新居でやること23選!入居前にやっておきたい準備も紹介

新居に引越す前には、汚れを事前に防止することや、害虫が生じないように準備しておくことが大切です。その後の毎日の掃除が楽になり、快適な暮らしを送りやすくなるでしょう。この記事では、入居準備としてやるべきことをチェックリストにまとめて詳しくご紹介します。

目次
  1. 【一覧表】新居でやることチェックリスト
  2. 入居前の準備に用意しておくと役立つグッズリスト
  3. 入居準備を行うメリット
  4. 【新居でやることリスト】壁・床
  5. 【新居でやることリスト】水回り
  6. 【新居でやることリスト】害虫対策
  7. 【新居でやることリスト】防犯対策
  8. 【新居でやることリスト】そのほか
  9. 新居への入居前には万全の準備を!
2025.06.20

【一覧表】新居でやることチェックリスト

引越しするにあたっては、荷造りや旧居の片付け作業だけでなく、新居での入居準備も大切です。たくさんあるので手間はかかりますが、引越し後の掃除が楽になったり、暮らしの悩みを軽減できたりするので、ぜひ行っておきましょう。以下は、入居前にやるべきことのチェックリストです。

新居への引越し

壁・床


水回り【キッチン】





水回り【お風呂】




水回り【洗面台】



水回り【トイレ】



害虫対策



防犯対策


そのほか

引越しに必要な手続きについては、以下の記事をご参照ください。

●引越しの準備についてはこちら

●引越し時に必要な手続きについてはこちら

入居前の準備に用意しておくと役立つグッズリスト

入居前の準備に役立つグッズを、以下の一覧表でご紹介します。必要に応じて、入居前までにそろえておきましょう。

品目特徴
保護シート・大型家電や家具による傷から床を保護できる
・食器棚や衣類棚、靴棚に敷けば、傷対策のほか滑り止めにも効果がある
防カビ剤・キッチンのシンクやお風呂のカビを予防できる
フィルター・カバー・換気扇やレンジフードの汚れを防ぐ
・コンロの排気口の汚れを防ぐ
・コンロの隙間にごみが入り込むのを防ぐ
マスキングテープ・コーキング部分に貼ることで汚れを防止できる
・テープが汚れたら交換するだけで手入れが済む
・水気や油がたまりやすい箇所は、防水・防カビ・耐油素材のテープを使用するとよい
コーティング剤・浴槽や洗面台、トイレの汚れが落ちやすくなる
ワイパー・窓や床を掃除するとき、早くきれいに仕上がる
シール剥がし剤・家電や家具などのシールをきれいに剥がせる

入居準備を行うメリット

入居準備として行うべき対策はたくさんありますが、行っておくと毎日の生活が快適になるはずです。以下で、メリットを見ていきます。

新居での掃除

掃除の手間を軽減できる

入居準備の際に、カビや汚れ防止の処理をしておくことで、その後の掃除が楽になります。カビや汚れが発生しにくくなるので、実際に生活が始まってからも簡単な掃除で汚れを落とせるでしょう。

家電や家具による傷を防げる

引越し当日までに保護シートを用意しておけば、家電・家具で新居の床や壁を傷付けるリスクを減らせます。家電や家具の設置場所だけでなく、廊下にも養生シートを敷いておくとより効果的です。

効果的な害虫対策ができる

入居前の何もない状態では特に、燻煙タイプの殺虫剤を使用しやすいです。人やペット、家具などへの影響を気にせず、強力な薬品で害虫を駆除できるでしょう。ただし、使用する際は煙を吸入しないように注意しましょう。種類によっては、火災報知器の直下では使用できない場合や、警報器をカバーで覆わなければいけない場合もあるため、使用前には説明書と注意事項をよく確認してください。

【新居でやることリスト】壁・床

壁や床は、家具や荷物がない入居前に掃除するのがおすすめです。中古物件、新築物件にかかわらず、砂やほこりが落ちている場合があります。家電や家具を運び入れてからでは、移動の手間がかかるため、入居準備の一環として済ませるとよいでしょう。

また、大型家電・家具用の保護シートも先に敷いておきましょう。後から敷くのは難しいので、家電や家具の位置をしっかり決めておくことが大切です。引越し業者には、あらかじめ準備しておいた保護シートの上に配置してもらうよう依頼すると、床に傷が付きにくくなります。

