問査定のためだけに念入りに家を掃除する必要はありませんが、担当者が家の状態をすぐ確認できる程度の手入れをしておけば、査定をスムーズに行えるでしょう。

なお、訪問査定は、不動産会社の担当者と直接会話ができるよい機会です。査定の際には、親身に対応してくれるか、質問に対して分かりやすく誠実に答えてくれるかなど、担当者の対応をチェックしておきましょう。その後、仲介を依頼する会社選びの参考になります。

4.【早ければ2~3日】査定額の報告

査定が終わると、不動産会社から早ければ2~3日、遅くとも1週間程度で査定結果が提示されるのが一般的です。査定額は、売り出し価格を決める際の参考にもなるため、査定額が相場より離れ過ぎていないか確認しましょう。もし、不動産会社から提示された査定額が相場価格より極端に高い、もしくは低いなどの場合は、担当者に査定額の根拠を聞いてみましょう。

上記の4つの段階を経て、不動産会社へ仲介を依頼する媒介契約を結ぶと、本格的な売却活動が始まります。

査定額を提示している男性

訪問査定の時間を短縮する方法

訪問査定にかかる時間を短縮するためには、事前準備が大切です。たとえば以下のようなことを行うことで、訪問査定の調査にかかる時間が短縮できる可能性があります。

・査定に役立つ書類をまとめておく
・物件の情報を詳しく伝える

訪問査定を行うために必ず用意しておかなければならない書類はありません。ですが、登記済証(権利証)または登記識別情報や、土地や一戸建てを売却する場合は土地の境界確認書、測量図など、不動産会社の担当者が細かく調査する際に役立つ書類をそろえておくとよいでしょう。書類があれば正確な情報をもとに査定してもらえるので安心です。また、不動産売却にはさまざまな書類が必要なため、査定の段階で事前に準備しておけば、その場で担当者に質問ができ、不備・不足の確認もできるため、売却に移るうえでの時間の短縮にもなるでしょう。

さらに、不動産会社の担当者に物件の詳細や周辺の環境について詳しく伝えておくのも大切です。リフォームの履歴や改修工事の詳細について伝えることによって、担当者は物件の確認すべき部分を事前に把握でき、スムーズに査定が行えます。

●不動産売却に必要な書類について詳しくはこちら

不動産売却に必要な書類

訪問査定で時間がかかるケースとは?

訪問査定では、現地調査に30分から1時間ほどを要します。査定結果が出るまでは、早ければ2~3日、遅い場合は1週間程度かかりますが、まれにそれ以上かかることがあります。通常より長くかかってしまう主なケースとしては、査定前に伝えた物件の情報と、実際に訪問して確認した状態が異なることが考えられます。たとえば、家のコンディションがよくなく追加調査が必要な場合や、周りの騒音が激しく、実際にどの時間帯で騒音が発生するのか改めて調査が必要な場合などが挙げられるでしょう。

そのため、訪問調査に余計な時間をかけないようにするためには、不動産会社の担当者に物件の情報を正しく伝えておくことが大切です。

訪問査定を依頼する不動産会社を選ぶポイント

訪問査定は、どのような不動産会社に頼むとよいのでしょうか?売却を成功させるための不動産会社選びのポイントとして下記の2つが挙げられます。

・実績のある不動産会社か
・地域の情報に詳しいか

不動産会社を選ぶ際の重要なポイントは、実績が豊富な不動産会社であるかどうかです。家の売却実績が多数あり、さまざまなデータを保有する不動産会社に依頼することで、より精度の高い査定を行ってもらえる可能性が高くなります。さらに、地域の情報に精通している不動産会社ならば、周辺物件の売り出し状況やエリアの特性を踏まえた、より精度の高い査定をしてくれるでしょう。

信頼できる不動産会社の担当者

訪問査定を依頼するなら三井のリハウスへ

ここまで訪問査定にかかる時間や一般的な流れ、時間を短縮する方法、不動産会社を見極めるポイントなどを解説してきました。訪問査定は簡易査定より時間がかかりますが、その分精度の高い査定結果が得られるため、不動産売却を本格的に検討している方は訪問査定を受けるのがおすすめです。

さらに、訪問査定は不動産会社の担当者と対面で接する機会があるため、信頼できる不動産会社かどうかを見極める判断材料にもなります。たとえば、担当者は不動産売却の知識が豊富か、質問や問い合わせに親身になって対応してくれるか、査定額の根拠を尋ねたとき納得のいく説明を提示してくれるかなどを判断基準に、信頼できる不動産会社を選びましょう。

三井のリハウスでは、100万件以上の取引実績に基づく豊富な知識と経験を持つ担当者が、査定から売却まで丁寧にサポートします。不動産売却の意思が固まっている方はもちろん、不動産売却に踏み切るべきかどうかお悩みの方も、ぜひ一度、三井のリハウスにお気軽にご相談ください。

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監修者:三上隆太郎

株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。
個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し、中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/