
不動産仲介とは?仲介業者の選び方4選と依頼するメリットを解説
不動産仲介業者とは、不動産の売買や賃貸のサポートをしてくれる会社のことです。信頼できる会社を選ぶポイントには、実績や担当者の対応、人柄などが挙げられます。不動産の取引で失敗しないためにも、会社の選び方をしっかり押さえておきましょう。
不動産仲介業者の役割
不動産仲介業者は、不動産仲介のプロとして売買や賃貸といった不動産取引のサポートを行います。また不動産仲介とは、売主と買主または貸主と借主の間に立って、売買や賃貸の契約を成立させる業務のことを指します。
仲介業者は手続きや契約をサポートするだけでなく、買い手や借り手を探したり、必要書類を整えたりと、個人で行うのが大変な作業も担ってくれるため、不動産取引において頼れる存在です。
今回の記事では、特に不動産を売買したいと考えている方に向けて、仲介を依頼するメリットと仲介業者の選び方について解説していきます。
不動産仲介にかかる仲介手数料
不動産仲介業者に仲介を依頼し、一戸建てやマンションといった不動産の売買契約が成立した際、報酬として仲介手数料が発生します。なお、仲介手数料の上限は法律で定められており、成約価格が400万円超の場合は「成約価格×3%+6万円+消費税」で仲介手数料の算出が可能です。
仲介手数料について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
●仲介手数料について詳しい記事はこちら
不動産仲介業者に売却の仲介を依頼するメリット
所有している不動産を売る際に、不動産仲介業者に仲介を依頼するメリットは、主に以下の3つです。
・安全に取引できる
・買い手を探しやすい
・物件情報を広く宣伝できる
個人で行うと手間や時間がかかり大変な不動産売買も、仲介業者に依頼することでスムーズに取引できます。以下でメリットを1つずつ見ていきましょう。
安全に取引できる
不動産仲介業者に取引の仲介を依頼する大きなメリットとして、スムーズかつ安全な取引が行えることが挙げられます。不動産取引は、大きなお金が動くうえに複雑な手続きや必要な専門知識が多いため、個人で取引するとミスが起きたり、当事者同士でトラブルが起きたりする恐れがあります。
しかし、不動産仲介業者に依頼すれば、個人での対応が難しい書類作成や重要事項説明などを安心して任せられます。結果的に、売主も買主も体力的・心理的な負担が抑えられるでしょう。
買い手を探しやすい
不動産を売却したい売主にとっては、不動産仲介業者に仲介を依頼すると、買い手が見つかりやすいというメリットがあります。仲介業者は、さまざまな取引実績から得たノウハウをもとに販売活動をしてくれます。売主個人で買い手を探すのと比べて、より多くの買い手と接点が持てるでしょう。
物件情報を広く宣伝できる
不動産仲介業者に不動産売却の仲介を依頼すると、物件を広く宣伝してもらえるというメリットがあります。特に大手であれば、多様な媒体を活用した効果的な広告宣伝が可能です。また、不動産仲介業者は、不動産会社のみがアクセスできる不動産情報ネットワーク「レインズ」に物件情報を登録することもできます。
レインズでは不動産情報がリアルタイムで公開されるので、個人で買い手を探すよりも早期成約につながりやすいといえるでしょう。というのも、レインズに登録された物件情報は全国のレインズ登録会員である不動産会社がチェックでき、多くの購入希望者へ物件情報を届けることができるからです。
不動産仲介業者の選び方4選
不動産売却において、信頼できる不動産仲介業者を選ぶためには、主に以下の4つを判断基準として意識するとよいでしょう。
・担当者の対応や人柄はよいか
・住んでいる地域に強いか
・サービスが充実しているか
・実績が豊富か
以下で詳しく説明していきます。
担当者の対応や人柄はよいか
仲介を通じて不動産の売買を行う際、担当者の対応力や人柄は非常に重要です。たとえば、「査定額に関する説明は分かりやすいか」といった点を重点的にチェックしましょう。