フローリングワイパーでの掃除

【新居でやることリスト】水回り

入居準備としてやることが最も多いのは水回りです。場所ごとに解説していきます。

キッチン

キッチンは家の中でも汚れやすい場所の1つです。汚れやすいからこそ、掃除の手間が省けるような工夫をする必要があります。

まず、シンクには水垢やカビを防止するコーティングを施しましょう。水垢やカビは日常使いだけでも発生し得るためです。

次に、換気扇やレンジフードにはフィルターを設置します。油汚れは掃除が厄介で、放置すると簡単には落とせないため、使用前に設置することが大切です。ガスコンロの排気口やふちの隙間も、汚れ防止のカバーを取り付けておくと安心でしょう。油はねが気になる壁周りのコーキングも、貼って剥がせる防水・耐油性のマスキングテープを貼ると掃除が楽になります。IHコンロの場合は、不燃性素材のマットを設置すると、鍋やフライパンによる傷を防げるでしょう。

お風呂

お風呂にもカビや汚れ防止の処置をしておくと、掃除がしやすくなります。浴槽にコーティングを施すことで汚れが落ちやすくなり、長期間きれいな状態を保てるでしょう。

カビ対策としては、燻煙タイプの防カビ剤を使用すれば、天井や隅などお風呂全体に薬剤を散布できます。鏡にはくもり止めを施すと、ウロコ汚れや水垢も一緒に防げるでしょう。

また、ドアのレールやサッシの溝を防水・防カビ効果があるマスキングテープで保護するのもおすすめです。その後は、テープの貼り替えのみで、きれいなお風呂場を維持できます。ただし、防カビ仕様でないと、水気を吸って逆にカビが生えやすくなるため、注意が必要です。

入居前のお風呂掃除

洗面台

洗面台もお風呂と同様に、カビや汚れ防止のコーティング、鏡のくもり止めを施しておきましょう。しつこい汚れが付きにくく、掃除が楽になります。洗面台と壁の間のコーキングは、水気でカビが発生しやすいため、防水・防カビのマスキングテープを貼るのがおすすめです。

また、洗濯機は洗濯機パンの上に設置することが通常です。物件によっては、ドラム式の洗濯機が置けないこともありますので、事前にサイズをチェックしておきましょう。

トイレ

トイレにも、カビや汚れ防止のコーティングは欠かせません。入居前に行っておけば、毎日の掃除の手間は格段に省けるでしょう。また、便器と床の隙間は、専用のテープやコーキング剤でふさいでおくと汚れが入りにくくなります。換気扇のフィルター設置も忘れずに行いましょう。

【新居でやることリスト】害虫対策

害虫対策は、入居前であれば効果的に行えます。人やペット、家具などへの影響を気にせずに燻煙タイプの薬品を使用できるため、高い殺虫効果を得られる可能性があるからです。ただし、使用中に火災報知器が反応する場合があるため、事前にカバーやビニールなどで覆っておきましょう

また、エアコンの配管に防虫キャップを付けることや24時間換気口にフィルターを設置しておくことで、害虫の侵入を防げます。配管内に巣を作られてしまうと駆除に手間がかかるため、入居前に済ませておくと安心です。

【新居でやることリスト】防犯対策

防犯対策として、カーテンは入居前から取り付けておきましょう。カーテンがないと外部から室内が丸見えになってしまいます。

また、売主から引渡された鍵が正常に使用できる場合でも、鍵の交換をしておくと防犯性が高まります。基本的に引渡しの際にすべての鍵が買主へ渡されているはずですが、手違いなどで売主がスペアキーを保持している可能性があっても買主側は確認することができません。防犯対策として、鍵は交換しておいたほうが安心です。ただし、マンションの場合には部屋の鍵とエントランスなどの共用部分のオートロックキーが兼用だと管理組合の許諾が必要な場合もあるため注意しましょう。

鍵を交換する業者の担当者

【新居でやることリスト】そのほか

上記の入居準備のほか、近隣住民へのあいさつの準備もしておきましょう。あいさつ回りをすることで、近隣にどのような人が住んでいるかが分かります。引越し前にあいさつ品を購入しておけば、忙しい引越し当日でもすぐ渡しに行けてスムーズです。ただし、単身者の場合は一人暮らしであることを知られないよう、あえて近隣へのあいさつを行わないケースもあります。状況に応じて、適宜判断しましょう。

新居への入居前には万全の準備を!

この記事では、新居への入居準備をやることリストにまとめてご紹介しました。部屋の掃除に加え、水回りのカビや汚れ予防、害虫対策などをしておくことで、よい生活環境を保ちやすくなります。新居での快適な生活のために、本記事のチェックリストをご活用ください。

また、今の住まいを売却して新たな家への住み替えを検討している場合は、まず旧居の売却について考えることが重要です。家を高く売ることができれば、その分、新居の入居資金に充てられるでしょう。

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不動産鑑定士 竹内英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士をはじめとしたさまざまな資格を保有。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングなども行なっている。
https://grow-profit.net/