悔いのない不動産取引をするためには、担当者とのコミュニケーションが大切です。こまめに連絡を取り、パートナーとして信頼できる相手かどうかを見極めつつ、気兼ねなく相談できる関係を築きましょう。
住んでいる地域に強いか
不動産仲介業者は、住んでいる土地・地域に合わせて選ぶのもおすすめです。不動産仲介業者と一口にいっても、全国規模の大手仲介業者や地域に特化した仲介業者など、特徴はさまざまあります。大手であれば強い宣伝力で買い手を探してもらえますし、地域に強い仲介業者であればその地域のニーズや細かな情報を踏まえ、適切な販売戦略で物件を売り出したり、紹介したりしてくれるでしょう。
なお、三井のリハウスでは、豊富な情報と強固なネットワーク、長年培ってきた宣伝力で、最適な物件の売買ができます。全国に店舗を持つ地域密着型のサポートで、お客さまのご希望に合わせた不動産取引が可能です。信頼できる不動産仲介業者をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
●大手・地元どちらの不動産仲介業者に依頼すべきかについて詳しい記事はこちら
●不動産を売りたい人はこちら
●不動産を買いたい人はこちら
サービスが充実しているか
不動産仲介業者それぞれのサービス内容を比較検討するのも、納得のいく不動産取引を実現するために有効な方法です。具体的なサービスとしては、宣伝、提供している査定サービス、契約成立後のフォローアップなどさまざまな種類があるため、事前にホームページで調べたり担当者に尋ねたりして、自分が望むサポートをしてくれそうな不動産仲介業者をピックアップしましょう。
三井のリハウスのサービス「360°サポート」では、建物の調査や設備修理、トラブル対応に至るまで、売主さま、買主さまの不動産取引を全面的にご支援しています。不動産売買で不安をお持ちの方は、ぜひ一度ご活用ください。
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実績が豊富か
不動産取引をスムーズに進めるには、不動産仲介業者の実績をチェックすることも大切です。取引実績の豊富な仲介業者であれば、蓄積した経験・知見から精度の高い査定額を提示し、一人ひとりに寄り添った取引・サービスを提案してくれるでしょう。
たとえば、不動産仲介業者を選ぶとき、査定額の高さで決めてしまいたくなるかもしれません。ですが、いくら高い査定額が提示されたとしても、必ずしもその価格で成約できるとは限りません。相場よりも高過ぎる査定額をもとに売り出し価格を設定してしまって、なかなか売れずに最終的に価格を下げなければならないということも起こり得ます。
査定額の高さだけで判断せず、上記で挙げたように親身に相談に乗ってくれるか、強い宣伝力があるか、経験をもとに適切なサービスを提供してくれるかといった観点も含めて総合的に分析したうえで、信頼できる不動産仲介業者を見極めることがポイントです。
不動産の売買は仲介業者に依頼しよう!
不動産仲介業者について、その役割や依頼するメリット、選び方をご紹介してきました。不動産仲介業者を通して不動産売買を行うことで、トラブルの心配も少なく、より希望に沿った取引を行える可能性が高まります。大きなお金が動く不動産売買で後悔しないためにも、安心して取引を任せられる不動産仲介業者を選びましょう。
三井のリハウスでは、豊富な取引実績から蓄積した経験・知見をもとに、お客さまのご要望に合ったサービスを提供しています。まずはご所有の不動産がいくらで売れるのか、査定から始めてみませんか?不動産仲介業者へ依頼をご検討されている方は、ぜひ一度三井のリハウスにご相談ください。
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監修者:三上隆太郎
株式会社MKM 代表取締役
大手ハウスメーカーにて注文住宅の受注営業、家業の建設会社では職人として従事。
個人向け不動産コンサルティング会社のコンサルタントやインスペクターを経験し、中古+リノベーションのフランチャイズ展開、資格の予備校にて宅地建物取引業法専属講師など、不動産業界に幅広く従事。
https://mkm-escrow.com/